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DAIKANYAMA Book Track -代官山ブックトラック-

DAIKANYAMA Book Track -代官山ブックトラック-

By 代官山 蔦屋書店

代官山 蔦屋書店の人文フロアの吉見・宮台・岡田がお送りする
ポッドキャスト「代官山ブックトラック」がはじまります。
私たちは、日々ブックトラックの前で、一冊一冊をそれぞれの棚に入れる前に、この本入荷したんだ
、売れそう!とか、その本面白そうな本だね、なんて話しながら作業をしています。
そんな書店員同士のおしゃべりを、元人文・ビジネス書担当の吉見、人文書担当の宮台、ビジネス書担当の岡田でお届けします。

毎週水曜日20:00 最新エピソード配信中です。

感想などは、こちらへ forms.gle/PWMB7Mfkz9kTwW7y7
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Currently playing episode

#08 - "好き!"からはじまるみんなで読みたいクリエイティブ入門 - 原野 守弘 著 『ビジネスパーソンのためのクリエイティブ入門』(クロスメディア・パブリッシング)

DAIKANYAMA Book Track -代官山ブックトラック-Mar 24, 2021

00:00
22:57
#118 今、宮沢賢治をどう読むか? 『アンソロジスト Vol.5』「【特集】いつ読んでも新しい これからの宮沢賢治」(田畑書店)

#118 今、宮沢賢治をどう読むか? 『アンソロジスト Vol.5』「【特集】いつ読んでも新しい これからの宮沢賢治」(田畑書店)

今年没後90周年を迎える宮沢賢治。文芸誌『アンソロジスト』の今回の特集では、三名の選者が賢治作品の読み方とおすすめの作品5選をご案内しています。
May 24, 202333:13
#117-今話題のこの本!西加奈子『くもをさがす』(河出書房新社)

#117-今話題のこの本!西加奈子『くもをさがす』(河出書房新社)

カナダで乳がんになった体験を書いた今話題の本。日常をとらえる視線の変化をたどりながら生きることについて書かれた一冊です。
May 17, 202325:01
#116 みんなに持っていてほしい。 大﨑洋『居場所』(サンマーク出版)

#116 みんなに持っていてほしい。 大﨑洋『居場所』(サンマーク出版)

よしもとの会長が、ダメダメと言われながら、会社から大切にされなかろうが、潰れないでいられた理由はいろんな居場所を持っていたからだった。
May 10, 202315:30
#115 学校の勉強はなぜ面白くないのか? 孫泰蔵 著、あけたらしろめ 挿絵『冒険の書』(日経BP)

#115 学校の勉強はなぜ面白くないのか? 孫泰蔵 著、あけたらしろめ 挿絵『冒険の書』(日経BP)

AIが急速に発展する時代、どんな学び方で生きるのか? 連続起業家の孫さんと一緒に「学び」をめぐる冒険に出られる一冊です。
May 03, 202333:59
#114-アーレントの生涯をマンガでたどる!ケン・クリムスティーン著、百木漠訳『ハンナ・アーレント、三つの逃亡』(みすず書房)

#114-アーレントの生涯をマンガでたどる!ケン・クリムスティーン著、百木漠訳『ハンナ・アーレント、三つの逃亡』(みすず書房)

夢中になって読みました!アーレントの生涯をたどった本書。アーレント入門にもぴったり。詳しい人も楽しめる魅力溢れる一冊です。
Apr 26, 202325:34
#113-自分はココロなのか?カラダなのか?シリーズあいだで考える 頭木弘樹『自分疲れ』(創元社)

#113-自分はココロなのか?カラダなのか?シリーズあいだで考える 頭木弘樹『自分疲れ』(創元社)

人文書の新シリーズが刊行されました!自分にしっくりこないとか、具合悪くて気持ちも落ち込むとか、ココロやカラダのあれこれを思いおこし、視座が増える一冊です。
Apr 19, 202318:52
#112 問題解決の鍵は、〈矛盾した感情〉にあり。舘野泰一、 安斎勇樹『パラドックス思考』(ダイヤモンド社)

#112 問題解決の鍵は、〈矛盾した感情〉にあり。舘野泰一、 安斎勇樹『パラドックス思考』(ダイヤモンド社)

SNSでフォロワーを増やしたいが、炎上したくない。子どもの教育に時間を割きたいが自由時間もほしい。一見「無理ゲー」の悩みを解決する思考をインストールできる一冊。
Apr 12, 202334:16
#111-水道インフラ革命 加藤崇『水道を救え』(新潮新書)

#111-水道インフラ革命 加藤崇『水道を救え』(新潮新書)

電気、ガスと並ぶインフラといえば、水道。その水道がいま危機的な状況に!地中に埋まる管をいかに救っていくのか。テクノロジーだけではなく、現場にいる人の熱い想いも大切。(吉見)
Apr 05, 202318:29
#110-誰もがつい口にするあの言葉から、会話について考える。ニック・エンフィールド著、夏目大訳『会話の科学』(文藝春秋)

#110-誰もがつい口にするあの言葉から、会話について考える。ニック・エンフィールド著、夏目大訳『会話の科学』(文藝春秋)

そもそも会話とはどういうものか。会話に挟まれ、つい口にしてしまう「え?」などの言葉がどんな役割を担っているかを探るうちに人間の特性を考察する。
Mar 29, 202320:33
#109 息苦しい社会の「外側」に触れるために。青木真兵『手づくりのアジール』(晶文社)

#109 息苦しい社会の「外側」に触れるために。青木真兵『手づくりのアジール』(晶文社)

奈良県東吉野村に移住し、人文系私設図書館を運営する著者が日々の生活の中で見出しつつある「あたらしい人文知」とは?「ちょうどいい」生き方のヒントが詰まった一冊です。
Mar 22, 202329:17
#108 - 心に沁みる詩たち『吉野弘詩集』(岩波文庫)

#108 - 心に沁みる詩たち『吉野弘詩集』(岩波文庫)

仕事、夕焼け、奈々子に などたくさんの詩が収録されている詩集。吉野さんの優しい眼差しが好きです。(吉見)
Mar 15, 202318:35
#107-からだを見なおす。小川洋子『からだの美』(文藝春秋)

#107-からだを見なおす。小川洋子『からだの美』(文藝春秋)

先日足を怪我した吉見さんに、からだを見なおすことができる16篇の素敵なエッセイをご紹介しました。
Mar 08, 202316:47
#106 鉱物で「感情」を表現する。加藤碵一、青木正博『賢治と鉱物』(工作舎)

#106 鉱物で「感情」を表現する。加藤碵一、青木正博『賢治と鉱物』(工作舎)

「銀河鉄道の夜」で知られる作家・宮沢賢治は、鉱物を深く愛し、作品の中に何度も登場させました。美しい写真と丁寧な解説で、賢治の豊かな心象風景を味わえる一冊です。
Feb 22, 202325:40
#105 【告知】好きが集まるマーケットイベント「サブカル市」

#105 【告知】好きが集まるマーケットイベント「サブカル市」

2月25日、26日に代官山 蔦屋書店で行われるイベントの紹介です。(吉見)
Feb 15, 202324:23
#104-人生とは、愛とは、がここにある。吉原真里『親愛なるレニー』(アルテスパブリッシング)

#104-人生とは、愛とは、がここにある。吉原真里『親愛なるレニー』(アルテスパブリッシング)

誰かや何かと出会い、変わりながら生きるということと、愛について。とにかく読んでほしい一冊です。(宮台)
Feb 08, 202325:52
#103 暮らしの中に、自分の手を動かす喜びと自由を生み出すために。『新百姓 0号 問う』(ている舎)

#103 暮らしの中に、自分の手を動かす喜びと自由を生み出すために。『新百姓 0号 問う』(ている舎)

「新百姓」とは、農民に限らず、さまざまなノウハウに通暁し、作る喜びを大切にするヒトのこと。次の社会のステージを構想するヒントが詰まったマガジン。(岡田)
Feb 01, 202323:33
#102 リクエストと感想ありがとうございました!本の紹介もあるよ。『声でたのしむ美しい日本の詩』(岩波文庫)

#102 リクエストと感想ありがとうございました!本の紹介もあるよ。『声でたのしむ美しい日本の詩』(岩波文庫)

プレゼント企画へのたくさんのご応募ありがとうございました。とても励みになりました。これも利他ですね。(吉見)
Jan 25, 202332:10
#101-「能力」ってなんだろう?勅使川原真衣『「能力」の生きづらさをほぐす』(どく社)

#101-「能力」ってなんだろう?勅使川原真衣『「能力」の生きづらさをほぐす』(どく社)

誰とどこで何をするかによって評価が乱高下する「能力」の正体と、向き合い方について考える一冊です。
Jan 11, 202332:24
#100 100回達成記念!感謝を込めて吉見、宮台、岡田の3人がおすすめの本をプレゼントします!
Jan 04, 202331:56
#99 2022年のビジネス書を振り返る。

#99 2022年のビジネス書を振り返る。

今年のビジネス書の中からおすすめを三冊ご紹介しました。
トム・ニクソン 著、山田裕嗣・青野英明・嘉村賢州 訳『すべては1人から始まる』(英治出版)、吉備友理恵・近藤哲朗『パーパスモデル』(学芸出版社)、亀井聡彦・鈴木雄大・赤澤直樹『WEB3とDAO』(かんき出版)
Dec 28, 202219:52
#98 静かな人は、じつは野心家?! ジル・チャン『「静かな人」の戦略書』(ダイヤモンド社)

#98 静かな人は、じつは野心家?! ジル・チャン『「静かな人」の戦略書』(ダイヤモンド社)

内向的で悩んでしまう方。たくさんいると思います。そんなすべての人を勇気づけてくれる1冊(吉見)
Dec 21, 202212:16
#97-2022年の人文書を振り返る。

#97-2022年の人文書を振り返る。

今年も紹介しきれなかった印象的な本がたくさんありました。圧倒的に売れた『現代思想入門』をはじめとする学びへの関心の高まりのこと、『偽者論』など若手著者の活躍について、『君は君の人生の主役になれ』など生き方についての本などをご紹介しました。
Dec 14, 202225:59
#96 パンデミック以後の生活空間を問い直す。『近代体操 創刊号 特集 いま、なぜ空間は退屈か』

#96 パンデミック以後の生活空間を問い直す。『近代体操 創刊号 特集 いま、なぜ空間は退屈か』

20代後半のメンバーを中心に創刊された批評誌。買い物、移動、通販など、普段当たり前にしていることの見方が変わる一冊。(岡田)
Dec 07, 202230:34
#95 希望を感じる本の紹介。お知らせ+ナガノ『ちいかわ』(講談社)

#95 希望を感じる本の紹介。お知らせ+ナガノ『ちいかわ』(講談社)

100回も近くなってきて、そわそわしてきました。宮台さんからのお知らせと、みんな好きになるかもしれない『ちいかわ』の紹介です。(吉見)
Nov 30, 202219:24
#94-「幸せ」は自分次第?エドガー・カバナス、エヴァ・イルーズ、高里ひろ訳『ハッピークラシー』(みすず書房)

#94-「幸せ」は自分次第?エドガー・カバナス、エヴァ・イルーズ、高里ひろ訳『ハッピークラシー』(みすず書房)

「幸せ」を求め続けることが自己責任のように、生活のあらゆる場面に現れていることについて考えました。
Nov 23, 202219:21
#93 これからのビジネスの羅針盤。花井優太、鷲尾和彦『カルチュラル・コンピテンシー』(BOOTLEG)

#93 これからのビジネスの羅針盤。花井優太、鷲尾和彦『カルチュラル・コンピテンシー』(BOOTLEG)

現代の社会課題の解決に必要な力、「カルチュラル・コンピテンシー」。この言葉を手がかりに持続可能な経済のビジョンを描く一冊。(岡田)
Nov 16, 202228:12
#92 【告知回】「えほん博」へお越しください!

#92 【告知回】「えほん博」へお越しください!

11月12日、13日の2日間。代官山 蔦屋書店では「えほん博」を開催します。15名の絵本作家さんが集まるサイン会、古書店・お花屋さん・お菓子屋さんにキッチンカーもくるえほん 、トークイベントに朗読演奏会も。ぜひチェックしてみてください!
Nov 09, 202226:55
#91まずは小手先からやってみよう。東畑開人『聞く技術 聞いてもらう技術』(筑摩書房)

#91まずは小手先からやってみよう。東畑開人『聞く技術 聞いてもらう技術』(筑摩書房)

「ちゃんと聞いてる?」とか「ちょっと聞いて」とか、聞くって案外難しい。軽妙で楽しく読めて、でも奥深い。手元に置きたい一冊です。
Nov 02, 202225:43
#90 藤原辰史さんの「あたまの中」を聞く『歴史の屑拾い』(講談社)『植物考』(生きのびるブックス)

#90 藤原辰史さんの「あたまの中」を聞く『歴史の屑拾い』(講談社)『植物考』(生きのびるブックス)

二冊の本を同時期に刊行された藤原辰史さん。なぜジャンルにとらわれない著作が多いの?憧れの人は?などじっくり伺いました。(宮台)
Oct 26, 202237:54
#89 アジアから別の文明の形を考えるために。ユク・ホイ『中国における技術への問い』(ゲンロン)

#89 アジアから別の文明の形を考えるために。ユク・ホイ『中国における技術への問い』(ゲンロン)

欧州発のテクノロジーとは異なる、中国独自の世界観と結びついた独自の技術を構想する。香港出身の哲学者が立ち上げた壮大なプロジェクトの宣言文となる一冊。(岡田)
Oct 19, 202226:53
#88 自分は関係ない?正しいことをやったつもりが誰かを傷つけているかもしれないはなし 林木林:作 庄野ナホコ:絵『二番目の悪者』(小さい書房)

#88 自分は関係ない?正しいことをやったつもりが誰かを傷つけているかもしれないはなし 林木林:作 庄野ナホコ:絵『二番目の悪者』(小さい書房)

人から聞いた、SNSで見た、テレビで言っていた。それだけのことで噂を拡げるようなことしちゃいけない。自分の目で見て、聞いて、確認する。当たり前だけどすごく大事なことだって感じさせてくれる絵本です。(吉見)
Oct 12, 202217:02
#87-那須耕介さんに出会う。『つたなさの方へ』(ちいさいミシマ社)

#87-那須耕介さんに出会う。『つたなさの方へ』(ちいさいミシマ社)

ポッドキャストウィークエンド出店してきたよの報告と法哲学者の那須耕介さんによる日常のささやかで、大事な気づきについて書かれた一冊を紹介しました。(宮台)
Oct 05, 202221:52
#86 ポッドキャストウィークエンド直前企画会議

#86 ポッドキャストウィークエンド直前企画会議

「30年後の書店の未来」について話したカセットのこと、『ブックセラーの歴史』(原書房)の話、企画会議や本の選び方などあれこれおしゃべりしました。
Sep 28, 202221:16
#85 古書店って良いよね。など 片山令子「惑星」(港の人)

#85 古書店って良いよね。など 片山令子「惑星」(港の人)

古書店巡りをする機会があって、そこで出会った本の紹介です。podcast weekendというイベントにも出店するので、何持ってこうかな。って話しもしてます。そちらもよろしくお願いします!(吉見)
Sep 21, 202221:34
#84 「遊び」のある街を考えるためのヒント 吹田良平『グリーンネイバーフッド 増補改訂版』(トゥーヴァージンズ)

#84 「遊び」のある街を考えるためのヒント 吹田良平『グリーンネイバーフッド 増補改訂版』(トゥーヴァージンズ)

パンデミックを経て、改めて街のあり方が問われている今、米国ポートランドから学べることとは? 私たちの街の未来を考えるための羅針盤となる一冊。(岡田)

Sep 14, 202237:05
#83 金メダルをもたらした心理モデルのメソッドを日常に/スティーブ・ピーターズ『チンプ・パラドックス』(海の月社)

#83 金メダルをもたらした心理モデルのメソッドを日常に/スティーブ・ピーターズ『チンプ・パラドックス』(海の月社)

職場や家庭における困ったことやストレス、あるいは夢や目標の実現について、シンプルだけどとても役立つ一冊です。
Sep 07, 202222:03
#82 昭和を生きた文士と娘の記録 獅子文六『娘と私』(ちくま文庫)

#82 昭和を生きた文士と娘の記録 獅子文六『娘と私』(ちくま文庫)

戦前・戦後と激動の時代を生きた獅子文六の自伝小説。妻に先立たれ、娘を男1人で育てていく苦悩や、自身の仕事が思うようにできない辛さ。いっそのこと死んでしまった方がいいのではないか。朝の連続ドラマのような心に沁みる最高の物語です。(吉見)
Aug 31, 202221:40
#81 遥かな星々に想いを馳せる 野尻抱影『野尻抱影 星は周る』(平凡社)

#81 遥かな星々に想いを馳せる 野尻抱影『野尻抱影 星は周る』(平凡社)

「星の文人」と呼ばれた、天文民俗学者・野尻抱影のショートエッセイ集。科学と詩情を軽やかに行き来しながら、星空の楽しみ方を手ほどきしてくれる一冊です。(岡田)
Aug 24, 202224:43
#80 科学と文学の意外な関係 『季刊 アンソロジスト 2022年夏季号』特集「理系と文系の狭間に生まれる文学」〜ゲスト回

#80 科学と文学の意外な関係 『季刊 アンソロジスト 2022年夏季号』特集「理系と文系の狭間に生まれる文学」〜ゲスト回

特集を企画した書評家・渡辺祐真(スケザネ)さんをゲストに、科学と関わりが深い文学の楽しみ方についてお話を伺いました。(岡田)
Aug 22, 202247:57
#79-老いと共に生きること。村瀬孝生『シンクロと自由』(医学書院)鹿子裕文『へろへろ』(ちくま文庫)

#79-老いと共に生きること。村瀬孝生『シンクロと自由』(医学書院)鹿子裕文『へろへろ』(ちくま文庫)

「食べる、寝る、排泄する」だけでいい。今ここをありのままに生きる人と、よりそう仲間たちの間には、豊かな世界が広がっていました。(宮台)
Aug 17, 202232:15
#78-今、古語がきてる!『エモい古語辞典』(朝日出版社)はこうしてできた〜ゲスト会

#78-今、古語がきてる!『エモい古語辞典』(朝日出版社)はこうしてできた〜ゲスト会

当店で大ヒット中の本書。著者の堀越英美さん、編集の大槻美和さん、営業の橋本亮二さんをゲストに、できた経緯や読みどころ、ヒットの裏側を伺いました。(宮台)
Aug 15, 202241:01
#77 津野海太郎さんと本のことを考える 『読書と日本人』(岩波新書) 『編集の提案』(黒鳥社) 津野海太郎

#77 津野海太郎さんと本のことを考える 『読書と日本人』(岩波新書) 『編集の提案』(黒鳥社) 津野海太郎

編集者 津野海太郎さんの書いた本を読んで本はこれからどうなっていくのか話しました。(吉見)
Aug 10, 202226:33
#76 歴史の闇に秘められた「ロックスター」の物語を紐解く 古川日出男『平家物語 犬王の巻』(河出文庫)

#76 歴史の闇に秘められた「ロックスター」の物語を紐解く 古川日出男『平家物語 犬王の巻』(河出文庫)

大胆な演出でロックオペラとして映画化され話題の一冊。舞台は南北朝時代。呪いをまとって生まれた能楽師と、突然光を奪われた琵琶法師。二人の少年の出会いから始まる物語。歴史ミステリーとしても、アイデンティティをめぐるドラマとしても楽しめる一冊。(岡田)
Aug 03, 202226:44
#75-2 「鈴木敏夫とジブリ展」コラボ企画のおはなし 『読書道楽』鈴木さんとお話ししてきました。

#75-2 「鈴木敏夫とジブリ展」コラボ企画のおはなし 『読書道楽』鈴木さんとお話ししてきました。

スタジオジブリの鈴木敏夫さん、日本テレビの依田謙一さんとお話ししてきました。レヴィ=ストロースの『野生の思考』、池澤夏樹さん、そして宮崎駿さんとのお話も盛りだくさんの内容です!約30分の特別編集版で、なんと「ジブリ汗まみれ」でも別編集版が聴けるそうです!ぜひ、そちらもチェックしてみてください。(吉見)
Jul 27, 202232:25
#75-1 「鈴木敏夫とジブリ展」コラボ企画のおはなし

#75-1 「鈴木敏夫とジブリ展」コラボ企画のおはなし

「鈴木敏夫とジブリ展」と代官山 蔦屋書店でのコラボ企画のおはなしがあり、宮台さんと吉見は展示を見たり、鈴木さんの蔵書8,800冊!から、100冊厳選の選書をしました。この回は、ジブリ作品での想い出話しから、展示楽しいよ!のおすすめトークです。次回は、鈴木敏夫さんにお話しを伺う回。お楽しみに。(吉見)
Jul 20, 202217:21
#74これは現代の古典、奇跡の出会いを味わって欲しい。榎本空『それで君の声はどこにあるんだ?』(岩波書店)

#74これは現代の古典、奇跡の出会いを味わって欲しい。榎本空『それで君の声はどこにあるんだ?』(岩波書店)

本好きの知人に会うと必ずおすすめしています。何度読んでも素晴らしい、とっておきの一冊です。
Jul 13, 202223:34
#73 日々のごはんを大事に。楽しい食のはなし。 土井善晴『一汁一菜でよいという提案 』(新潮文庫)

#73 日々のごはんを大事に。楽しい食のはなし。 土井善晴『一汁一菜でよいという提案 』(新潮文庫)

お腹の調子が良くない。。そんなときにプレゼントしていただいた1冊です。誰かのために作るごはん。作ってもらうごはん。っていいですよね。(吉見)
Jul 06, 202221:17
#72 本当の意味で人生を楽しむために大切な「世界の読み解き方」とは? 浦久俊彦『リベラルアーツ 「遊び」を極めて賢者になる』(集英社インターナショナル)

#72 本当の意味で人生を楽しむために大切な「世界の読み解き方」とは? 浦久俊彦『リベラルアーツ 「遊び」を極めて賢者になる』(集英社インターナショナル)

特定の専門にとらわれない「教養」とも社会で活躍するための「武器」とも言われる「リベラルアーツ」。著者で文化芸術プロデューサーの浦久さんは、「人生を遊びつづけるためのわざ」だと語ります。誰かに勝つため、生き残るために学ぶ「教養」ではなく、他の人たちとともに人生を楽しむための「共養」を提案する一冊です。(岡田)

Jun 29, 202259:05
#71 「ここではない場所」がきっとある。希望を伝えるブレイディみかこ『両手にトカレフ』(ポプラ社)

#71 「ここではない場所」がきっとある。希望を伝えるブレイディみかこ『両手にトカレフ』(ポプラ社)

イギリス社会のリアルな実情を背景に「ここではない場所」を見つけていく14歳の少女の物語。日本だったら…と考えながら読みました。
Jun 22, 202219:38
#70 娯楽としてのエンタメ、資料としてのエンタメ 稲田豊史『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形 』(光文社新書)

#70 娯楽としてのエンタメ、資料としてのエンタメ 稲田豊史『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形 』(光文社新書)

宮台さんにこの本が好きそう。と紹介してもらいました。倍速で見るのが良いとか悪いとかの話しではなくて、現代のコンテンツ消費がどういうシーンにあるのか客観的に見るための良書。でも、ファスト映画は観るのも作るのも絶対ダメ!
Jun 15, 202229:02
#69 「生き方」を見つめ直すヒント。
三木清『人生論ノート 他二篇』(角川ソフィア文庫)

#69 「生き方」を見つめ直すヒント。 三木清『人生論ノート 他二篇』(角川ソフィア文庫)

誰もが哲学に触れられる社会を目指して活動した哲学者・三木清(1897-1945)。本書は、「幸福」「娯楽」「旅」など、人生のさまざまなトピックについて書いたエッセイ集です。共感を呼ぶ「あるある」と、鋭い思索のエッセンスが詰まっています。
Jun 08, 202234:04
#68 坂口恭平さんがやってきた!『よみぐすり』(東京書籍)ゲスト会

#68 坂口恭平さんがやってきた!『よみぐすり』(東京書籍)ゲスト会

坂口さんがTwitterで書きためた言葉を「水出しコーヒー」のように厳選してまとめられた本書のお話、幼い頃のこと、壮大な夢などたっぷりお話を伺いました。
Jun 01, 202243:10
#67-この本から始める。清水晶子『フェミニズムってなんですか?』(文春新書)

#67-この本から始める。清水晶子『フェミニズムってなんですか?』(文春新書)

フェミニズムの歴史や視点を学ぶことは、今の在り方ではない別の社会の在り方を考えるきっかけになります。おすすめの一冊です。
May 25, 202228:00
#66 日本を元気にする!マーケティングの真髄。森岡毅『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』(角川文庫)

#66 日本を元気にする!マーケティングの真髄。森岡毅『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』(角川文庫)

読むとUSJに行きたくなる!これも本を出版した理由にもなっていて全てが繋がっていく。USJをV字回復した著者は日々何を考えていたのか、負けられない戦いがはじまる。
May 18, 202226:20
#65 「広告」には、社会を変える力があるのか?牧野圭太『広告がなくなる日』(クロスメディア・パブリッシング)

#65 「広告」には、社会を変える力があるのか?牧野圭太『広告がなくなる日』(クロスメディア・パブリッシング)

広告業界で働きながら、「広告は本当に意味のある仕事なのか?」と自問自答してきた牧野圭太さんが描き出す「広告の未来」。誰もが日々触れている「広告」に対する新しい視点を得られる一冊です。
May 11, 202225:32
#64「食べものがたり」を聞いてみよう。湯澤規子『食べものがたりのすすめ 食から広がるワークショップ入門』(農文協)

#64「食べものがたり」を聞いてみよう。湯澤規子『食べものがたりのすすめ 食から広がるワークショップ入門』(農文協)

『7袋のポテトチップス』『ウンコはどこから来て、どこへ行くのか』など食に関する著書を出されている著者による食についてのものがたりから始まるワークショップについて書かれた本書を参考に「食べものがたり」を聞いてみました。地域差、世代差、その人らしさが浮かび上がって楽しい対話になりました。
May 04, 202227:49
#63 ゆるゆる漫画雑談

#63 ゆるゆる漫画雑談

ワンピース、ジョジョ、ヒロアカなどなど深いことはわかんないけど、漫画って面白いよね!って、話しをしました。
Apr 27, 202219:59
#62 経済成長が終わった社会でどう生きるか?見田宗介『現代社会はどこに向かうかーー高原の見晴らしを切り開くこと』(岩波新書)

#62 経済成長が終わった社会でどう生きるか?見田宗介『現代社会はどこに向かうかーー高原の見晴らしを切り開くこと』(岩波新書)

ひたすら上を目指すことに疲れてしまったときにおすすめの一冊。これからの社会の価値観を身につけて、人生を楽しむためのヒントが詰まっています。(岡田) インタビュー記事 https://andgreen.direct.suntory.co.jp/view/page/content13 Twitter https://twitter.com/_motoki_okada?t=-LpOAPyf9v4tWCwivmUNRw&s=09
Apr 20, 202235:27
#61-かろやかに、新しいことに挑戦してみよう。稲垣えみ子『老後とピアノ』(ポプラ社)

#61-かろやかに、新しいことに挑戦してみよう。稲垣えみ子『老後とピアノ』(ポプラ社)

新学期、新年度に自分も何かはじめてみようと思う方におすすめの一冊。自分で喜びや美しさを発見していく練習と挑戦は、生き方のレッスンなのでした。
Apr 13, 202219:02
代官山ブックトラック60回記念特別編! 

代官山ブックトラック60回記念特別編! 

リスナーの皆様のおかげで、1周年迎えることができました。最近はイベントに読んでいただいたり、色々な方面で広がりもできて楽しく続けることができました。今後もよろしくお願いいたします!
Apr 06, 202217:50
#59-SFって、少し不思議で楽しい! シオドア・スタージョン『時間のかかる彫刻』(東京創元社)/星新一『ボッコちゃん』(新潮文庫)

#59-SFって、少し不思議で楽しい! シオドア・スタージョン『時間のかかる彫刻』(東京創元社)/星新一『ボッコちゃん』(新潮文庫)

SFって難解なイメージだけど、読みやすくて楽しい小説だってたくさんあって、難しいのも読後の充実感が最高ですよね。コンシェルジュ見習いの藤田さんも登場して本の紹介してくれました。『時間のかかる彫刻』は、4月16日17日に代官山 蔦屋書店で開催の「SFカーニバル」で復刊が決定した本です!
Mar 30, 202217:24
#58-大人になるってどういうことなんだろう。東畑開人『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』(新潮社)

#58-大人になるってどういうことなんだろう。東畑開人『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』(新潮社)

たった一人小舟に乗って広くて真っ暗な夜の航海をする私たち。自分の「こころ」をどう扱ってこの社会で生きていくのか。そして大人になるとはー。本書に掲載されたいくつかの補助線について話しました。
Mar 23, 202233:04
#57- #ポッドキャストウィークエンド に出店しました。ブレイディみかこ『スープとあめだま』(岩崎書店)/junaida『街どろぼう』(福音館書店)

#57- #ポッドキャストウィークエンド に出店しました。ブレイディみかこ『スープとあめだま』(岩崎書店)/junaida『街どろぼう』(福音館書店)

2022年3月12日(土)下北沢@BONUS TRACKで開催された、podcast weekendに出店者として呼んでいただき、たくさんの方とお話ししました。そのご報告と、このイベントでご紹介した本について話しました。
Mar 16, 202223:37
#56-新しいことに挑戦する アビー・ワンバック『わたしはオオカミ』(海と月社)

#56-新しいことに挑戦する アビー・ワンバック『わたしはオオカミ』(海と月社)

最近代官山蔦屋書店ブッククラブという読書会を始めました。今回は、当日のイベント後にゲストのミュータントウェーブさんをお迎えしてお話しています。新しいことに挑戦する三人と本の話をするのは楽しかったです。
Mar 09, 202219:10
#55-こどもたちとの向き合い方、仕事を愛するということ 大村はま『新編 教えるということ』(ちくま学芸文庫)

#55-こどもたちとの向き合い方、仕事を愛するということ 大村はま『新編 教えるということ』(ちくま学芸文庫)

教師という、さもすれば甘い世界のなかで自身の至らなさを律しながらも、世界へ旅立って行くこどもたちと真剣に向き合った先生のことばたち。子育て本という枠に収まらない、仕事とは何かを考えさせてくれる名著。
Mar 02, 202220:03
#54-人生における時間は、誰もが同じ尺度で測れるのか?磯野真穂『他者と生きる』(集英社新書)

#54-人生における時間は、誰もが同じ尺度で測れるのか?磯野真穂『他者と生きる』(集英社新書)

他者と共に生きる存在である私たち。人とは何か、人間観と時間について語られた終章について一緒に考えました。どう生きるか、何度も読み直したい一冊です。
Feb 23, 202228:16
#53-ルールがあるから楽しい!伊藤毅「ルールの世界史』(日本経済新聞出版)

#53-ルールがあるから楽しい!伊藤毅「ルールの世界史』(日本経済新聞出版)

どんな遊びにもルールがあって、ルールを無視する人が現れた途端に白けてつまらなくなる。ビジネスも、スポーツも進化と共にルールも刷新され、たくさんの人が理解しやすく楽しめるものになった。ルールって堅苦しいかもしれないけど、すごく大事だって思いました。(吉見)
Feb 16, 202211:36
#52-問いを深める面白さ!森岡正博「人生相談を哲学する』(生きのびるブックス)

#52-問いを深める面白さ!森岡正博「人生相談を哲学する』(生きのびるブックス)

新しい出版社「生きのびるブックス」から発売の記念すべき1冊目は森岡正博さんの『人生相談を哲学する』。新聞紙上で一度回答済みの人生相談をもう一度考えなおし、自身の体験や哲学的な知識を交えて全力で答えなおした本書。人生相談好きも、哲学好きも楽しめる一冊です。
Feb 09, 202216:34
#51-人間の本能に働きかける仕事とは。 サイモン・シネック『WHYから始めよ!』(日本経済新聞出版)

#51-人間の本能に働きかける仕事とは。 サイモン・シネック『WHYから始めよ!』(日本経済新聞出版)

なぜ、働いているのか。建築に勤しむ石工2人。1人は壁を作っていると言い、もう1人は大聖堂を作っているという。前者も後者も視点が違うだけで、同じ仕事をしているのだけど、後者は楽しそうである。WHYとは、なにか。これを知ることで、人生が楽しくなるかもしれません。(吉見)
Feb 02, 202216:50
#50-人生と読書を考える。三砂慶明『千年の読書』(誠文堂新光社)

#50-人生と読書を考える。三砂慶明『千年の読書』(誠文堂新光社)

梅田 蔦屋書店のコンシェルジュ三砂さんが読書エッセイを刊行しました!本ができるまでのお話や読みどころをじっくり伺い、更に大人になるまでに読みたいおすすめの本もセレクトして頂きました。
Jan 26, 202247:38
#49-本屋は不要不急だったのか。物を売る、買うことを考える。國分功一郎『暇と退屈の倫理学』(新潮文庫)

#49-本屋は不要不急だったのか。物を売る、買うことを考える。國分功一郎『暇と退屈の倫理学』(新潮文庫)

コロナ禍を経て消費は大きく変化しました。私たち書店は、不要不急だったのでしょうか。その足元を見つめ直すヒントが本書にあります。名著は読むたびに発見がある!
Jan 19, 202219:04
#48 - 正常な心身が教えてくれる、本当に大事なコト。グレッグ・マキューン『エッセンシャル思考』(かんき出版)『エフォートレス思考』(かんき出版)

#48 - 正常な心身が教えてくれる、本当に大事なコト。グレッグ・マキューン『エッセンシャル思考』(かんき出版)『エフォートレス思考』(かんき出版)

忙しい。ミーティングに時間をとられ、頭の中がぐちゃぐちゃになって、やることはたくさんあるのに上手くやれない。あんなに忙しく働いたのに、気づいたら何の成果も残っていなかった。そんな思考パターンを捨てるきっかけになります!(吉見)
Jan 12, 202222:44
#47 学問のすすめ2 今、ここを生きるための学問『現代文解釈の基礎[新訂版]』『介助の仕事』ほか

#47 学問のすすめ2 今、ここを生きるための学問『現代文解釈の基礎[新訂版]』『介助の仕事』ほか

読むこと、書くこと、伝えることを改めて学び直す本や入門書、辞典などをセレクトしています。学問はみんなが良く生きるためにあるんじゃないかな、という思いを託して選びました。
Jan 05, 202221:21
#46 - 学問のすすめ『解きたくなる数学』『探究する精神 職業としての基礎科学』ほか

#46 - 学問のすすめ『解きたくなる数学』『探究する精神 職業としての基礎科学』ほか

"学び"の時間ってとって贅沢だなって、歳を重ねるごとに思います。自然科学のジャンルから、"学問のすすめ"をテーマに選書した本をご紹介します。(吉見)
Dec 29, 202129:15
#45-コロナ流行の始まった頃を振り返る『多様体 第4号:書物/後世』(月曜社)

#45-コロナ流行の始まった頃を振り返る『多様体 第4号:書物/後世』(月曜社)

本書に寄稿した2020年の「コロナ流行下の書店現場を振り返る」についてなど、あれこれ話しました。よかったらお店でご覧下さい。
Dec 22, 202115:39
#44- 身近な言葉を見つめなおす。古田徹也『いつもの言葉を哲学する』(朝日新聞出版)

#44- 身近な言葉を見つめなおす。古田徹也『いつもの言葉を哲学する』(朝日新聞出版)

ごく身近な言葉について深く考えて注意深く見つめる本書。「しっくりくる言葉」を見つけるためにぜひ読んで頂きたい一冊です。
Dec 15, 202121:29
#43 - 脳の強化書 レベルアップしたいあなたへ  アンデシュ・ハンセン『最強脳』(新潮社)

#43 - 脳の強化書 レベルアップしたいあなたへ  アンデシュ・ハンセン『最強脳』(新潮社)

ベストセラー『スマホ脳』の著者が処方する、脳に良いこと。集中力を高めたい!ゲームが上手くなりたい!その答えは、拍子抜けするほど明快でした。(吉見)
Dec 08, 202112:27
#42 - 代官山で蔦屋書店は、10周年を迎えることができました。 『言葉の森』へ

#42 - 代官山で蔦屋書店は、10周年を迎えることができました。 『言葉の森』へ

代官山 蔦屋書店は、12月5日に10周年を迎えることができました。お客様、お取引先の皆様、クリエイターの皆様に支えていただけたこと、本当に有難いことだなと感じています。本の紹介とは違う回ではございますが、宮台さんの話しを聞いて本って特別だなと思えて、なんだか良かったです。(吉見)
Dec 01, 202117:42
#41- 困ったら誰かが助けてくれる。朴沙羅『ヘルシンキ 生活の練習』(筑摩書房)

#41- 困ったら誰かが助けてくれる。朴沙羅『ヘルシンキ 生活の練習』(筑摩書房)

フィンランドのヘルシンキに移住した著者が人々との出会いを通して困ったら誰かや制度が助けてくれる経験を綴った本書。関西弁が楽しく、親子のやりとりが素敵で読みやすい語り口が魅力です。教育のこと、社会のことを考えるきっかけになる一冊です。
Nov 24, 202119:56
#40 - 詩を読む 茨木のりこ『おんなのことば』(童話屋)

#40 - 詩を読む 茨木のりこ『おんなのことば』(童話屋)

茨木のりこさんの詩に出会えて本当によかった。それは、いま出会えたから猛烈に感謝しているんだと思いました。詩との出会いも一期一会、良いかもと思ったら、ぜひ手にとっていただきたいです。 *朗読パートは全てカットしています。お手元に詩があれば、読みつつ聞いていただければ幸いです。(吉見)
Nov 17, 202117:31
#39 - 蔦屋書店コンシェルジュ文庫 - テーマ「今の自分を支える本」

#39 - 蔦屋書店コンシェルジュ文庫 - テーマ「今の自分を支える本」

蔦屋書店のコンシェルジュが、1つのテーマから選書する"コンシェルジュ文庫"の紹介です。お近くの蔦屋書店でもフェア開催中かもしれないので、ぜひご覧になってみてください。(吉見)
Nov 10, 202116:15
#38-話題のプロジェクトの裏側を聞く。執筆者のひとり篠田里香さんに聞く岸政彦『東京の生活史』(筑摩書房)

#38-話題のプロジェクトの裏側を聞く。執筆者のひとり篠田里香さんに聞く岸政彦『東京の生活史』(筑摩書房)

今話題の『東京の生活史』(筑摩書房)について、150人いる執筆者のひとりである編集者の篠田里香さんをゲストにお迎えしました。参加のきっかけ、研修時のお話、タイトルのこと、おすすめのポイントなどたっぷりお話頂きました。本書の魅力をぜひ味わって下さい。
Nov 03, 202149:51
#37-こぼれ落ちる世界の断片から哲学する。永井玲衣『水中の哲学者たち』(晶文社)

#37-こぼれ落ちる世界の断片から哲学する。永井玲衣『水中の哲学者たち』(晶文社)

世界のなじめなさ、わからなさを繊細で豊穣な感受性で哲学する素敵なエッセイ。哲学対話の魅力もたっぷり味わえるおすすめの一冊です。(宮台)
Oct 27, 202130:54
#36 - 選挙について話してみました。『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。』『2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義 』

#36 - 選挙について話してみました。『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。』『2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義 』

選挙や政治について話すのって案外楽しいです。スポーツや旅行なんかの日常の話題となにも変わらないなとも思いました。
宮台さんが紹介するのは、和田靜香さんの『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。』(左右社)
自身の境遇について、社会のせいにせず、漠然とした不安の中で過ごすのではなく、政治に政治家の小川淳也さんに真っ向からインタビューしていく。
吉見が紹介するのは、瀧本哲史さんの『2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義 』(星海社新書)
10代20代の若者がこれからの世界を変える可能性を秘めている。心が熱くなる講義です。
1票を誰に入れるのも入れないのも個人の自由だけど、学ぶことでその1票にどれほどの価値があるのか考えさせられました。
(吉見)
Oct 20, 202127:15
#35 - 意義化する経済から見える希望の世界 岩嵜博論/佐々木康裕『パーパス「意義化」する経済とその先』(NewsPicksパブリッシング )‎

#35 - 意義化する経済から見える希望の世界 岩嵜博論/佐々木康裕『パーパス「意義化」する経済とその先』(NewsPicksパブリッシング )‎

利潤を追求することが企業の存在意義。それだけではもはや企業は永続できない。新しい世代の価値観が世界を変えようとしていることを強く感じさせてくれます。政治、経済、環境、そして人についての様々な問題にどう向き合うか、パーパスとはなにか多角的な読み方をするために必読の1冊です。(吉見)
Oct 13, 202124:09
#34-動物と人間の関係を再考する。溝井裕一『動物園・その歴史と冒険』(中央公論新社)

#34-動物と人間の関係を再考する。溝井裕一『動物園・その歴史と冒険』(中央公論新社)

動物園の歴史から動物と人間の関係を考える本書。「未開人」の展示、恐竜探しなど驚きの事実が明らかになり、現在までの歴史や今後の展望について書かれたコンパクトな一冊。面白いです!(宮台)
Oct 06, 202126:39
#33 - 地球きらきらを1冊に - スミソニアン協会/監修 『地球博物学大図鑑』

#33 - 地球きらきらを1冊に - スミソニアン協会/監修 『地球博物学大図鑑』

地球にある自然を一冊にまとめた。そんな素敵な図鑑です。眺めているだけで大満足、プレゼントにも最高です。(吉見)
Sep 29, 202111:08
#32わからなさを抱えながら、今この瞬間を一緒に生きていく。川内有緒『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』(集英社インターナショナル)

#32わからなさを抱えながら、今この瞬間を一緒に生きていく。川内有緒『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』(集英社インターナショナル)

全盲の白鳥さんと美術館にいく旅路を綴った評判のこの本。読みどころが沢山ありますが、アートの楽しみ方を教えてくれること、障害を考えるきっかけに、他者と共にどう生きるかについて、という3つを紹介しました。「笑い合いながら、今この瞬間を共有する」ことの価値を明らかにしてくれたとても大切な一冊になりました。
Sep 22, 202124:55
#31 - 心のもやもやへの処方箋 Jam
『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。 』(サンクチュアリ出版)

#31 - 心のもやもやへの処方箋 Jam 『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。 』(サンクチュアリ出版)

職場や学校でちょっとしたひと言に傷ついたり。歩きスマホ、信号無視をしている人をみて、どうしようもないとわかっていながらも無性に腹が立ってしまったり。そんな心のもやもやを軽くしてくれる本です。 考え方の視点を変えることで、自分の心を優しく包んでくれます。(吉見)
Sep 15, 202117:12
代官山ブックトラック30回記念特別編! 

代官山ブックトラック30回記念特別編! 

ご視聴いただきありがとうございます。

みなさまのおかげで、なんとレギュラーの収録30回30冊の紹介を半年かけて行うことができました!

また、著者の前田高志さん『勝てるデザイン』、大西康之さん『起業の天才!』

編集者の藁谷さん、加藤晴之さんにもご出演いただき、本をつくる方たちのお話を聞けたこともとても嬉しかったです。


これまでの振り返りをしながら、ゆるゆる話しています。お付き合いいただければ幸いです。

これからも素敵な本をご紹介できれば良いなと思っております。

Sep 08, 202120:36
#30 - 人間性についての価値観を肯定的に塗り替える。 ルトガー・ブレグマン『Humankind 希望の歴史』上・下(文藝春秋)

#30 - 人間性についての価値観を肯定的に塗り替える。 ルトガー・ブレグマン『Humankind 希望の歴史』上・下(文藝春秋)

 著者はベーシックインカムについて書いた前著『隷属なき道』を出版した際、自分を含めて人々がなぜ否定的な人間観に囚われてしまうのかと考えます。人間の本質はかなり善良だという直感に基づき、持ち前の行動力で、丹念に調べ上げ、人類史、心理学、思想史、経済史などを辿り事実を明らかにしていきます。上下巻の大部とはいえ、各章ごとのエピソードに驚かされて、楽しみながらあっというまに読めるはず。「善き未来」をつくるため、多くの人に読んでもらいたい一冊です。(宮台)

Sep 01, 202130:47
#29-オールマイト的な権力の使い方が、世界を変えるかもしれない デボラ・グルーンフェルド『スタンフォードの権力のレッスン』(ダイヤモンド社)

#29-オールマイト的な権力の使い方が、世界を変えるかもしれない デボラ・グルーンフェルド『スタンフォードの権力のレッスン』(ダイヤモンド社)

"権力"について、「自分には関係ないし持ちたくもない。」そう考える人はけっこう多いだろうなと思います。だけど、はじめに会う権利者は親であり、学校、職場、家庭と自分ではそんな気はなくても、"あなた自身が誰かにとっての権力者"になっている。要約では全然たりない、1冊まるごと読んでほしい良書です。(吉見)
Aug 25, 202121:02
#28-言葉の筋トレからはじめよう 川添愛『ふだん使いの言語学』(新潮社)

#28-言葉の筋トレからはじめよう 川添愛『ふだん使いの言語学』(新潮社)

なんとなくかみ合わない、それはだれかのせいではなくて、もしかしたら「言葉」の問題なのかもしれません。
言葉の意味の多義性や文法などを豊富な例を通して学んでいくうちに、無意識で使っていた言葉の感覚がクリアになってくる本書。
「言葉の筋トレ本」を使って、言葉の基礎から、鍛え直してみませんか?(宮台)
Aug 18, 202120:48
#27 - おとなの地図旅行 林 雄司著『日本地図をなぞって楽しむ 地図なぞり』(ダイヤモンド社)

#27 - おとなの地図旅行 林 雄司著『日本地図をなぞって楽しむ 地図なぞり』(ダイヤモンド社)

この本を見て、小学校の時にこんな事やったなー。という懐かしい記憶を思い出しました。学習のための地図なぞりとは違った視点で、大人も楽しめる内容になっていて、親子でやっても楽しいと思いました。(吉見)
Aug 11, 202114:15
#26- 抱腹絶倒の言語学エッセイ 川添愛『言語学バーリ・トゥード』(東京大学出版会)

#26- 抱腹絶倒の言語学エッセイ 川添愛『言語学バーリ・トゥード』(東京大学出版会)

クスッと笑える言語学のエッセイ。にやけながら読んでいるうちに、なにげない言葉がくっきりと見えてくる。言語学ってなんだか面白そう!と魅力を教えてくれる一冊です。(宮台)
Aug 04, 202118:20
#25 - 自分ではない自分を知る。人体への冒険 アランナ・コリン著『あなたの体は9割が細菌 微生物の生態系が崩れはじめた』(河出文庫)

#25 - 自分ではない自分を知る。人体への冒険 アランナ・コリン著『あなたの体は9割が細菌 微生物の生態系が崩れはじめた』(河出文庫)

夏休みということもあり、なんとなく自然科学の読み物を紹介したいなと思っていました。まだ読み途中で、本の紹介としてはダメダメですが、面白く読みやすい本なので、ぜひご一読いただきたいなと思いました。(吉見)
Jul 28, 202116:47
#24-記憶と忘却、その不思議な世界をめぐる思索と冒険の旅 ヒルデ・オストビー、イルヴァ・オストビー著『海馬を求めて潜水を』(みすず書房)

#24-記憶と忘却、その不思議な世界をめぐる思索と冒険の旅 ヒルデ・オストビー、イルヴァ・オストビー著『海馬を求めて潜水を』(みすず書房)

幼少期の一番小さい頃の記憶っていつから?記憶について大事な役割をするという海馬は、なぜ記憶に関する器官と知られたのでしょうか?目に見えない記憶、そして忘却をめぐる文学的でもあるような魅力的なエピソードたっぷりの一冊です。ぜひお楽しみください。
Jul 21, 202121:26
#23-音楽が好きなら、経済学も最高に楽しくなる! アラン・B・クルーガー著『ROCKONOMICS 経済はロックに学べ!』(ダイヤモンド社)

#23-音楽が好きなら、経済学も最高に楽しくなる! アラン・B・クルーガー著『ROCKONOMICS 経済はロックに学べ!』(ダイヤモンド社)

ミュージャンだって、お金を稼いで、そのお金で暮らしているし、"音楽できればお金はいらない!"なんて人は嘘っぽい。職業としての音楽人は、変化の早い業界の中で適応し、練習も怠らず、そして運を掴む!ことで成功する。それと、創造性を両立していくことの難しさ、いろんな学びのある本でした。(吉見)
Jul 14, 202111:38
#22-エンパシーだけじゃだめなんだ。アナーキックエンパシーってなんだろう?ブレイディみかこ著『他者の靴を履く』(文藝春秋)

#22-エンパシーだけじゃだめなんだ。アナーキックエンパシーってなんだろう?ブレイディみかこ著『他者の靴を履く』(文藝春秋)

『ぼくイエ』で一躍広まった「エンパシー」という言葉について、その様々な意味や、良いばかりではない側面について教えてくれる本書。なぜアナーキーが入らなければいけないのかなどに触れながらエンパシーをめぐりあれこれと話しました。社会を諦めないブレイディさんの視線にまたしても感嘆です。(宮台)
Jul 07, 202130:06
7\7再アップロード 公開収録特別編 : 著者が語る『起業の天才! 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』(東洋経済新報社) 著者・大西康之さん、企画・編集 加藤晴之さん

7\7再アップロード 公開収録特別編 : 著者が語る『起業の天才! 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』(東洋経済新報社) 著者・大西康之さん、企画・編集 加藤晴之さん

特別編として、『起業の天才! 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』(東洋経済新報社)の著者・大西康之さんと、企画・編集を担当した加藤晴之さんにご出演いただけることになりました。

お二人には、執筆の中で見えてきた江副浩正の起業して成長していく時期の「凄味」や、取材の裏話など、お話しいただきました!著者の方にお話を聞くと本の輪郭がくっきりしてくるなとしみじみ思いました。めっちゃおもしろかったので、少し長いですが、ゆるゆる聴いていただければ幸いです。(吉見)
Jun 30, 202101:11:03
#21-空をもちあるく。内藤礼著『空を見てよかった』(新潮社)

#21-空をもちあるく。内藤礼著『空を見てよかった』(新潮社)

今回は、偶然出会った気になる一冊を紹介しました。
美術家による言葉で表現した作品集であり、詩のような、散文のような素敵な本。本書が何なのか、何に見えたのか。読みながら思い出したことなど気ままにあれこれおしゃべりしました。(宮台)
Jun 23, 202127:35
#20 - 健全な組織の在り方を考えさせてくれる名著 - 福田康隆 著『THE MODEL マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス』(翔泳社)

#20 - 健全な組織の在り方を考えさせてくれる名著 - 福田康隆 著『THE MODEL マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス』(翔泳社)

書いてあるフレームワークはとても魅力的だけど、本質はそこではなくて企業文化や顧客、そこで働く人のことを徹底的に知ることが何より大事だってことだと思いました。(吉見)
Jun 16, 202112:59
#19 - 最近なんとなく不調…ストレスをケアするワークブック - 伊藤絵美 著『セルフケアの道具箱』(晶文社)

#19 - 最近なんとなく不調…ストレスをケアするワークブック - 伊藤絵美 著『セルフケアの道具箱』(晶文社)

先が見えず、長引くコロナ禍。そろそろメンタル面での不調を感じてきた方も多いのではないでしょうか。そんな方にもおすすめの、カウンセラー歴30年の著者による今日から実行できる100のワーク。実際に気軽にできるワークに取り組んで、手を動かしながら話しました。みなさんの不調にもきっと効く1冊をぜひ!(宮台)

今回のお話し
〇最近、吉見さん疲れてない?ワークに取り組みながら、のんびりお話。

〇コーピングって何?聞きなれない言葉についての豆知識。

〇ちょっとした顔見知りや、まあまあ信頼できる人がいたら。

〇著者のやさしさと、実感がこもっているのが本書の素敵なところ!
Jun 09, 202121:49
#18 - 世界中で愛されるゲームの人 - 『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。』(ほぼ日)

#18 - 世界中で愛されるゲームの人 - 『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。』(ほぼ日)

ゲームが好きならきっと知ってる"岩田さん" 世界中のゲームファン、クリエイターから愛される人はとても稀有なことだと思いました。この本は、岩田さんの魅力を感じられるだけでなく、ピンチの時は岩田さんの言葉がきっと助けてくれます!(吉見)
Jun 02, 202120:58
#17 - 言葉と向き合うために - 荒井裕樹著『まとまらない言葉を生きる』(柏書房)

#17 - 言葉と向き合うために - 荒井裕樹著『まとまらない言葉を生きる』(柏書房)

言葉が壊れてきているーそんな時代にそっと差し出された言葉をめぐる18のエッセイ。
・刻まれたおでんの話
・励まし言葉、言葉に励まされたことってある?
・のび太と玉子さん、期待と希待。
など、本書を機に「言葉」についてあれこれ話しました。(宮台)
May 26, 202127:26
#16 - 科学への扉 - ポール・ナース著 『WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か』(ダイヤモンド社)

#16 - 科学への扉 - ポール・ナース著 『WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か』(ダイヤモンド社)

この本の最大の魅力は、著者のポール・ナースの人柄だと思いました。一般向けの科学書とはいえ、専門分野の知識がなければ読むのは大変だろうか。そんな心配は不要で、ポール・ナースができるだけ平易に、そして楽しく!生物学の世界を教えてくれます。ノーベル化学賞を授賞した吉野彰さんが「化学への興味の原点」として挙げた『ロウソクの科学』のように、科学書の名著として、これからのノーベル賞受賞者が「私の原点です」という日がくるような気がしました。(吉見)
May 19, 202118:13
#15-おもしろいけど難しい「利他」について考える。『「利他」とは何か』(集英社新書)

#15-おもしろいけど難しい「利他」について考える。『「利他」とは何か』(集英社新書)

#15-『「利他」とは何か』(集英社新書)編著:伊藤 亜紗編著、中島 岳志・若松 英輔・國分 功一郎・磯崎 憲一郎著
今回は他者とのかかわりあいにおいて注目を集めている「利他」の視点について。効果的利他主義へのもやもやのわけ、利他の危うさが本書をひもとけば納得できます。これは「利他」だったのかなあ、いや違うのかなあなどと、自分の経験などを交えて「利他」の難しさ、深さ、広がりについて二人であれこれお話しました。(宮台)
May 12, 202130:40
#14 - スマホがなんで脳に悪いの?知らないともっとこわいスマホのはなし -アンデシュ・ハンセン 著 『スマホ脳』(新潮新書)
May 05, 202121:09
#13-連休中に読みたい現代の名著!
吉川浩満『理不尽な進化 増補新版』(ちくま文庫)

#13-連休中に読みたい現代の名著! 吉川浩満『理不尽な進化 増補新版』(ちくま文庫)

6年前に発売され大反響だった1冊が増補新版文庫になって発売されました。生物の進化、とりわけ絶滅していったものたちの理不尽な進化に着目し、進化論や論争などの解説と共に、社会における「進化」という言葉について考察した本書。その過程を通して学問とは?人間とは?という大きな問いについて考えさせられる、まさに現代の名著です。読むことって楽しい!と大満足頂ける一冊。
ぜひ連休の読書にいかがでしょうか。(宮台)
Apr 28, 202124:21
#12 - ノンフィクション 起業家 江副浩正の正体 - 大西 康之 著 『起業の天才! 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』(東洋経済新報社)

#12 - ノンフィクション 起業家 江副浩正の正体 - 大西 康之 著 『起業の天才! 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』(東洋経済新報社)

戦後、日本株式会社の人流をつくったベンチャー企業リクルートの創業者 江副浩正。リクルート事件の印象が強烈ですが、その事件があってもリクルートは8兆円企業になりました。江副さんが居なくなっても受け継がれた、経営哲学・思想にこそ『起業の天才』と言われる理由があると感じました。超傑作です。(吉見)

Apr 21, 202120:47
#11 -楽しくて元気になるジェンダーの本が、発売!「つよさ」について考える。ケイトT.パーカー『わたしは無敵の女の子』(海と月社)

#11 -楽しくて元気になるジェンダーの本が、発売!「つよさ」について考える。ケイトT.パーカー『わたしは無敵の女の子』(海と月社)

今回は、お客さまからいただいた待望のリクエスト会。「女性についての本」のリクエストにお答えしました。 ジェンダーの本、たくさん読んでいるそうですが、「読むと世界観が変わる」だからこそ、それがこわかったりもする、というお話でした。そういう本を読むか迷ったり、こわく思ったりする気持ち、わかります! 私も本に書かれていることが的確すぎて、現実とのギャップに怒りたくなったりすること、よくあります。とはいえそういう本も読んで、変化につなげて行くのも大事だと思いますし、これからも読んでいきたいのですが、今夜は少し気分を変えて楽しくて笑えたり、胸を打たれたりする美しいフォト&メッセージ集をご紹介しました。 (宮台)
Apr 14, 202117:51
番外編#02:著者 前田高志さんに聞く『勝てるデザイン』の読みどころ

番外編#02:著者 前田高志さんに聞く『勝てるデザイン』の読みどころ

ゲストに『勝てるデザイン』の前田高志さんにお越しいただきました!任天堂で15年プロモーションに携わったのち、NASUの屋号でフリーランスとして独立し活躍されています。 今まであった、一流デザイナーの思想本ではなく、そこに至るまでの旅路が書かれた本書には、デザインを本職にしていない人にも大きな発見をもたらしてくれるはずです!(吉見)
Apr 13, 202116:21
#10 - 弱さから変わる世界 - 澤田智洋 著 『マイノリティデザインー弱さを生かせる社会をつくろう』(ライツ社)

#10 - 弱さから変わる世界 - 澤田智洋 著 『マイノリティデザインー弱さを生かせる社会をつくろう』(ライツ社)

この本を読んで、人の弱さから世界がより良いものになっていくことがとても心地よく感じました。
強者の為の発明でなく、弱者が弱者のままでより良く暮らせる。
ワクワクするのと同時に、あったかい気持ちになりました。(吉見)
Apr 07, 202123:22
#09 - 動物倫理学から考える。これからの社会と暮らし - 田上 孝一 著 『はじめての動物倫理学』(集英社新書)

#09 - 動物倫理学から考える。これからの社会と暮らし - 田上 孝一 著 『はじめての動物倫理学』(集英社新書)

今回は人文書好きのアートフロアスタッフ久野さんをゲストにお迎え。
何を読みたいか聞いたところ「最近、ビーガンの人が周りに増えている」から、と気になっていた田上孝一『はじめての動物倫理学』(集英社)をリクエストされました。倫理学について解説し、その上で現実の諸問題に向き合った本書。
結論に納得しながらも驚き、現実の自分たちの生活に照らし合わせてみたら…。動物とどう向き合うのか考え、さらなる学びを促す一冊でした。(宮台)

話題に上がった本は下記書目です。
ドミニク・レステル 著『肉食の哲学』(左右社)
蟹江憲史 著『SDGs』(中央公論新社)
東千茅 著『人類堆肥化計画』(創元社)
平尾昌宏 著『ふだん使いの倫理学』(晶文社)
スナウラ・テイラー 著『荷を引く獣たち』(洛北出版)
アンドリュー・ソロモン 著『「ちがい」がある子とその親の物語 Iろう、低身長症、ダウン症」』(海と月社)
Mar 31, 202127:30
#08 - "好き!"からはじまるみんなで読みたいクリエイティブ入門 - 原野 守弘 著 『ビジネスパーソンのためのクリエイティブ入門』(クロスメディア・パブリッシング)
Mar 24, 202122:57
#07 - 言葉をめぐる緊張感のある往復書簡赤坂憲雄・藤原辰史・新井卓 著 『言葉をもみほぐす』(岩波書店)

#07 - 言葉をめぐる緊張感のある往復書簡赤坂憲雄・藤原辰史・新井卓 著 『言葉をもみほぐす』(岩波書店)

藤原さんからまっすぐに投じられた言葉を、やわらかくあやしく受け止める赤坂さん。 予定調和とは無縁の、緊張感のある「言葉」をめぐる往復書簡です。 互いの懐を信じあいながら紡がれる書簡は、 やがてコロナ禍となり、 より二人が背負う言葉の重みがあらわになっていきます。 二人の間に、新井さんの妖しい銀板写真が光を注ぎこむという 素敵な本を同時代に生きて読むことができる奇跡を感じます。(宮台)
Mar 17, 202127:51
#06 - 希望を感じるメディアとこれからの世界 - 若林恵 著『週間だえん問答 コロナの迷宮』(黒鳥社)
Mar 10, 202114:20
#05 - 幸福な読書体験を約束!世界を見る目が変わる一冊。- 山本芳久著『世界は善に満ちている』(新潮社)

#05 - 幸福な読書体験を約束!世界を見る目が変わる一冊。- 山本芳久著『世界は善に満ちている』(新潮社)

今回は、担当がとにかく面白い!ぜひ読んで!と激推ししている山本芳久『世界は善に満ちている』(新潮社)をご紹介。トマス・アクィナスの感情論がこんなにも身近なこととして読める。知った後では、世界が多彩で多様に見えてくると、幸福な読書体験について熱く語りました。 (宮台)
Mar 03, 202129:59
番外編#01:「代官山ブックトラック」:編集者に聞く『原子力の哲学』と『原子力の精神史』の読みどころ

番外編#01:「代官山ブックトラック」:編集者に聞く『原子力の哲学』と『原子力の精神史』の読みどころ

今回は、番外編「編集者に聞くVol.1」です。

「『原子力の哲学』と『原子力の精神史』の読みどころを聞く」と題して2冊の本の編集担当である藁谷浩一さんに本書の読みどころを伺いました。2021年2月20日(金)に著者の戸谷洋志さんと山本昭宏さんとのオンライントークイベントを開催。当日代官山 蔦屋書店の配信会場に来ていた藁谷さんにイベント終了後、おすすめポイントを伺いました。(宮台)

【今回の1冊】

戸谷洋志著『原子力の哲学』(集英社)

山本昭宏著『原子力の精神史』(集英社)

Feb 28, 202110:55
#04 - 名音楽プロデューサー 木崎賢治さんの仕事の基本 - 木崎賢治 著『プロデュースの基本』(集英社インターナショナル)

#04 - 名音楽プロデューサー 木崎賢治さんの仕事の基本 - 木崎賢治 著『プロデュースの基本』(集英社インターナショナル)

沢田研二、吉川晃司から槇原敬之、BUMP OF CHICKENまで。

そうそうたるアーティストをプロデュースし、阿久悠や平尾昌晃、松本隆などのクリエイターとも仕事をしてヒットを連発してきた名音楽プロデューサー木崎賢治さん

人生を振り返りながら、仕事をするなかで大事にしてきたことを書いた著書『プロデュースの基本』(集英社インターナショナル)は、クリエイティブな仕事に求められる仕事の基本が詰まった何度読んでも気づきのある本でした。

今回は、この本の魅力を十分に伝えられずもどかしい内容になってしまいましたが、この本に出会った際は手に取っていただければうれしいです。(吉見)



Feb 24, 202119:58
#03 - 一冊の本から手で話す世界を訪ねてみた - イギル・ボラ著『きらめく拍手の音』(リトル・モア)

#03 - 一冊の本から手で話す世界を訪ねてみた - イギル・ボラ著『きらめく拍手の音』(リトル・モア)

第三回は

「一冊の本から手で話す世界を訪ねてみた」と題してイギル・ボラ著『きらめく拍手の音』(リトル・モア)をとりあげました。韓国出身の映画監督であり作家であるイギル・ボラさん。ろう者と聴者、二つの世界を行き来する中で、家族と語り合い、世界を旅して「私は何者か」と模索してきた道のりをまとめた一冊です。

この本に出会うまで知らなかったことなど、本書を通して考えたことをお話ししています。

そして今回はもう2冊、その後に読んだ、アンドリュー・ソロモン著『ちがいのある子とその親の物語Ⅰ』(海と月社)、亀井伸孝著『手話の世界を訪ねよう』(岩波書店)についても紹介しております。

どうぞごゆっくりご視聴ください。(宮台)


【今回の1冊】

イギル・ボラ著『きらめく拍手の音』(リトル・モア)  購入はこちら

アンドリュー・ソロモン著『ちがいのある子とその親の物語Ⅰ』(海と月社)購入はこちら

亀井伸孝著『手話の世界を訪ねよう』(岩波書店) 購入はこちら


イギル・ボラ著『きらめく拍手の音』刊行記念

イギル・ボラ×温友柔トークイベントの様子はこちらで全文が読めます。

https://jpn01.safelinks.protection.outlook.com/?url=https%3A%2F%2Fnote.com%2Flittlemore%2Fm%2Fm018e8bf61fdd&data=04%7C01%7Cyukinobu.yoshimi%40ccc.co.jp%7C21f5f1aad4894a4d64af08d8d31a7c7b%7Cf3b1cae3b69a4f4e8a607ba2714fec4f%7C0%7C0%7C637491458014301667%7CUnknown%7CTWFpbGZsb3d8eyJWIjoiMC4wLjAwMDAiLCJQIjoiV2luMzIiLCJBTiI6Ik1haWwiLCJXVCI6Mn0%3D%7C1000&sdata=nac7mN%2F0Bc%2Ft21FPGQPFFdsyiLTEQ908JzjisPGZljE%3D&reserved=0

Feb 17, 202120:46
#02 -自分も他者も活きる組織- 『他者と働く』宇田川元一(NewsPicks パブリッシング)

#02 -自分も他者も活きる組織- 『他者と働く』宇田川元一(NewsPicks パブリッシング)

第2回は、-自分も他者も活きる組織- と題して、宇田川元一さんの著書『他者と働く』(NewsPicks パブリッシング)をご紹介します。ナラティブ・アプローチを根幹に、人と人との溝に、どうやって"橋をかける"のか、組織のなかだけに留まらず実践・応用できる本書の良さとは。(吉見)
ご購入はこちらから。https://store.shopping.yahoo.co.jp/d-tsutayabooks/zin52768j-9784910063010.html
Feb 09, 202113:51
#01 知の巨人の意外な素顔!今、学びたいあなたに 『エマニュエル・トッドの思考地図』エマニュエル・トッド(筑摩書房)
Jan 30, 202111:35
#00 【予告編】代官山ブックトラック

#00 【予告編】代官山ブックトラック

代官山 蔦屋書店の人文フロアの吉見と宮台がお送りするポッドキャスト「代官山ブックトラック」がはじまります。
私たちは、日々ブックトラックの前で、一冊一冊をそれぞれの棚に入れる前に、この本入荷したんだ、売れそう!とか、その本面白そうな本だね、なんて話しながら作業をしています。
そんな書店員同士のおしゃべりをお届けします。
Jan 30, 202100:50