

本の話 ポッドキャストMay 29, 2023

【5分で聴く♪文春新書】伊藤秀倫『ペットロス いつか来る「その日」のために』(著者出演)
ペットロスとは何か? 重くなりやすい人とは? なったらどうすれば? 痛みを和らげる方法は? そんな疑問に応えてくれる『ペットロス いつか来る「その日」のために」(文春新書)。筆者の伊藤秀倫さんに、この本を書くきっかけになったご自身のペットロス体験、取材の中で印象に残ったエピソード、いつか来る「その日」のために飼い主が準備しておくこと、そして新たな犬との出会い……皆さんの愛犬、愛猫のためにも役立つ、さまざまなお話しを伺いました。

【話題作🎧試し聴き】泉秀一『世襲と経営 サントリー・佐治信忠の信念』/朗読・吉岡琳吾
オーディオブックの話題作を少しだけ試し聴きしませんか? 本日は、NewsPicks編集長の泉秀一さんがこれまでほとんどマスコミに登場してこなかった佐治信忠会長への取材に成功した『世襲と経営 サントリー・佐治信忠の信念』をお届けします。☆【話題作🎧試し聴き】は毎週金曜日配信です。

【オールの小部屋】万城目学さん一挙掲載!「八月の御所G」とは何ぞや!?
「オール讀物」6月号の大注目作、万城目学さんの「八月の御所G」について担当編集者たちが熱く語ります。構想10年!? 取材6年!? 御所Gとはいったい何のこと!? 万城目さんが、京都&大学生の小説を書くのはなんと16年ぶり。原点への凱旋ともいえる傑作野球小説をぜひお見逃しなく!

【オールの小部屋】発表!松本清張賞&清張特集
「オール讀物」6月号では第30回松本清張賞を発表。「選考委員への挑戦状!?」と議論が大盛り上がりの受賞作『ノウイットオール』はいったいどんな小説? 受賞者の森バジルさんはどんな方? さらには雑誌ならではの不思議な縁が今号で実現していることが明らかに。また、清張賞発表号では恒例の北村薫さん&有栖川有栖さんの対談では〈傑作短編ベスト12〉を選出。偉大な作家の意外な顔を見ることができる短編の妙を、現代ミステリの旗手二人が語り合います。しかも対談に登場するある短編にインスピレーションを得た三津田信三さんの怪奇短編も掲載。清張ファンには見逃せない特集の読みどころを編集部員がお話しします。

【オールの小部屋】6月号はハラハラドキドキ警察小説最前線!
オール讀物6月号のメイン特集は「警察小説」! 今野敏さん、佐々木譲さん、長岡弘樹さん、天童荒太さん、乃南アサさんたちが放つ読み応えたっぷりの大人の警察ドラマを、編集部員が徹底紹介します。乃南さんの「緊立ち」は、今回〝ある場所〟をクライマックスの舞台に据えているのですが、乃南さんと編集者がその場所を取材した際の裏話もこっそりお話ししています。

【話題作🎧試し聴き】エマニュエル・トッド『我々はどこから来て、今どこにいるのか? 上 アングロサクソンがなぜ覇権を握ったか』堀茂樹・訳/朗読・兼政郁人
オーディオブックの話題作を少しだけ試し聴きしませんか? 全人類史を「家族」という視点から書き換える革命の書、エマニュエル・トッド『我々はどこから来て、今どこにいるのか?』は、上下巻あわせて聴取時間は約20時間。分厚い専門書をオーディオブックでどうぞ。☆【話題作🎧試し聴き】は毎週金曜日配信です。

【本の螺旋階段⑨】門井慶喜『文豪、社長になる』に描かれる文春の社風にビックリの巻【後編】
門井慶喜『文豪、社長になる』で描かれた菊池寛エピソードについて熱く語るうち、「寛は~」「菊池は~」と、どんどん友達トークのようになっていく【本の螺旋階段】。文藝春秋麻雀牌、「オール讀物」誕生などの楽しい話題から、戦争とのかかわり、公職追放といった激動の歴史、さらには建築家・渡辺節の登場、文春が紀尾井町へ引っ越した理由といったマニアネタまで、脇道に逸れまくる奔放な読書会の【後編】をお届けします。芥川龍之介と菊池寛が共訳した『完全版アリス物語』も必読ですぞ!

【本の螺旋階段⑨】門井慶喜『文豪、社長になる』に描かれる文春の社風にビックリの巻【前編】
文藝春秋を創業した菊池寛の一代記『文豪、社長になる』の執筆を、文藝春秋が門井慶喜さんに依頼するのは〝お手盛り〟企画ではないのか?――いきなり厳しい問いかけから始まった【本の螺旋階段】久しぶりのリアル読書会。前日の本屋大賞贈賞式トークでしばし盛りあがり、脇道に逸れてヒートアップするのも通常運行。菊池寛のお金にまつわるエピソードから、「夜は雑誌の時間」という一節に感極まって涙する展開まで、ひたすら本音でしゃべり続ける謎のメンバーの読書会【前編】をお届けします!
(あらすじ)
芥川龍之介や直木三十五、川端康成などの協力を得、菊池寛が発行した「文藝春秋」創刊号はたちまち完売する。読者が、時代が求めた雑誌は部数を伸ばし、会社も順風満帆の成長を遂げていく。
しかし次第に、社業や寛自身にも暗い影が。
芥川、直木という親友たちとの早すぎる死別、社員の裏切り、戦争協力による公職追放、そして、会社解散の危機……。
激動の時代に翻弄されながらも、文豪として、社長として、波乱に満ちた生涯を送った寛が、最後まで決して見失わなかったものとは――。
『家康、江戸を建てる』『銀河鉄道の父』の著者による、圧倒的カタルシスの感動作

【話題作🎧試し聴き】阿部智里『烏に単は似合わない』/朗読・疋田涼子
オーディオブックの話題作を少しだけ試し聴きしませんか? 発売から10周年を迎え『八咫烏シリーズファンBOOK』が好評発売中の「八咫烏シリーズ」。多くのシリーズ作品がオーディオブックでも読書できます。まずはシリーズ第一作の『烏に単は似合わない』から聴き始めませんか? ☆【話題作🎧試し聴き】は毎週金曜日配信です。

【作家の戦略】なぜ奥田英朗さんは伊良部シリーズを15年半、書かなかったのか?
奥田英朗さんが生み出した史上最強の精神科医・伊良部一郎。前作『町長選挙』から実に17年ぶりとなるシリーズ最新作『コメンテーター』(文藝春秋)が発売された。読者や編集者からシリーズ再開をずっと求められながら、奥田さんは15年半のあいだ(『コメンテーター』収録の「うっかり億万長者」[オール讀物2007年1月号]~「コメンテーター」[同2021年9・10月合併号]のあいだ)、伊良部を書かずにいた。それはいったいなぜなのか? 奥田さんが〝作家〟〝小説〟に対する思いを語った貴重なインタビュー!

垣根涼介さんに聞く――「史上最も無能な将軍」足利尊氏はなぜ天下をとれたか
やる気なし、使命感なし、執着なし――三拍子揃った「究極の意思欠如者」足利尊氏が、なぜ天下を獲れてしまったのか? 垣根涼介さんの新著『極楽征夷大将軍』は、〝決して負けなかった〟尊氏の人生に迫ります。足利直義、高師直との複雑怪奇なトライアングル構造、難解きわまる「観応の擾乱」の背景までもわかりやすく描き出す本書からは、現代を生きる私たちの〝サバイバル戦略〟が見えてきます。

【文學界presents文学への道】⑭文學界6月号の読みどころ
5月6日発売の文學界6月号には、乗代雄介さんの「それは誠」、九段理江さんの「しをかくうま」が掲載されます。編集長の丹羽と副編・波多野が、この2作の小説を中心に今号の内容を紹介します。

【話題作🎧試し聴き】ジェーン・スー『ひとまず上出来』/朗読・早水リサ
オーディオブックの話題作を少しだけ試し聴きしませんか? TBSラジオ「生活は踊る」のパーソナリティで、コラムニストのジェーン・スーさん。同世代の女性から圧倒的な指示を得るジェーンさんが、いまの自分に「ちょうどいい」を見つけるその過程を書いた『ひとまず上出来』。☆【話題作🎧試し聴き】は毎週金曜日配信です。

【新入社員進行会議】スポーツとお笑いを愛する新人は雑誌広告担当に!
文藝春秋メディア事業部にも、この春入社した新人が! 温かく迎える3年目・市川と2年目・下中と、3人でゆるくトークしました。新入社員はなぜ「広告は……」と思っていたのか? その秘密と、働きながら発見した面白さについて聞きました!

【5分で聴く♪文春新書】湯之上隆『半導体有事』
2022年10月7日、米国が発表した対中輸出規制は、この先、中国で半導体がつくれなくなるという異次元のもので、追い詰められた中国によって、「台湾有事」がひきおこされる危険性を秘めています。その焦点となるのが、世界トップの半導体メーカー、台湾・TSMCです。なぜTSMCは日米独、シンガポールで工場建設を始めたのか? 世界中で起きている、半導体の製造能力をめぐる激烈な競争の行き着く先は――『半導体有事』(文春新書)では連日ニュースになっている半導体をめぐる世界情勢を様々な観点から明らかにしていきます。
日立製作所に入社以後、16年にわたり、半導体の微細加工開発に従事し、コンサルタント、ジャーナリストとして最前線で取材を続けてきた、著者の湯之上隆さんだからこそ見通せる、衝撃の未来像。半導体と人類の未来はどうなる!?(解説:前島篤志文春新書編集長)

【5分で聴く♪文春新書】本郷和人『黒幕の日本史』(著者出演!)
宇多天皇、信西、北条政子から黒田官兵衛、西郷隆盛まで16人の「黒幕」を取り上げ、歴史の闇に光をあてた『黒幕の日本史』(文春新書)を、著者の本郷和人さん(東京大学史料編纂所教授)が語ります。「ウラからオモテを操った人物」「重要な役割を果たしたが、陰に隠れた存在」。そんな16人を並べてみると、知られざる日本社会の力学が浮かび上がってくるのです!
<本書の登場人物たち>
信西 天才学者を「黒幕」にした世襲の壁
北条政子 架空のクーデターでライバルを蹴落とす
三宝院賢俊 「錦の御旗」を持ち帰った尊氏の密使
黒田官兵衛 「軍師官兵衛」といわれるが……
西郷隆盛 「慶喜に腹を切らせろ」 ほか
(聞き手:前島篤志文春新書編集長)

【オールの小部屋・番外編】Books for The Star☆BTSを読む④やなせたかしの名作を歌った曲「Anpanman」と柚木麻子さんの新作短篇

【オールの小部屋・番外編】阿部智里さんと「八咫烏シリーズ」展覧会を振り返る
『阿部智里「八咫烏シリーズ」ファンBOOK』の発売を記念して行われた「八咫烏シリーズ」展覧会が大盛況で終了。充実の2日間について、5月9日発売の文庫『烏百花 白百合の章』サイン本づくりにご来社されていた、阿部智里さんご自身と振り返りました! 2日間行われたイベントの振り返り&反省会から、「オール讀物」6月号掲載の展覧会グラビアの裏話……そしてトークショーのアーカイブとセットでまだまだ絶賛販売中の初公式グッズ・雪哉のアクスタのことなど、ゆったりとお話ししています。

【話題作🎧試し聴き】有栖川有栖『捜査線上の夕映え』/朗読・岡部悟
オーディオブックの話題作を少しだけ試し聴きしませんか? 「捜査線上の夕映え」は2022年末に決まる4大ミステリランキング、「このミステリーがすごい」「このミステリが読みたい」「本格ミステリ・ベスト10」「週刊文春ミステリーベスト10」のすべてでベスト10入りを果たしました。オーディオブックで読むことができますよ。

【新入社員進行会議】今春入社した文春文庫部の新人に迫る!

【オールの小部屋】神田明神&三越 豪華コラボ二本立て!
「オール讀物」5月号は豪華コラボ企画がふたつも! まずは、もうすぐやってくる神田祭。コロナ禍で一度見送られたため4年ぶりとなる、江戸っ子待望の神田祭を寿いで、神田明神さん全面協力での特集です。「オール讀物」名物コンビの門井慶喜さんと万城目学さんは江戸総鎮守・神田明神の氏子エリアを巡って近代建築トークを繰り広げ、宮部みゆきさんは大人気シリーズ〈三島屋変調百物語〉の最新作「氏子冥利」で明神様とある氏子の奇妙で深い縁を描き、『特撮家族』で少彦名命を活躍させた髙見澤俊彦さんもスピンオフ「鋼鉄の詩人」で登場。また、今年で創業350周年の老舗百貨店・三越とのコラボ小説第1弾として柚木麻子さん「七階から愛をこめて」では、神田明神氏子でもある〈日本橋三越本店〉を縦横無尽に(時空をも超えて!)駆け巡る物語を楽しんでいただけます。読めば運気も上がるかも!?なお祭りのめでたさに満ちた内容を編集部員がご紹介します。

【本の螺旋階段・特別編】直木賞の選評を読む!【後編】
読書なしでは生きられない秘密結社【本の螺旋階段】。オール讀物3・4月合併号に掲載されている第168回直木賞の選評を精読していく【後編】です。宮部みゆき委員衝撃の『地図と拳』評、選評の並び順、選考委員登場の対談にも注目! 〝鈍器本〟とは何か? などなど尽きぬ話題はついに〝転売禁止〟のメッセージへと――。
オール讀物3・4月号の電子書籍はこちらから!

【話題作🎧試し聴き】永井路子『炎環』/朗読・喜山茂雄
オーディオブックの話題作を少しだけ試し聴きしませんか? 歴史小説家・永井路子さんの鎌倉時代を舞台にした小説『炎環』は、1978年に発売され、50年近くの年月を経た今日まで長く読み継がれている名作です。ぜひオーディオブックでもお楽しみください。

【オールの小部屋】「江戸の祭り」総力特集で春から縁起のいいオール讀物5月号!
江戸の祭りといえば〝天下祭〟である「神田祭」「山王祭」が有名ですが、これに三社祭を加え、小説を読むと江戸の祭りのすべてがわかる「オール讀物」5月号! 江戸総鎮守・1300年の歴史を誇る神田明神と完全コラボした前代未聞の総力特集です。宮部みゆきさん「氏子冥利」、西條奈加さん「祭りぎらい」、諸田玲子さん「天下祭」、宮本紀子さん「旭屋のひなまつり」……1冊まるごと〝縁起物〟のオール5月号について編集部員が徹底トーク!

【著者が語る】野本響子さんに聞いてみた!マレーシアから見た日本の「スゴくて」「ちゃんとした」ところ
『東南アジア式「まあいっか」で楽に生きる』の著者、野本響子@mahisan8181さんが3年ぶりに一時帰国。羽田空港に降り立った瞬間から、日本がどの国とも違った”独自の進化”を遂げていて驚きの連続。空港の職員、レストランなどの店員さんの丁寧な対応、街中にあふれる注意アナウンス、広告、チラシなど……11年住んでいるマレーシアはもちろん、海外のどの国とも違う不思議な国・日本について語ります!

【著者が語る】内田舞さんに聞く『ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る』
ハーバード大学准教授で小児精神科医・脳科学者(脳神経科学者)の内田舞さんによる初の単著『ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る』(文春新書)が発売に! コロナ禍に妊婦としてワクチン啓発活動をする中で誹謗中傷を受けた経験から、炎上や社会の分断といった現象に処方箋を提示するとともに、アメリカに芽吹く変化のモメンタムの中に、社会を前に進めるヒントを見出し、希望を語ります。日本では耳なじみのない「ソーシャルジャスティス」という言葉ですが、このタイトルに込められた意味とは?

【オールの小部屋】阿部智里「八咫烏シリーズ」ファンBOOKには新情報&ビジュアルが超満載!
2023年4月19日発売となった『阿部智里「八咫烏シリーズ」ファンBOOK』。阿部智里さんの最新インタビューが巻頭に掲載され、今後の展望を自らお話されています。そして本邦初公開のビジュアルや、作者の阿部さんによる登場人物公開、Twitter「八咫烏の壺」@yatagarasu_abcの人気企画Q&Aなどなど……大充実の内容を編集部員が制作過程も含めてお話しします。

【5分で聴く♪文春新書】『負動産地獄 その相続は重荷です』(牧野知弘・著)
相続問題というと、資産を巡るバトルや相続税対策をイメージする人が多いかもしれませんが、今、親が遺した「いらない不動産」に子供が悩まされる新・相続問題が多発しています。戦後三世代が経過していく中、不動産に対する価値観が激変。これまでは相続財産の中でも価値が高いはずだった不動産が、誰も住む予定がなく、借り手も買い手も現れない「負動産」になっているのです。
文春新書『負動産地獄 その相続は重荷です』(牧野知弘・著)では、地方の実家、郊外ニュータウン一戸建て、マンションなど、不動産のプロが、「負の相続」にならないための解決策を提言します。(聞き手・前島篤志文春新書編集長)

【本の螺旋階段・特別編】直木賞の選評を読む!【前編】
片時も読書せずにはいられない秘密結社【本の螺旋階段】。今回は「オール讀物3・4月合併号」に掲載されている第168回直木賞の選評を精読していきます。そもそも文学賞とは何? 芥川賞と直木賞はどう違う? ――素朴な疑問から始まり、ついには選評を手がかりに、雫井脩介『クロコダイル・ティアーズ』の新たな可能性にも迫っていく前代未聞の選評読書会【前編】です。

【翻訳の部屋⑬】会話の科学 あなたはなぜ「え?」と言ってしまうのか
今まで、主流の言語学が重視してきたのは常に文法や単語の成り立ちだった。しかし、あなたが人と会話するときに、完全に文法通りの文章で話すことなどあるだろうか? 「あー」「いや」「はあ?」「え?」「で?」などなど、辞書には載らない言葉を繰り出しながら、すさまじいスピードで言葉のキャッチボールをしているのではないだろうか。
人間は文字より前に会話をはじめていた。現実の会話には、主流の言語学が軽視してきた本質的な何かがあるのではないか……本書『会話の科学 あなたはなぜ「え?」と言ってしまうのか』は、そんな言語学の「革命」を追うサイエンス本である。著者・ニック・エンフィールドをはじめとする会話研究者たちは、世界中の会話を録音し、辛抱強く分析してきた。それによって意外な事実が次々とわかってくる。
AIがまるで人間のように問いかけに答えてくる現代こそ、「会話」を考えることは「人間」を考えること。本書にはそのヒントが詰まっているのだ!

【話題作🎧試し聴き】辺見じゅん『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』/朗読・星祐樹
オーディオブックの話題作を少しだけ試し聴きしませんか? 辺見じゅんさんの「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」は、第二次世界大戦後の、ソ連のシベリア収容所で誇り高く生きた日本人の様子を描いた感動のノンフィクションです。映画化や漫画化もされ、近年注目を集める作品がオーディオブック化されました。

【5分で聴く♪文春新書】11人の考える日本人 吉田松陰から丸山眞男まで(片山杜秀・著)
迫りくるグローバル化の圧力に対して日本人はどう生きたらいいのか――幕末を生きた吉田松陰、福沢諭吉から、昭和の戦争に直面した小林秀雄、西田幾多郎、丸山眞男までの11人の思想家を紹介した『11人の考える日本 吉田松陰から丸山眞男まで』(文春新書)。この国が抱える根本的な問題を解決するためのヒントが詰まった本書について、前島篤志文春新書編集長が分かりやすく解説します。

【5分で聴く♪文春新書】徳川家康 弱者の戦略(磯田道史・著)
NHK大河ドラマ『どうする家康』でも、改めて注目が集まっている徳川家康。磯田道史さんが豊富な資料から、逆境に学び続けた「天下人」の実態に迫った、文春新書『徳川家康 弱者の戦略』。
家康は最初から天下を目指したわけではく、戦国一の激戦地域に生まれ、頼みの今川義元はまさかの戦死、織田信長との同盟は過酷を極め、最強の信玄軍団には攻められる――家康は最強のライバルたちから何を学んだか? 大河より面白いストーリーがぎっしり詰まった本書を、文春新書・前島篤志編集長が解説します。

【著者が語る🎙】お酒文学案内『BOOKSのんべえ』刊行記念🍺日本文学とお酒のあれこれ
類書にない、”ツボ”な選書の秘密とは?『BOOKSのんべえ お酒で味わう日本文学32選』の刊行を記念して、著者の木村衣有子さんに、選書のことや、お酒と日本文学の関係について、あれこれ伺いました。

【文學界presents文学への道】⑬文學界5月号の読みどころ
4月7日発売の文學界5月号では、文學界新人賞の受賞作が発表されます。12人の作家による幻想短篇小説特集、3月に他界された大江健三郎さんの追悼特集も掲載されています。今号の読みどころを丹羽編集長と副編・波多野が紹介します。

【話題作🎧試し聴き】林真理子『カムカムマリコ』/朗読・仲村かおり
【話題作🎧試し聴き】オーディオブックの話題作を少しだけ試し聴きしませんか? 緊急事態宣言が明け「待ってました!」とばかりに全国各地を飛び回る林真理子さんのエッセイ「カムカムマリコ」をご紹介します。この他に、小説からエッセイまで、多くの林真理子作品がオーディオブックでお愉しみいただけます。【話題作🎧試し聴き】は毎週金曜日配信です!

【翻訳の部屋⑫】全世界のホラーファンを唸らせた鬼才の最新エンタメ『モンスター・パニック』!
『WORLD WAR Z』で全世界のホラー・ファンを歓喜させ、ゲーム『マインクラフト』の世界を小説化してみせた才人ブルックス。その待望の新作が『モンスター・パニック!』だ。
火山噴火で孤絶した集落で、森の中から彼らに迫る獣人の群れ――武器も食糧もないひとびと。地面に刻まれた人間そっくりの巨大な足跡。闇にひびく咆哮。そして森の中に散乱した動物の死骸。そして牙を剝いて襲い来る凶暴な群れ。傷だらけになった人間たちの反撃、果たして成るか? 怪物との壮絶な死闘は、どんなに恐るべきものを呼び起こしてしまったのか?
秋翻訳出版部部長のナガシマ自らが、編集を担当した一気読み必死のガチエンタメ作品。その読みどころを、熱く、熱く、熱く語り尽くす!

【著者が語る】髙見澤俊彦さん『特撮家族』発売! さまざまなコラボ企画の告知がご本人から!
THE ALFEE、髙見澤俊彦さんの長編小説『特撮家族』がついに発売! 新著にこめた熱い思いとともに、少彦名命を祀る神田明神とのコラボ企画についてうかがいました。神田明神特製オビ、「日本の神々展」でのご神木ギター展示、さらにはオール讀物5月号でのスピンオフ作品「鋼鉄の詩人」発表など、ここだけの情報もりだくさんでお送りします!
※髙見澤俊彦さんのこれまでのインタビュー

【オールの小部屋・番外編】Books for The Star☆BTSを読む③『星の王子さま』と「MOON」の魅力をJINペン大いに語る
【オールの小部屋・番外編】Books for The Star☆BTSを読む、第3回目は世界中で愛され続ける名作『星の王子さま』(作:サン・テグジュペリ/訳:倉橋由美子)をご紹介します。アルバム「MAP OF THE SOUL:7」に収録されたJINのソロ曲「MOON」。オンラインコンサートで披露されたステージは「星の王子さま」の世界観を表したものでした。この曲にはどんな思いが隠されているのか? その答えは「星の王子さま」に、そして作者のサン・テグジュペリの生涯にあった…!飛行士でもあった作家の半生を描いた感動長篇『最終飛行』(佐藤賢一)、また原題は「Le Petit Prince(プチ・プランス=小さな王子)」だったのが、なぜ日本では「星の王子さま」というタイトルになったのか? 「星の王子さま」と名付けた内藤濯さんと上皇后・美智子さまのあたたかい絆を書いた『美智子さまと星の王子さま』(歌・朗読:鮫島有美子/編:文藝春秋)についてもお話ししつつ、JINさんのファン(JINペン)をゲストに迎え、BTSというグループやJINさんの魅力で大いに盛り上がっております!

【話題作🎧試し聴き】上橋菜穂子『香君』/朗読・平田絵里子
オーディオブックの話題作を少しだけ試し聴きしませんか? 上橋菜穂子さんのファンタジー小説「香君」が、オーディオブックでも楽しめるようになりました。朗読は、著者の上橋さんのたっての希望で平田絵里子さんがつとめています。
平田さんはアニメ「獣の奏者」のナレーションを務めた方。上橋さんの物語の世界観にぴったりの声の持ち主です。

【著者が語る】「清志まれ」として、水野良樹さんが描いた群像劇『おもいでがまっている』
「いきものがかり」のメンバーとして活躍する音楽家・水野良樹さんが筆名「清志まれ」で上梓した『おもいでがまっている』。新興マンションの一室を起点に、小学生から老人まで、それぞれの大切な思い出を胸に誰かを待ち続けます。
デビュー作から一年、早くも2冊目を書き上げた清志さんに、新作執筆時のエピソードや、俳優・橋本愛さんとの楽曲コラボレーションの舞台裏、そして次回作の構想まで伺いました。

【文春推理部】作家・乾くるみさんに聞く!【後編】
乾くるみさんが昨年末に発表した『ハートフル・ラブ』。そこにはきわめて大胆な〝ある挑戦〟が施されていた。コンテンツのマルチ配信時代を見据えた本格ミステリの新たな可能性に挑む、乾さんの〝実験〟とは? あなたが収録作「夫の余命」に抱く違和感が謎を解く鍵だ!――愛のシリーズ掉尾を飾る『トライアングル・ラブ』の予定も含め、カリスマ作家がすべての疑問に答えたインタビュー【後編】!

【文學界presents文学への道】⑫追悼・大江健三郎
ノーベル賞作家・大江健三郎さんが3月3日に他界されました。大江健三郎さんを偲んで、大江さんと小誌の関わり、読み継がれてほしい作品などを丹羽編集長と副編・波多野が語ります。

【文春推理部】作家・乾くるみさんに聞く!【前編】
『イニシエーション・ラブ』『セカンド・ラブ』『ハートフル・ラブ』など、きわめて寡作ながら、つねに本格ミステリのありように一石を投じる作品を著しつづける作家・乾くるみ。しかし、その素顔は厚いヴェールに包まれている。「執筆スタイルは?」「いま書いている長編は?」「趣味は?」「書くスピードは?」――謎のカリスマ作家がすべての疑問に答える!【前編】

【話題作🎧試し聴き】『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたか』/朗読・水越健
【話題作🎧試し聴き】『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』(鈴木 忠平・著)
オーディオブックの話題作を少しだけ試し聴きしませんか? スポーツノンフィクションの分野で3部門受賞作として話題の『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』がオーディブルとして登場しています。分厚いノンフィクションをオーディオブックでお楽しみください。

【文春推理部】没後1年・西村京太郎の推理世界に迫る!【後編】
西村京太郎さんが亡くなって1年。永遠に色あせることのない京太郎ミステリの魅力を、おなじみ翻訳出版部部長ナガシマとオール編集部イシイとで語り尽くす企画の【後編】です。今回は、異常な熱気をはらむ70年代エンタメの文脈を徹底討論! 大藪春彦、西村寿行おすすめ作品もあわせて紹介しています。最良の読書ガイドはやっぱり文春ムック『西村京太郎の推理世界』! 未読の方はこの機会にぜひお買い求めください!

【文春推理部】没後1年・西村京太郎の推理世界に迫る!【前編】
西村京太郎さんが亡くなって1年。永遠に色あせることのない京太郎ミステリの魅力を、おなじみ翻訳出版部部長ナガシマとオール編集部イシイとで語り尽くす企画の【前編】です。最良の読書ガイドは文春ムック『西村京太郎の推理世界』! 未読の方はこの機会にぜひお買い求めください!

【話題作🎧試し聴き】堂場瞬一『ラストライン』/朗読・遠藤純平

【文春推理部】麻耶雄嵩さんを京都で直撃!【後編】

【文春推理部】麻耶雄嵩さんを京都で直撃!【前編】
『隻眼の少女』『さよなら神様』と、つねに本格ミステリの臨界点に挑み続ける作家・麻耶雄嵩。「麻耶さんにとって本格とは?」「執筆スタイルは?」「趣味は?」「本格ミステリ作家クラブ会長って何してるの?」――神秘のカリスマ作家がついにすべての疑問に答えた!【前編】
【お詫びと訂正】
本番組の9分20秒すぎ、麻耶さんが【『本格力』というアンソロジー】とおっしゃっていますが、正しくは、本格ミステリ作家クラブ編の『本格王』(講談社文庫)です。『本格力』は、喜国雅彦さんと国樹由香さんの共著『本格力 本棚探偵のミステリ・ブックガイド』(講談社文庫/第17回本格ミステリ大賞受賞作)です。編集部の確認不足でした。関係各位にお詫びして訂正いたします。

【著者が語る】門井慶喜さん新刊『文豪、社長になる』に寄せて、菊池寛&芥川賞・直木賞誕生秘話。
『家康、江戸を建てる』『銀河鉄道の父』の門井慶喜さんの最新刊『文豪、社長になる』は、ベストセラー作家にして、文藝春秋の創業者である菊池寛を主人公とした歴史小説です。「文藝春秋」の創刊、芥川賞・直木賞の創設、戦争協力による公職追放、会社解散の危機など、激動の時代に翻弄されながら、文豪、社長として波乱に満ちた生涯を送った寛を、感動的に描き切った本作。ご執筆の裏話、こぼれ話などを存分に伺いました。

【話題作🎧試し聴き】高尾昌司『刑事たちの挽歌』/朗読・岩崎了
【話題作🎧試し聴き】オーディオブックの話題作を少しだけ試し聴きしませんか? 高尾昌司さんの「ルーシー・ブラックマン 殺害事件」を題材としたノンフィクション「刑事たちの挽歌」は、2023年夏に映像化が決定している話題作です。【話題作🎧試し聴き】は毎週金曜日配信です!

【オールの小部屋・番外編】万城目学&門井慶喜「歴史・建築ゆるゆる散歩 in 江戸神田」
来たる3月21日(春分の日)、神田明神で何かが起こる……! 万城目学さん&門井慶喜さんといえば、『ぼくらの近代建築デラックス』(文春文庫)でおなじみの歴史建築名探偵。門井さんの〝神ウンチク〟と万城目さんの〝天衣無縫のボケ〟を体感できるライブイベントが開催されます。おふたりの建築散歩に〝はじめの一歩〟から同行している編集コンビが神トークの魅力を徹底解剖!
https://edoccostudio-reserve.stores.jp/items/63e073743313d22bfb3594e0
3月21日(祝)18時~、神田明神文化交流館「EDOCCO」B1階

【著者が語る】小川洋子さんが語る「からだの美」
小川洋子さんの随筆集『からだの美』の刊行を記念して、なんと小川さんご本人にpodcastにご登場いただきました! 随筆のテーマであり、小川さんの創作にも深く関わっている、からだの美について、そして生物の不思議についてお話いただきました。

【著者が語る&朗読🎤】九段理江さんが語る&読む、「Schoolgirl」と太宰治「女生徒」
芸術選奨新人賞のご受賞が発表されたばかりの、作家・九段理江さんをお招きしてインタビュー!受賞のご感想と、太宰治「女生徒」を元にした、九段さんの作品「Schoolgirl」について伺います。さらに「女生徒」と「Schoolgirl」の朗読もしていただきました!九段さんがどんなふうに「女生徒」を“サンプリング”して「Schoolgirl」を書き上げたのかが窺えるような、ぜいたくな朗読です!

【文學界presents文学への道】⑫文學界4月号の読みどころ
3月7日発売の文學界4月号の特集は「作家とギター」。その内容をはじめ、今月号の読みどころを丹羽編集長と副編・波多野が紹介します。

【オールの小部屋・番外編】Books for The Star☆BTSを読む② Vが愛した万葉集と韓国の詩に魅せられた詩人・茨木のり子
【オールの小部屋・番外編】オール讀物編集部がお届けするBTS×Booksのお話。今回は新入社員のジミンファンを迎えて、BTSのVさんがTHE WINGS TOURのさいたまスーパーアリーナ公演で諳んじた万葉集の一首とリンクする、「オール讀物」3・4月合併号に掲載された北村薫さん『中野のお父さん』シリーズの最新話「煙草入れと万葉集」の秘話、そして、韓国の詩に魅せられた詩人・茨木のり子さんの人生観がどのように形作られかに迫った梯久美子さんのノンフィクション『この父ありて 娘たちの歳月』について、担当編集者を交えてお話しします。

【話題作🎧試し聴き】畠中恵『まんまこと』/朗読・桑原敬一
新コーナー【話題作🎧試し聴き】オーディオブックの話題作を少しだけ試し聴きしませんか? 畠中恵さんの時代小説「まんまこと」は、町名主の跡取り息子が江戸は神田で大活躍するシリーズもの。桑原敬一さんの朗読が、楽しいばかりではなくほろっとさせると大評判です。【話題作🎧試し聴き】は毎週金曜日配信です!

【オールの小部屋】高野秀行、光浦靖子、東海林さだお……抱腹絶倒コラム紹介!
第168回直木賞の総力特集が話題のオール讀物3・4月合併号ですが、「読み物」を誌名に掲げているように、コラム・エッセイも抱腹絶倒、おもしろページが盛りだくさんです。今回は、とくに3・4月合併号の中から、担当者イチオシのおすすめコラムを紹介していく〝自画自賛〟企画。ついに3度目のイラク取材に成功した高野秀行さん「イラク水滸伝」、語学留学先のカナダで次から次へと危機に見舞われる光浦靖子さん「ようやくカナダに行きまして」、85歳をすぎ悟りの境地に達した東海林さだおさん「男の分別学 礼節入門」……たのしい「読み物」でハラハラドキドキ、大いに笑ってください!

【オールの小部屋】オール讀物・松井今朝子さん新連載スタート&人気連載最新話!
【オールの小部屋】「オール讀物」3・4月合併号から連載スタートの松井今朝子さんの「一場の夢と消え」、そして大団円を迎えた今野敏さんの「タイペイ・アセット」。夢枕獏さんの新作「おくのほそみち 多食都比売」、五十嵐律人さんのリーガル・ミステリー「一か罰か」、ますます好調な坂井希久子さんの『江戸彩り見立て帖』シリーズ最新話など、オール讀物は連載小説も大充実のラインナップ!各作品の読みどころを担当編集者たちが熱く語ります。

【著者が語る】「いまの私」を詠めばいい――俳句甲子園世代の旗手・神野紗希さんの「俳句入門」
『もう泣かない電気毛布は裏切らない』(文春文庫)は、俳句甲子園世代の旗手と呼ばれる俳人・神野紗希さんの初エッセイ集。俳句を詠む、俳句とともに生きる喜びが、多くの句とともに綴られています。読むと思わず一句詠んでみたくなる本書を手がかりに、神野さん自身の体験も踏まえながら、俳句をたのしむ最初の一歩について、具体的に教えていただきました。

【オールの小部屋・号外】第168回直木賞贈呈式での小川哲さんのご挨拶をノーカット配信!
2月22日に東京會舘で開催された、第168回直木三十五賞の贈呈式。『地図と拳』で直木賞を受賞した小川哲さんの受賞のご挨拶を、ノーカットでお届けします。

【オールの小部屋・号外】第168回直木賞贈呈式での角田光代選考委員の祝辞をノーカット配信!
2月22日に東京會舘で開催された、第168回直木三十五賞の贈呈式。『地図と拳』で直木賞を受賞した小川哲さんと、『しろがねの葉』で直木賞を受賞した千早茜さんに、角田光代選考委員が贈った祝辞をノーカットでお届けします。

【オールの小部屋・号外】第168回直木賞贈呈式での千早茜さんのご挨拶をノーカット配信!
2月22日に東京會舘で開催された、第168回直木三十五賞の贈呈式。『しろがねの葉』で直木賞を受賞した千早茜さんの受賞のご挨拶を、ノーカットでお届けします。

【オールの小部屋】「オール讀物」3・4月合併号 豪華顔ぶれの対談4本+直木賞作家特集
【オールの小部屋】「オール讀物」3・4月合併号は、直木賞特集として、受賞作家×選考委員の対談💭(小川哲さん×浅田次郎さん、千早茜さん×北方謙三さん)に加え、デビュー30周年を迎えて『ある愛の寓話』を刊行した村山由佳さんが、デビュー時から縁の深い五木寛之さんとの対談を、そして文藝春秋創立100周年記念作品『文豪、社長になる』を近々刊行予定の門井慶喜さんが、林真理子さんと対談をされています。真摯な小説論、そして作家としての姿勢など、さまざまな話題が広がっていく対談企画💭4本をお楽しみください! また、歴代受賞作家による読切短篇も充実。✒桐野夏生 「もっと悪い妻」石田衣良 「フェイスタトゥーの男」 IWGP19 北村薫 「煙草入れと万葉集」 中野のお父さん 桜木紫乃 「谷へゆく女」 荻原浩 「ハードボイルド・ルール」今号も読み応えたっぷりです!

【オールの小部屋】祝!第168回直木賞小川哲さん&千早茜さんを総力特集
2月22日発売「オール讀物」3・4月合併号は、第168回直木賞を受賞された小川哲さんと千早茜さんが登場。巻頭グラビアに自伝エッセイ、受賞作の冒頭掲載(なんと二作合わせて100ページ超えの大盤振る舞い!)と盛りだくさん。受賞記念対談では、小川哲さんは浅田次郎さんと満洲のスケール、戦争と科学についてなど、歴史を小説に書くことについて縦横無尽に語りました。千早茜さんは、小説すばる新人賞でのデビュー時の選考委員でもあり「ダディ」と慕う北方謙三さんと、厳しくも愛に溢れる対話を。華やかな総力特集にご期待ください。

【翻訳の部屋⑪】「普通」ってなんなのかな――自閉症の僕が案内するこの世界の歩き方
本書『「普通」ってなんなのかな 自閉症の僕が案内するこの世界の歩き方』の著者である、ジョリー・フレミング(リリック・ウィニック共著/上杉隼人訳)は自閉症でずっと周囲とうまくやれず、普通の小学校にも入れませんでした。しかし、彼は自分なりに世界と、人間と向き合った。そして気づけば高校を卒業し、大学も出て、イギリスのオックスフォード大学院に進み、修士号を取って、研究者になった――この本はそんなジョリー・フレミングが世界と人間をどう見て、どう考えて、どうつきあっているかを語る一冊です。
そこには意外な気づきや発見や、もしかしたらちょっとした救いがあるかもしれず、われわれが行き詰まっているこの世界を軌道修正するための、ちょっとしたヒントもあるかもしれません。ダイバーシティがあたりまえになった今だから読みたい本書の魅力を、担当編集者タカハシと、翻訳出版部部長ナガシマが語ります。
なおYoutubeの「本の話チャンネル」では、ジョリー氏のインタビュー動画もご視聴いただけます。

【本の螺旋階段⑧】高瀬乃一『貸本屋おせん』は本好きの胸に深々と刺さった! の巻
「貸本屋」の看板を掲げて江戸の街を疾走する〈おせん〉の姿に、思わずエールをおくる【本の螺旋階段】一同。本にまつわるウンチクも、不可解な謎解きの数々も、愉快な登場人物たちも、とにかく面白い『貸本屋おせん』は、超実力派新人による〝江戸ビブリオ捕物帖〟です。
【あらすじ】
第100回オール讀物新人賞を満場一致で受賞した著者が、満を持して送り出す初の作品集。
選考委員の村山由佳氏が「読み終えるなり『参りました』と呟いていた」と選評に記した受賞作「をりをり よみ耽り」の世界を5篇の連作で展開する。
物語の舞台は、文化年間の江戸浅草。女手ひとつで貸本屋を営む〈おせん〉の奮闘を描く。盛りに向かう読本文化の豊饒さは本好きなら時代を超えて魅了されることでしょうし、読本をめぐって身にふりかかる事件の数々に立ち向かう〈おせん〉の捕物帖もスリルに富んでいます。
【高瀬乃一さんのインタビューはこちら】
https://anchor.fm/hon-web/episodes/ep-e1ticst

【本の螺旋階段・特別編】〝書店まわり〟って何ですか!?
いつものように雑談に興じる【本の螺旋階段】。今回のテーマは、SNSでも話題になった「書店まわり」について。そもそも「書店まわり」って何? 具体的な効果は? 事前にアポは必要? など、なかなか聞けない書店業界のホンネに迫ります。何度も「そろそろ終わりましょう」と締めの挨拶をするも、そのつど新ネタが投入されて、語らい終わる気配なく……

【翻訳の部屋⑩】ノーベル賞受賞のスヴァンテ・ペーボ博士が来日。担当者が間近でみた博士の素顔とは!?
2022年ノーベル医学・生理学賞受賞したスヴァンテ・ペーボ博士。学生時代にミイラのDNA復元に挑んだのを皮切りに、古代DNAを取り出し、今やコロナ検査で全世界に知られるようになったPCR法を用いて増幅、復元するという研究ジャンルそのものを創始したことが高く評価された。
博士が受賞研究に至る人生のすべてを、本人が赤裸々につづった波乱万丈の回想録が『ネアンデルタール人は私たちと交配した』。先頃、ノーベル賞の受賞を携えて来日したペーポ博士の素顔を、担当編集者・タカハシと翻訳出版部長・ナガシマが語ります。

【5分で聴く♪文春新書】『シン・日本共産党宣言 ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由』(松竹伸幸)
日本の主要政党で党首公選が行われていないのは、共産党と公明党のみ。本書『シン・日本共産党宣言 ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由』(文春新書)では、48年間にわたり、共産党員として活動し、政策委員会で安保外交部長を務めたこともある著者が、党員による投票が可能な党首公選制を訴えるもの。党首公選をきっかけに、党内の異論、議論が可視化されれば、より国民に近い政党になれるのではないかという主張です。
しかし『シン・日本共産党宣言 ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由』発売からわずか17日後、2月5日に著者の松竹伸幸さんは日本共産党から、もっとも重い「除名」処分が決定されました。綱領と規約の違反、分派活動がその理由とされています。この処分に対して、今、どのように考えていらっしゃるかを率直にお伺いしました。(聞き手:前島篤志文春新書編集長)

著者朗読🎤 EXILE橘ケンチさんが読む『パーマネント・ブルー』vol.2 鉄平と二人、迷い込んだそこは……
うまくいかなかったショータイム。気持ちが収まらない賢太と鉄平は、どこに行くともなく歩き出す。逗子海岸からヒッチハイクで館山へ。山の麓に森があり、そこには一軒の家が……。第六章の名シーンをご本人の朗読でお届けします。
『パーマネント・ブルー』(文藝春秋/2023年2月刊)の詳細はこちらから

著者朗読🎤 EXILE橘ケンチさんが読む『パーマネント・ブルー』vol.1 奇跡のような夜
初小説『パーマネント・ブルー』は、狂おしいほどに熱い青春小説。ダンスに焦がれ、夢を追うと決めた日々のことを描いた物語のプロローグを、橘ケンチさんご本人に朗読して頂きました。
『パーマネント・ブルー』(文藝春秋/2023年2月刊)の詳細はこちらから

【祝・直木賞受賞!】小川哲さんを知るにはまずこの1冊&おすすめ本を語ります

【5分で聴く♪文春新書】『名優が語る 演技と人生』(関容子・著)
仲代達矢×岩下志麻、鳳蘭×松本白鸚、柄本明×白石加代子、小日向文世×渡辺えり、野村萬斎×麻実れい、吉行和子×小林薫、梶芽衣子×西島秀俊、桐竹勘十郎×寺島しのぶ。8組16人が語らう、とっておきの舞台裏ばなし満載の『名優が語る 演技と人生』(文春新書/関容子著)。
それぞれの超豪華対談では、宝塚きっての男役と梨園の大立者が若かりし頃に共演していたミュージカルでの破天荒な出来事、テレビドラマでもお馴染みの名優と女優のルーツとなった、伝説的アングラ劇団時代のエピソードや名演出家の思い出の数々、はたまた銀幕のスターと伝統芸能を背負う人間国宝のとっておきのエピソードなどなど、驚きに満ちたエピソードを担当編集者が紹介します。

【文學界presents文学への道】⑩滝口悠生さんが語る文學界3月号の読みどころ

【著者が語る】野本響子さん マレーシアの「まあいっか」ライフ
『東南アジア式「まあいっか」で楽に生きる本』発売記念! マレーシア在住の人気コラムニスト・野本響子さんに、「まあいっか」で明るくハッピーに生きるヒントを、3人の子育てでアップアップの担当編集・伊藤淳子が直撃――気もちが気持ちがちょっと楽~になる(はずの)トークをお届けします。

【5分で聴く♪文春新書】『昭和史の人間学』(半藤一利・著)
昭和史の語り部として知られた半藤一利さんは、一流の人物鑑定家でもありました。半藤さんが直接会った昭和の人物たち、史料のなかで出会った巨人たちのエピソード、人物評は、半藤昭和史の大きな魅力です。本書『昭和史の人間学』は、半藤さんの膨大な著作から、人物月旦を集めたもの。半藤さんの人間を見る確かな眼や、現代にも通じる組織論について担当編集者が語りました。(聞き手:前島篤志文春新書編集長)

【オールの小部屋・番外編】Books for The Star☆BTSを読む①SLAM DUNK、三国志演義…楽曲に登場する意外な作品
オール讀物編集部員がお届けするBTS×BOOKにまつわるお話。韓国で大ヒット中の「THE FIRST SLAM DUNK」。実はBTSの楽曲でも、主人公の桜木花道が歌詞に登場しています!オール讀物で「妙齢おねいさん道」を連載中の伊藤理佐さんの人気作とBTSの意外な関係とは?多くの日本漫画に親しんでいるBTSの日本オリジナル曲にはあの三国志演義の名エピソードが…BTSメンバーにもおなじみの三国志。宮城谷昌光さんの『三国志名臣列伝 蜀篇』で深堀りしてみては?

【本の螺旋階段⑦】高野和明『踏切の幽霊』の結末に思わず涙が……!の巻(ネタバレなし)
東海地方を襲った寒波に震えながら集まった秘密結社【本の螺旋階段】ですが、いざ高野和明さん11年ぶりの新刊『踏切の幽霊』(文藝春秋)について喋り出すと心も身体もヒートアップ! 「いいねえ」「ほんとにいい……」結末の余韻と美しさを語るメンバーの目にはうっすらと涙が……! 高野さんにしか書けない社会派推理幽霊長編。強烈にオススメです!
【あらすじ】
マスコミには決して書けないことがある――
都会の片隅にある踏切で撮影された、一枚の心霊写真。同じ踏切では、列車の非常停止が相次いでいた。
雑誌記者の松田は、読者からの投稿をもとに心霊ネタの取材に乗り出すが、やがて彼の調査は幽霊事件にまつわる思わぬ真実に辿り着く。
1994年冬、東京・下北沢で起こった怪異の全貌を描き、読む者に慄くような感動をもたらす幽霊小説の決定版!

【翻訳の部屋⑨】『Humankind 希望の歴史』性善説の伝道師ルトガー・ブレグマンってどんな人?
「世界一忖度のないジャーナリスト」「若い世代の希望の思想家」――世界46か国でベストセラーになっている『Humankind 希望の歴史』の著者ルトガー・ブレグマン氏の素顔とは? 来日した著者と日々をともにした編集者が、若き知性の人間性と思想の根幹に迫る。「日本人は働きすぎ!」「ムダな仕事が多すぎる!」「早く帰らなきゃ!」と叱られた話など、面白エピソード満載の「翻訳の部屋」!

【本の螺旋階段・特別編】芥川賞直木賞と本屋大賞を徹底雑談!
久しぶりに集まった読書秘密結社【本の螺旋階段】。決まったばかりの第168回芥川賞&直木賞、ノミネート10作が発表された本屋大賞について、ちょっと雑談のつもりが……! 「選評をどう読む?」「本屋大賞投票の決め手は?」と、トークは終わる気配なく……

【祝・直木賞受賞!】千早茜さんの代表作ぞろいの文春文庫。5冊の読みどころをご本人が紹介!
第168回直木賞受賞作家・千早茜さんご本人による、文春文庫ですぐ読める傑作をご紹介。直木賞候補ともなり、フィーバーを巻き起こした『男ともだち』、お仕事小説&群像劇で魅力的なスイーツを描いた『西洋菓子店プティ・フール』、男性読者の支持を集めた『ガーデン』、書き下ろし短篇が必読の『正しい女たち』、そして千早茜さん曰く「自身唯一の恋愛小説」である『神様の暇つぶし』まで、多彩な千早ワールドを堪能できます。豪華な解説者にもご注目を!

【オールの小部屋】祝・映画化。豊川悦司と片岡愛之助が『仕掛人・藤枝梅安』で魅せる!
まもなく全国公開される池波正太郎原作の映画『仕掛人・藤枝梅安』。『鬼平犯科帳』『剣客商売』と並んで、池波作品3大シリーズにも数えられる今作について、梅安愛あふれるミステリ通・石井による作品徹底解説に加え、試写で鑑賞した編集長・川田と新人・嶋田が語る見どころを紹介。「オール讀物」2月号では、主人公・藤枝梅安役の豊川悦司さんと、相棒・彦次郎役の片岡愛之助さんによる、特別対談を収録しています。キャスティングの裏側から、撮影現場でのエピソードまで、お二人の仲睦まじい様子と共に、誌面にてお楽しみいただければ幸いです。映画「仕掛人・藤枝梅安」は2月3日より、『仕掛人・藤枝梅安2』は4月7日より公開。ぜひ劇場へも足をお運びください。

【オールの小部屋】第2回「本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」決定発表&豪華読み切り恋愛小説短篇そろい踏み!
オール讀物2023年2月号は第2回「本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」発表!白熱した議論の末、奥田亜希子さんの『求めよ、さらば』が選ばれました。また、第1回「本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」受賞者の島本理生さんや、窪美澄さんの直木賞受賞後第一作、本誌に小説で初登場の綿矢りささん、今期の直木賞候補作『光のとこにいてね』が話題の一穂ミチさんなどの豪華な読切恋愛小説短篇が勢ぞろい!新入社員の心に残った作品は…?

【オールの小部屋・号外】千早茜さん直木賞受賞会見をノーカット放送!
2023年1月19日夕に選考会が開かれた第168回直木三十五賞。『しろがねの葉』(新潮社)で受賞を決めた千早茜さんの記者会見をいち早く、ノーカットでお届けします!

【オールの小部屋】冬の読切ミステリー特集は超絶力作の乱れ打ち!
冬は謎解きの季節! ということで、発売中のオール讀物2月号から、読切ミステリー3作をご紹介します。米澤穂信「命の恩」、芦沢央「最善」、赤川次郎「壁を越えて」。いずれも読みどころ満載の傑作に、文春ミステリー部員がついついしゃべりすぎるひと幕も……。

【オールの小部屋・号外】小川哲さん直木賞受賞会見をノーカット放送!
2023年1月19日夕に選考会が開かれた第168回直木三十五賞。『地図と拳』(集英社)で受賞を決めた小川哲さんの記者会見をいち早く、ノーカットでお届けします!

【発売即重版】注目の江戸ビブリオ捕物帖『貸本屋おせん』はこうして生まれた!

マイケルと、読む(4)直木賞候補作『光のとこにいてね』&『クロコダイル・ティアーズ』
マイケル・ジャクソンを愛する編集者が、1/19の直木賞選考会を前に「候補作もマイケルと読める?」という編集長オーダーにより、一穂ミチさん『光のとこにいてね』と雫井脩介さん『クロコダイル・ティアーズ』を読んで思い出したあれこれをお話しします。『光のとこにいてね』の主題歌として作られたんだっけ?と思うほど歌詞が内容ぴったりのあの曲、そして『クロコダイル・ティアーズ』の謎めいたヒロインに合わせたい恨み節ラブソングとは……。 ※ご感想や「ここ、間違ってるよ!」というマイケル同志からのご指摘など、もしよろしければ「オール讀物」編集部Twitter(@ooru_yomimono)にDMでいただけると有難いです。(制作:オール讀物編集部)

【5分で聴く♪文春新書】糖質中毒 痩せられない本当の理由(牧田善二・著)
なぜ痩せられないのか? 意志の弱さ、体質は、実は関係ありません。原因は、糖質を過剰に欲しがる脳にあったのです!
累計90万部突破のベストセラー「医者が教える食事術」シリーズの著者・牧田善二さんが、本書『糖質中毒 痩せられない本当の理由』(文春新書)では簡単・確実に痩せる6つの食事法を伝授。「太るメカニズム」を知り、生活習慣を変えていくノウハウが詰まっています。(解説:前島篤志文春新書編集長)

【著者が語る】中山七里さん『祝祭のハングマン』は現代版〇〇!?
中山七里さんの2023年第1作『祝祭のハングマン』刊行を記念してお話を伺います。あの人気時代劇に着想を得たという新作の読みどころをたっぷりと。さらに、昨年だけでも6作を刊行するなど第一線での活躍を続ける中山さんの「プロ小説家としての土台」とは……プロを目指す方には役立つこと請け合いの秘訣を、惜しみなく明かしてくださいました!(制作:オール讀物編集部)

【オールの小部屋】編集部員のゆかいな年末年始を赤裸々トーク!
日々、雑誌づくりに邁進しているオール讀物の編集部員5名だが、各々の私生活は厚いヴェールに包まれている。年末年始、部員たちはどこに出かけ、何を見、何を思い、どんな本を読んだのか!? ふだん明かされることのない部員のプライベートに迫る【オールの小部屋】新年特別版をお届けします!

【第99回「箱根駅伝」と『俺たちの箱根駅伝』を語り合う!】生島淳×EKIDEN News代表・西本武司
「週刊文春」で好評連載中の池井戸潤さん『俺たちの箱根駅伝』はいよいよ往路六区へと、突入します。そして、第99回『箱根駅伝』は、史上まれにみる名勝負となり、駒澤大学の優勝で幕を閉じました。日本唯一の陸上『雑談』専門チャンネル『Track Town JPN』(文化放送)の名物番組「潤の代わりに淳に訊く」のなかで、『俺たちの箱根駅伝』を熱烈に応援してくださっているスポーツライターの生島淳さんと、EKIDEN News代表の西本武司さんに、今年の箱根駅伝と、小説『俺たちの箱根駅伝』の魅力を語り合っていただきました。(制作:第二文藝部)

【文學界presents文学への道】⑨文學界2月号の読みどころ
1月7日発売の文學界2月号の読みどころを丹羽編集長と波多野が紹介します。特集は「『力と交換様式』を読む」。柄谷行人さんの新著を大澤真幸、鹿島茂、佐藤優、東畑開人、渡邊英理の各氏が読み解きます。高瀬隼子さんの「うるさいこの音の全部」、町田康さんの「踊り警察」など創作も充実しています。

【著者が語る】「できる」を能力主義から取り戻す!『体はゆく』伊藤亜紗さんに聞く
「できなかったことができる」って何だろう? 障がいや病気を抱えた人の体の可能性を探究してきた美学者がはじめて挑んだ「できる」をめぐるメカニズム。楽器演奏からスポーツの習得まで、テクノロジーを介して見えてきた体の“奔放な”可能性とは――『体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉』(文藝春秋)の著者・伊藤亜紗さんにお話をうかがいました。
(BGM:MinamiHayato)

【文春推理部】2022年おすすめミステリ(他社本&自社本)を徹底討論の巻【部員の偏愛イチオシ編】
「推理! びっくり! ミステリー!」を合い言葉に、日夜、名探偵の存在意義について考察を深める【文藝春秋ミステリー部(文春推理部)】。版元、担当あんまり関係なく、とにかく面白い〝2022年おすすめ作〟を紹介しあう企画の第4弾(最終回)です。今回は「どうしてもこれだけは言っておきたい」という部員の偏愛イチオシ作品について熱く語ります!
ニクラス・ナット・オ・ダーグ『1793』『1794』『1795』(小学館文庫)
米澤穂信『栞と嘘の季節』(集英社)
松井今朝子『愚者の階梯』(集英社)
有栖川有栖『捜査線上の夕映え』(文藝春秋)
乾くるみ『ハートフル・ラブ』(文春文庫)

【文春推理部】2022年おすすめミステリ(他社本&自社本)を徹底討論の巻【海外編】
「推理! びっくり! ミステリー!」を合い言葉に、日々、推理世界と対峙している【文藝春秋ミステリー部(文春推理部)】。版元、担当いっさい関係なく、とにかく面白い〝2022年おすすめ作〟を紹介しあう企画の第3弾。今回は翻訳ミステリについて語ります!
スチュアート・タートン『名探偵と海の悪魔』(文藝春秋)
ジャニス・ハレット『ポピーのためにできること』(集英社文庫)
エルヴェ・ル・テリエ『異常【アノマリー】』(早川書房)
ポール・ベンジャミン『スクイズ・プレー』(新潮文庫)
マイクル・Z・リューイン『父親たちにまつわる疑問』(ハヤカワ・ミステリ文庫)

【文春推理部】2022年おすすめミステリ(他社本&自社本)を徹底討論の巻【国内編②】

【文學界presents文学への道】⑧2022年を振り返る
今回は編集部の忘年会からお届けします。編集部員それぞれが今年、記憶に残った3つの出来事を語りながら、2022年を振り返ります。

【5分で聴く♪文春新書】『ウクライナ戦争の200日』(小泉悠・著)
今年2月24日にはじまったウクライナ戦争。2022年はこの戦争の話題に明け暮れた一年間でした。
メディアにも数多く登場した、気鋭のロシア軍事および安全保障専門家・小泉悠さんが、「ウクライナ戦争の200日」を7人と多角的に語り合った、待望の対談集が『ウクライナ戦争の200日』(文春新書)です。「ロシアは絶対悪なのか」×東浩紀さん、「超マニアック戦争論」×砂川文次さん、「ウクライナ侵攻 100日の『天王山』×高橋杉雄さん、「ウクライナの『さらにいくつもの片隅に』」×片渕須直さん、「『独裁』と『戦争」の世界史を語る」×ヤマザキマリさん、「ウクライナ侵攻 戦争の分岐点」× 高橋杉雄さん、「ドイツと中国とロシアの世界勢力図」×マライ・メントライン×安田峰俊さんとの7つの対談では、複数の大国がそれぞれ異なる価値観を掲げる、複雑な世界を私たちはどう生きるべきかが語られています。
年末年始にぜひ本書を手に取って、これからの日本の進むべき道を深く考えてみませんか?(担当:鳥嶋/聞き手:前島篤志文春新書編集長)

【著者が語る】村山由佳さんが辿りついた性愛より深い愛の境地――『ある愛の寓話』

【文春推理部】2022年おすすめミステリ(他社本)を徹底討論の巻【国内編①】
「推理! びっくり! ミステリー!」を合い言葉に、夜な夜な集ってミステリ道を探求する【文藝春秋ミステリー部(文春推理部)】。版元、担当いっさい関係なく、とにかく面白い〝2022年おすすめ作〟を紹介しあう企画の第1弾です。
荒木あかね『此の世の果ての殺人』(講談社)
夕木春央『方舟』(講談社)
白井智之『名探偵のいけにえ』(新潮社)

【5本で聴く♪文春新書】『男性中心企業の終焉』(浜田敬子・著)
ジェンダーギャップが、今なお日本企業に根強く残るのはなぜか?
グローバル企業を目指す中で、業界の中での生き残りをかけて、そしてコロナ禍でのリモートワーク普及の追い風を受けて、本気で変わり始めた日本型企業。メルカリ、NTTコミュニケーションズ、富士通、丸紅、キリン……「失われたジェンダー30年」を取り戻そうとする奮闘と変化の過程を、元「AERA」編集長の著者自身の体験を交え、豊富な取材で描き出した『男性中心企業の終焉』(文春新書)。
経営学者の入山章栄さん(『世界基準の経営理論』著者)も、「日本中の経営者・管理職に私が配りたい」と絶賛した本書の読みどころを、担当編集者が解説します!(聞き手:前島篤志文春新書編集長)

祝「第2回本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」受賞!『求めよ、さらば』著者・奥田亜希子さんインタビュー
「第2回本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」は奥田亜希子さんの『求めよ、さらば』が受賞作となりました。著者の奥田さんに、構想のきっかけや、作品を通して書きたかったことをお伺いしました。選考会の詳細などは「オール讀物」2023年2月号に掲載されます。

著者朗読🎤 大木亜希子さん「マイ・ディア・キッチン」後篇
モラハラ夫との生活に限界を迎え、家を飛び出した白石葉が逃げ込んだ先は、一軒家レストラン「Maison de Paradise」。元料理人としての腕を見込まれ、葉はレストランで住み込みシェフとして働くことに…
https://bessatsu-bunshun.com/n/n5c0ae23d9ebc

【オールの小部屋】佐藤愛子さん100歳の日々と直筆原稿

【オールの小部屋】2023年は佐藤愛子、司馬遼太郎、池波正太郎、文藝春秋みんな100歳!
新たな年の幕開けとなるオール讀物1月号は、「文藝春秋」創刊100年のタイミングに合わせた豪華企画「文藝春秋、百年の記憶」をお届けします。
菊池寛が雑誌「文藝春秋」を創刊したのは1923年(大正12年)。佐藤愛子さん、司馬遼太郎さん、池波正太郎さん、遠藤周作さんら錚々たる顔ぶれの文学者が生まれています。オール新年号では、まずグラビアで生誕100年の作家たちを取りあげるとともに、南伸坊さん×清水ミチコさん×能町みね子さんが、文士たちの顔面力を徹底討論しました。
小説では、門井慶喜さんの菊池寛の評伝がついに最終回! 春風亭小朝師匠に「こんな面白い小説は読んだことがない」と言わしめた、意欲的な感動作です。北村薫さんの人気シリーズ「中野のお父さん」では池波正太郎の代表作「鬼平犯科帳」を別角度からとらえ、中島京子さんの「切支丹屋敷から出た骨」では文京区を舞台に、遠藤周作の名作『沈黙』が登場します。(制作:オール讀物編集部)

著者朗読🎤 大木亜希子さん「マイ・ディア・キッチン」前篇
大木亜希子さんが綴る新連載「マイ・ディア・キッチン」は、レストランでシェフとして働く34歳の女性、白石葉を主人公としたハートウォーミングな料理小説。葉がつくるお料理の数々は、料理家の今井さんがプロデュース! 最強のコラボによって生まれた料理小説の第1話を、大木さん自ら全文朗読♬ 疲れた夜におすすめです。
https://bessatsu-bunshun.com/n/n5c0ae23d9ebc

【オールの小部屋】新春吉例・豪華人気作家競作! 十人十色の傑作短篇がずらり顔見世
12月21日発売となった「オール讀物」2023年1月号は、新春吉例となっている人気作家の豪華な短篇がずらり!
朝井まかてさんの「身のほどしらず」、小池真理子さんの「日暮れのあと」、恩田陸さんの「歌うカステラ」、石田衣良さんのIWGP「〈私生(サセン)〉流出」、逢坂剛さんの「夜叉菊」、宮城谷昌光さんの三国志名臣列伝「周瑜」、冲方丁さんの「剣樹抄 インヘルノ」、砂原浩太朗さんの藩邸差配役「秋江賦」、阿部智里さんの八咫烏シリーズ幕間「山を下りて」、夢枕獏さんの陰陽師「按察使大納言 不思議のこと」と十人十色の作品が並びました。
雑誌の校了作業をを終えたばかりの担当編集者が、各作品の読みどころ&注目ポイントを語りました。(制作:オール讀物編集部)

大事な人への贈り物にぴったり!? 読書専用珈琲『告白』ブレンド誕生秘話を湊かなえさんに聞く!
飲んでから読むか? 読んでから飲むか?――湊かなえさん自ら豆を選び抜いたというオリジナルブレンド〝読書専用珈琲〟『告白』が誕生! 徹底して「牛乳」との相性にこだわったという『告白』ブレンド誕生秘話から、美味しい淹れ方のコツまで、湊さんに聞いた。
クリスマスやバレンタインの贈り物にもぴったりの『告白』ブレンドは、広島県尾道市を拠点とする書店チェーン啓文社が湊さんとタッグを組んで開発。啓文社11店舗の店頭のほかオンラインショップでも購入できる。
湊かなえさん特製『告白』ブレンドの紹介はこちら
https://keibunsha.net/bookmeetscoffee/kokuhaku.php
角川春樹さん、阿川佐和子さん、北方謙三さんたちのオリジナルブレンドの紹介はこちら
https://keibunsha.net/bookmeetscoffee/index.php

【5分で聴く♪文春新書】大人の学参『まるわかり近現代史』(津野田興一・著)
学校の授業では駆け足になってしまいやすい「近現代史」。しかし、今のニュースを理解するためにはまさに必須科目といえます。
そこで12月の文春新書の新刊『まるわかり近現代史』では、高校世界史の第一人者・津野田興一さんが、豊富な図表やデータとともに、わかりやすく世界史の知識を再起動&アップデイト! あなたの頭脳を楽しく活性化させる「大人の学習参考書」です。
本書の読みどころ、ポイントを担当編集者が判りやすく解説します。姉妹編『まるわかり世界史』(文春新書)とあわせると、さらに理解度アップするはずです。(聞き手:前島篤志文春新書編集長)

【翻訳の部屋⑧】SF小説×技術解説が融合したベストブック『AI 2041 人工知能が変える20年後の未来』
新進気鋭のSF作家・チェン・チウファン(陳 楸帆)がストーリーで見事に未来をビジュアライズし、元GAFAトップの人工知能学者・カイフー・リー(李 開復)が最先端AIテクノロジー解説した『AI2041 人工知能が変える20年後の未来』。
ビジネスパーソンの生き残りに必携の「SF的ビジネス教養書」を見事に翻訳した、ベテラン翻訳家・中原尚哉さんに、私たちの未来を変えていくAIテクノロジー、たとえば自然言語処理についてなど、本書の読みどころを様々な角度で伺いました。(聞き手:担当編集者キヌガワ)

第168回直木賞候補作発表! 全候補プロフィール&あらすじを5分で紹介
12月16日、第168回直木賞候補作が発表されました。全候補のプロフィールとあらすじを5分でご紹介します。駆け足にはなりますが、ご興味の湧いた方はぜひ候補作をお手に取ってみてください。12/21発売の「オール讀物」1月号ではすべての候補者の方のインタビューもお読みいただけます。(制作:オール讀物編集部)

世界が変わるミステリー!――湊かなえ『花の鎖』を語る
「すべての鎖がつながったとき、世界は一転する」――刺激的な惹句とともに装いを新たにした湊かなえさんの〝裏ベスト〟『花の鎖』。文春文庫50年を記念した「文春文庫の50冊」に選ばれたロングセラーですが、本書の単行本が刊行されたのは2011年の3月。折しも東日本大震災が発生した直後のことでした。
震災直後のサイン会の模様や、「数独パズルのような物語を作りたい」という執筆の動機など、湊さんご本人にうかがいました。

【5分で聴く♪文春新書】大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の謎を解き明かす『承久の乱』(本郷和人・著)
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」もいよいよ最終回!
本書『承久の乱 日本史のターニングポイント』(文春新書)は、北条義時を軸に、「武士の天下」を生み出した承久の乱をつぶさに描くとともに、頼朝政権の誕生から、いかにして鎌倉幕府が確立していったかを、この時代が専門の歴史学者・本郷和人さんが解き明かす一冊です。大河ドラマの主要人物が、歴史学からはどのように考えられているか、その意外な実像に驚いたり、納得したり……。
さらに時政、義時、泰時から時宗、高時に至る、北条一族の歴史をフォーカスして、鎌倉時代を網羅した本郷和人さんの著作『北条氏の時代』(文春新書)もあわせて紹介します。(語り手:前島篤志文春新書編集長/聞き手:文春新書編集部員・鳥嶋)

【5分で聴く♪文春新書】『アントニオ猪木 闘魂の遺伝子』(門馬忠雄・著)
2022年10月1日、この世を去った不世出のスーパースター、アントニオ猪木。
12月の文春新書の新刊『アントニオ猪木 闘魂の遺伝子』は、元東京スポーツ記者、テレビ解説者としても活躍したプロレス取材歴60年の門馬忠雄さんが、「昭和プロレスの語り部」として猪木、そして新日本プロレスを縦横無尽に綴った「鎮魂歌」です。
本書の読みどころ、さらに登場する藤波辰爾や長州力らの秘蔵エピソードを担当編集者が解説します!(聞き手:前島篤志文春新書編集長)

【オールの小部屋】川崎のカリスマ書店員さんが絶賛!木下昌輝さんが描く宇喜多&武蔵の凄み
第12回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞した、木下昌輝さんの『孤剣の涯て』(文藝春秋)。
選考委員を務めた丸善ラゾーナ川崎店の市川淳一さんは、木下さんのデビュー作を『宇喜多の捨て嫁』(文春文庫)日本一売ったカリスマ書店員です。木下作品のスタイリッシュな構成、ミステリー仕掛けの巧さ、そして実際の歴史との驚きのリンク……壮大な宇喜多家のサーガが捨て嫁から『宇喜多の楽土』(文春文庫)を経て、受賞作『孤剣の涯て』へと結実する過程、さらに本作の主人公、剣豪・宮本武蔵についても、独自の目線で熱血解説していただきました!
後半は過去の受賞作や市川さんのお勧め作品、そして来年生誕100周年を迎える司馬遼太郎、池波正太郎についてなど、歴史時代小説に関する話題を多岐にわたってお送りします。(聞き手:川田未穂「オール讀物」編集長)

【著者朗読】🎤 誉田哲也さん単行本最新刊『妖の絆』「序章」を読む
文藝春秋12月の新刊、誉田哲也さんの『妖の絆』。誉田作品史上、“最強”のヒロイン・紅鈴の活躍を描く「妖」シリーズ。『妖の華』 [『妖の掟』に続く、シリーズ第3弾にしてエピソード・ゼロです。そんな『妖の絆』から、「序章」を著者の誉田哲也さんに朗読いただきました。どうぞ、お楽しみください。

【5分で聴く♪文春新書】『メタバースと経済の未来』(井上智洋・著)
フェイスブックが社名を「メタ」に改めたように、いま熱い注目を集めるメタバース。近い未来に人類はメタバース内で生活するようになるかもしれません!
そのとき、社会はどう変わるのか? そして貨幣、雇用、身体の行方はーー資本主義を大きく変容させる「純粋デジタル経済圏」の誕生をも論じた文春新書『メタバースと経済の未来』(井上智洋・著)。負け続ける日本企業のラストチャンス=日本をメタバース先進国にするためにも必読の本書を、文春新書編集長の前島篤志と担当の鳥嶋が解説します。

【翻訳の部屋⑦】未来予測本の決定版!『AI 2041 人工知能が変える20年後の未来』
われわれはA Iに降伏するのか? それとも、AIでよき未来をつくるのか?
世界的ベストセラー中国SF『三体』の作者・ 劉慈欣氏も推薦——深層学習、未来予測、自然言語処理、AI教育、ディープフェイク、自動運転、VR/AR/MR、メタバース、量子コンピュータ、仮想通貨、ブロックチェーン、AI兵器、幸福感、消える職業・生まれる職業、ベーシックインカムなど、『AI 2041 人工知能が変える20年後の未来』には、すべての未来予測が一冊に網羅されています。
SF的ビジネス教養書として、ビジネスパーソンの生き残りに必携の本書の魅力を、翻訳者・中原尚哉さんが大いに語りました!(聞き手:翻訳出版部部長ナガシマ)

【本の螺旋階段⑥】有栖川有栖『捜査線上の夕映え』のエモさに悶絶! 驚愕! の巻(ネタバレなし)
急に寒くなり、ちょっとカゼ気味の秘密結社【本の螺旋階段】でしたが、有栖川有栖さん『捜査線上の夕映え』(文藝春秋)のトークが始まるやいなや、ノンストップで語り続けて、ますますノドを痛めるのでありました……。いちおうネタバレなしでお届けします!
あらすじ:一見ありふれた殺人事件のはずだった。大阪の場末のマンションの一室で、男が鈍器で殴り殺された。金銭の貸し借りや異性関係のトラブルで、容疑者が浮上するも……。
「俺が名探偵の役目を果たせるかどうか、今回は怪しい」
火村を追い詰めた、不気味なジョーカーの存在とは――。コロナ禍を生きる火村と推理作家アリスが、ある場所で直面した夕景は、佳き日の終わりか、明日への希望か――。
※冒頭の近況コーナーで言及した、第70回菊池寛賞の宮部みゆきさんご挨拶はこちらから、
https://anchor.fm/hon-web/episodes/ep-e1rloj0/a-a8im20j
※有栖川有栖さんご自身が『捜査線上の夕映え』について語った【作家の仕事場・第1弾】はこちらからお聴きいただけます。
https://anchor.fm/hon-web/episodes/20221-e1q7qmt/a-a8im20j

【文學界presents文学への道】⑦文學界1月号の読みどころ
12月7日発売の文學界の特集は「無駄を生きる」。その内容を丹羽編集長と編集部の浅井が紹介します。

著者朗読🎤誉田哲也さん文庫最新刊『妖の掟』を読む

浅倉秋成が教える「エッセイの極意」――講座「書くをはじめてみよう!」をハイライトでお届けします!
2022年12月14日(水) 20時~、浅倉秋成さんのオンライン講座〈読まれる小説メソッド〉開催決定!!
https://bessatsu-bunshun.com/n/n4e62ae794f15
それを記念し、エッセイの名手でもある浅倉さんが先月、まずエッセイの極意をレクチャーしてくださった講座をハイライトでお届けします。
下記情報もご参照頂きながらぜひ聞いてみてください。
極意① 読者が飽きない流れを作る
(1) 結論(例:嬉野は世界を救う!)
(2) 具体例 (例:なぜなら…)
(3) 結論(例:というわけで、嬉野は世界を救う)
極意②
何人たりとも避けて通れない「意味を損なわずに文章を削る」という難題への対処法は――。
※以下に音声中に出てくる例文を記載します。
(1)
学校の教室では、先生が黒い黒板に白いチョークでかつかつと文字を書いていた。
先生は田中くんに「うるさい」と言うと、白いチョークを思い切り投げた。
けれどもチョークは、田中くんには当たらなかった。
(2)
学校の教室で、先生は黒板に文字を書いていた。先生は田中くんに「うるさい」と言ってチョークを投げた。
しかしチョークは、田中くんに当たらなかった。
(3)
先生が投げたチョークは、狙い通り田中くんには当たらなかった。
*このレクチャーは、佐賀県・嬉野温泉にある和多屋別荘で〈ライター・インレジデンス〉を体験中の浅倉さんが、講座「書くをはじめてみよう!」を実施した時のものです。
▼フルバージョン動画はこちらでご覧ください
https://www.youtube.com/watch?v=lqp0MVwdFwg
▼「書くをはじめてみよう!」詳細

【オールの小部屋・号外】コロナ禍の別離――宮部みゆきさん菊池寛賞挨拶をノーカットでお届け!
2022年12月2日に開催された第70回菊池寛賞の贈呈式。受賞者のひとりである宮部みゆきさんが語ったのは、コロナ禍で亡くなった大切な人たちへの愛惜の思いでした。いちはやくノーカットでお届けします。

【5分で聴く♪文春新書】③大人の学参『まるわかり世界史』(津野田興一・著)
年号や用語を丸暗記、というイメージの強い「世界史」。しかし、断片的な知識を繫ぎ、大きなストーリーが見えてきたときこそ、その真価が発揮されるものです。中学、高校の授業で習った知識を再起動&アップデイトすると、現在の世界のニュースがよく理解できる! あなたの頭脳を楽しく活性化させる「大人の学習参考書」シリーズの第1弾『まるわかり世界史』(津野田興一・著)について、文春新書の前島篤志編集長が解説します!

マイケルと、読む(3)『スタッフロール』(深緑野分)とThriller
マイケル・ジャクソンを愛する編集者が、本を読んでは思い出すマイケルのあれこれをお話ししてみます。今回は深緑野分さん『スタッフロール』と2022年12月1日にリリース40周年を迎えるThrillerのショートフィルム舞台裏について。映画の魔法に魅せられた二人の女性の物語から、音楽映像にも革新をもたらしたマイケルに思いを馳せました。※ご感想や「ここ、間違ってるよ!」というマイケル同志からのご指摘など、もしよろしければ「オール讀物」編集部Twitter(@ooru_yomimono)にDMでいただけると有難いです。(制作:オール讀物編集部)
マイケルと、読む①『傷痕』(桜庭一樹)とKing of Pop
マイケルと、読む②『屍人荘の殺人』(今村昌弘)と、あの名曲 ※ネタバレあり

【5分で聴く♪文春新書】②『統一教会 何が問題なのか』(文藝春秋編)
献金強要、霊感商法、合同結婚式、政界との癒着など、多くの社会問題を引き起こしてきた統一教会。文藝春秋は30年あまり、その実態を報じてきました。宗教とカルトの境は? 政治家と宗教の関係は? 信者家族の悲劇にどう対処すべきか? 鈴木エイトさんをはじめ、第一人者がその実態に鋭く迫った、文春新書『統一教会 何が問題なのか』を読めばすべてがわかります! 本書のポイントを文春新書の前島篤志編集長が解説しました。

【5分で聴く♪文春新書】①『日本の伸びしろ 悲観を成長に変える思考力』(出口治明・著)
「未来に期待できない」「希望が持てない」――問題だらけの日本だから、どうしても悲観論を口にしがち。しかし、現状は一点突破で変えられる。「好きなことにのめりこむ」「女性を主役に」「留学生を増やす」「パートタイマーに厚生年金を」etc……出口治明さんが「明るい社会への道」を明快に提示した『日本の伸びしろ 悲観を成長に変える思考力』のポイントを、文春新書の前島篤志編集長が解説します!

【文學界presents文学への道】⑥1月号の目玉と文学フリマレポート
12月7日発売の文學界1月号の目玉は、今年「ブラックボックス」で芥川賞を受賞した砂川文次さんの新連載「越境」第1回です。担当の長谷川がその内容を紹介。その勢いで、去る11月20日に開催された「文学フリマ」の熱気をレポートします。
