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ほんのれんラジオ

ほんのれんラジオ

By 編集工学研究所 ほんのれん編集部

本のページをめくりながら、さまざまな「問い」を考えます!
編集工学研究所(所長:松岡正剛)のエディターが、6万冊の本に囲まれたオフィスからお送りします。

のんびり、ゆったり、深く広く。ぜひ、ご一聴ください♪

<登場する「ほんのれん」編集部員>
ニレヨーコ:大阪育ちNY仕込みのデザイナー。好物は芸能ニュース、特技は西洋占星術。
おじー:しなやかな万能ライター。民芸品好き、舞台役者もこなす。カレーうどんが主食。
はるにゃ:のんびりエディター。長崎で、植物とぬいぐるみと暮らす。
はっしー:「百考編」に登場する気まぐれ共読お兄さん。

★カバーアート special thanks!!
イラスト:須山奈津希さん/デザイン:MIDORISさん

★「ほんのれん」記事をBusiness Insider Japanで連載中!
www.businessinsider.jp/series/hon-noren-shunkanbonkou/

★「ほんのれん」はミニライブラリーに毎月「問い」と5冊の本「旬感本」をお届けするサービスです。(共同運営:編集工学研究所・丸善雄松堂)
honnoren.jp

★X(twitter): ほんのれんラジオ@honnoren_radio
Instagram:ほんのれん@hon_no_ren
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8-2. 強いリーダーが大事?生命みたいなフラット組織がいい?これからの「チーム」はどんな形か、考えてみる。(リーダーの歴史・後編)【チーム】

ほんのれんラジオNov 28, 2023

00:00
35:41
8-2. 強いリーダーが大事?生命みたいなフラット組織がいい?これからの「チーム」はどんな形か、考えてみる。(リーダーの歴史・後編)【チーム】

8-2. 強いリーダーが大事?生命みたいなフラット組織がいい?これからの「チーム」はどんな形か、考えてみる。(リーダーの歴史・後編)【チーム】

「ほんのれん」11月号のテーマは、"「いいチーム」って?"。


チームワークやリーダーシップに、悩みは尽きない。

「いいチーム」って、どんなチーム?自分たちに合っているチームの形や、リーダーの役割って?

色々考えていくために、一度、歴史を振り返ります。

『リーダーシップ進化論 人類誕生以前からAI時代まで』(酒井穣 著)と『ティール組織 マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』(フレデリック・ラルー 著)をゲスト本に迎えて、チームの変遷と未来像を考えます(後編)。


*ほんのれん公式サイトはこちら→⁠https://honnoren.jp/⁠


 

<今回登場する本(*一部、ラジオ内ではタイトルに言及できなかった書籍もあります)>

●『リーダーシップ進化論 人類誕生以前からAI時代まで』酒井穣(著)、発行元:BOW&PARTNERS、発売元:中央経済グループパブリッシング、2021

●『情報の歴史21』 松岡正剛 (監修)、編集工学研究所・イシス編集学校(構成)、編集工学研究所 2021

●『ティール組織 マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』フレデリック・ラルー (著), 嘉村賢州 (その他), 鈴木立哉 (翻訳)、英治出版、2018

●『「協力」の生命全史: 進化と淘汰がもたらした集団の力学』ニコラ・ライハニ (著), 藤原多伽夫 (翻訳)、東洋経済新報社、2023

●『創発―蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク』スティーブン ジョンソン (著), 山形浩生 (翻訳)、ソフトバンククリエイティブ、2004

●『ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」』山極寿一 (著) 毎日新聞出版、2018

●『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』奥野克巳 (著)新潮文庫、2023

Nov 28, 202335:41
8-1. 時代が変われば、リーダーシップも変わるもの!人類史で、チームやリーダーはどう変遷してきた?(リーダーの歴史・前編)【チーム】

8-1. 時代が変われば、リーダーシップも変わるもの!人類史で、チームやリーダーはどう変遷してきた?(リーダーの歴史・前編)【チーム】

「ほんのれん」11月号のテーマは、"「いいチーム」って?"。

チームワークやリーダーシップに、悩みは尽きない。

「いいチーム」って、どんなチーム?自分たちに合っているチームの形や、リーダーの役割って?

色々考えていくために、一度、歴史を振り返ろう。

チームやリーダーシップが、人類史でどう生まれ、どう変わってきたのか。

『リーダーシップ進化論 人類誕生以前からAI時代まで』(酒井穣 著)と『情報の歴史21』をゲスト本に迎えて、歴史を一気に振り返ります(前編)。


*ほんのれん公式サイトはこちら→https://honnoren.jp/


<今回登場する本>

●『リーダーシップ進化論 人類誕生以前からAI時代まで』酒井穣(著)、発行元:BOW&PARTNERS、発売元:中央経済グループパブリッシング、2021

●『情報の歴史21』 松岡正剛 (監修)、編集工学研究所・イシス編集学校(構成)、編集工学研究所 2021

●『利己的な遺伝子 40周年記念版』リチャード・ドーキンス (著), 日髙敏隆 (翻訳), 岸 由二 (翻訳), 羽田節子 (翻訳), 垂水雄二 (翻訳)、紀伊國屋書店、2018

●『ティール組織 マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』フレデリック・ラルー (著), 嘉村賢州 (その他), 鈴木立哉 (翻訳)、英治出版、2018


Nov 21, 202337:00
7-6. 【特別編】松岡正剛にならう、本との交際術。読書はファッションだ!?【読書】
Nov 14, 202338:39
7-5. 【特別編:本の歴史(後編)】グーテンベルク vs Kindle、世界を変えるのはどっち!中世から現代まで。【読書】

7-5. 【特別編:本の歴史(後編)】グーテンベルク vs Kindle、世界を変えるのはどっち!中世から現代まで。【読書】

読書の秋、まだまだ行きますよ〜!題して、「本の歴史、総ざらいスペシャル」。

前編と後編に分けてお届けします。


編集工学研究所の知見を総動員して、ほんのれん編集部が独自に「書物の歴史年表」を作りました。ほんのれんラジオのX(Twitter)か、以下のURLからぜひご覧ください。

▶︎ ほんのれんラジオのX:https://twitter.com/honnoren_radio⁠

▶︎年表の直接DLはこちら:https://eel-jp.box.com/s/yp5lj3utpmascnrehn73piwiouacw37m


今回はこの年表を見ながら、中世から現代まで、本の歴史を一気に概観します。

・中世、修道院で芸術的な写本が続々!

・1450頃、ついに登場、グーテンベルクの活版印刷!

・17世紀、イギリスで辞書が大量発生。近代国家と「国語」の関係

・18世紀、江戸で読書会がトレンド入り。

・20世紀、ラジオの登場で音読が消失!? ・2007 Kindleとi-phone、因縁のライバル関係スタート。


▼▼▼

書物の歴史年表は、『情報の歴史21』(松岡正剛 監修・編集工学研究所、イシス編集学校 構成)のフォーマットをもとに作成しました。

『情報の歴史21』は、編集工学研究所のウェブショップからご購入いただけます。

松岡正剛の歴史コピーワークが全面に散りばめられた東西同時年表です。学びや思索や創作のお供に、ぜひ!

https://www.eel.co.jp/topics/news/3173

▶︎書籍版 https://shop.eel.co.jp/products/detail/251

▶︎電子版 https://shop.eel.co.jp/products/detail/494


<今回登場する本>

●『情報の歴史21』 松岡正剛 (監修)、編集工学研究所・イシス編集学校(構成)、編集工学研究所 2021

●『読書の歴史―あるいは読者の歴史』アルベルト マングェル (著)、原田 範行 (訳)、柏書房 2013

●『江戸はネットワーク』田中 優子 (著)、平凡社 2008



Nov 07, 202336:35
7-4. 【特別編:本の歴史(前編)】本はどこから来たのか? 文字爆誕!からまさかの弾圧まで【読書】

7-4. 【特別編:本の歴史(前編)】本はどこから来たのか? 文字爆誕!からまさかの弾圧まで【読書】

読書の秋、まだまだ行きますよ〜!題して、「本の歴史、総ざらいスペシャル」。前編と後編に分けてお届けします。


編集工学研究所の知見を総動員して、ほんのれん編集部が独自に「書物の歴史年表」を作りました。ほんのれんラジオのX(Twitter)か、以下のURLからぜひご覧ください。

▶︎ ほんのれんラジオのX:https://twitter.com/honnoren_radio⁠

▶︎年表の直接DLはこちら:https://eel-jp.box.com/s/yp5lj3utpmascnrehn73piwiouacw37m


今回はこの年表を見ながら、古代の本の歴史を駆け抜けます。

・まずは文字の発生から!文字が生まれて、情報の保存が可能になった。

・初期の本は、巻物だった。現存する最古のパピルスはBC2400ころ。

・本が増えて、図書館登場。アレクサンドリア図書館という伝説の場所。

・そして権力による弾圧へ。BC213、焚書坑儒。

▼▼▼

書物の歴史年表は、『情報の歴史21』(松岡正剛 監修・編集工学研究所、イシス編集学校 構成)のフォーマットをもとに作成しました。

『情報の歴史21』は、編集工学研究所のウェブショップからご購入いただけます。

松岡正剛の歴史コピーワークが全面に散りばめられた東西同時年表です。学びや思索や創作のお供に、ぜひ!

https://www.eel.co.jp/topics/news/3173

▶︎書籍版 https://shop.eel.co.jp/products/detail/251

▶︎電子版 https://shop.eel.co.jp/products/detail/494


Oct 31, 202331:22
7-3. 読書は脳に効くってホント!? 読むか、読まないか、それとも、ツンドク? デジタル時代に、本との付き合い方を再考してみる回。【読書】

7-3. 読書は脳に効くってホント!? 読むか、読まないか、それとも、ツンドク? デジタル時代に、本との付き合い方を再考してみる回。【読書】


SNSも動画ストリーミングも仕事メールも、次から次にチェックしなきゃで忙しい。

このデジタル・ワールドの中で、本を読む習慣を維持するのって、本当に大変ですよね。


そもそも、これだけ情報が溢れた社会で、読書ってまだ意味あるの?

こんなに情報過多なのに、一体どうやって「本」からの情報までキャッチアップできるってわけ?

そんな疑問に、「積読術」と「脳科学」が答えてくれる回です。


・積読こそが正義!(やったー、どんどん積もう♡)

・読書すると、ミラーニューロンが動くらしい。(どゆこと?)

・脳に、読書は必要なのか?

・本を読むと経験が豊かになるって、言うけど…。

・ヘミングウェイ、すごい。

・本に乗って、ビバ★越境!


<今回登場する本>

●『積読こそが完全な読書術である』永田希()イースト・プレス(発行) 2020

●『デジタルで読む脳×紙の本で読む脳』メアリアン・ウルフ(著) 大田直子(訳)インターシフト 2020

●『それでも、読書をやめない理由』デヴィッド・L. ユーリン (著),  井上 里 (訳)柏書房 2013

Oct 24, 202333:40
7-2. 「本読む時間ない!」への処方箋? 人気作家に教わる、読まない読書会の楽しみ方。【読書】

7-2. 「本読む時間ない!」への処方箋? 人気作家に教わる、読まない読書会の楽しみ方。【読書】

・読書会って、「読む前」にやっちゃダメ?

・吉田篤弘さん、三浦しをんさん達が、『罪と罰』を「読まない読書会」してみたらしい。

・「読まない読書会」のおもしろルール、ヒント集。(立会人ポジションはオイシイ!)

・作家さんの読み方ってスゴイ!

・ほんのれん流、「伏せて開ける」読書法。

・読まない読書会やってからだと、めちゃめちゃ読めるようになるらしい。

・どんな本で「読まない読書会」したい?


本を読みたい気持ちは山々だけど、落ち着いて読書時間を確保するのがどんどん難しくなってきましたよね。

(これはスマホ社会の大問題!エピソード2-2.も合わせて、ぜひ!)


本を読む時間が取れなく本との距離ができてしまうのはツライ・・・!

そんなわけで、読まないでも読める/読めないけど、読みたくなる方法はないだろうか?を考えてみます。


<今回登場する本>

●『『罪と罰』を読まない』岸本佐知子, 吉田篤弘, 三浦しをん, 吉田浩美(著)/文春文庫 2019

 (エピソード前半、岸本さんのお名前を「さわこさん」と呼んでしまっております。正しくは「さちこさん」です。大変失礼いたしました。)


Oct 20, 202323:08
7-1. 本のチカラって?『歴史を変えた100冊』から考える!世界が動く時、いつだって本があった【読書】

7-1. 本のチカラって?『歴史を変えた100冊』から考える!世界が動く時、いつだって本があった【読書】

読書の秋、到来!

食欲もいいけど読書欲も膨らませたい。こんな季節にこそ、「本」をど真ん中で考えてみようの回です。


「ほんのれん」10月号の問いは、「本の向こうに、何がある?」。


歴史が始まってからこれまで、「書物」こそが「情報」を運ぶ最強の乗り物でありパッケージだった。

本の中に入らないものは無い。

本の歴史をさかのぼれば、宗教の発生も、思想の転換も、表現の変遷も、世界観のどんでん返しも、すべてが見える。


そして本に詰まっている一番キラキラしたものは、きっと私たちの「想像力」だ。


『歴史を変えた100冊の本』と『あるかしら書店』のページをめくりながら、本がどんなふうに人類の歴史と想像力に寄り添ってきたか、思いを馳せます。


・プラトン、紫式部、ダンテ、コペルニクス、ダーウィン、アインシュタイン、毛沢東、J・K・ローリング…。確かに本が歴史を刻んできた!

・例えば料理本だって、歴史を変える一冊になりうる。

・自分で「歴史を変えた100冊」をキュレーションするとしたら?

・「本」で想像力をキックする、そのお手本をヨシタケシンスケさんの絵本に学ぶ。


<今回登場する本のリスト>

●『歴史を変えた100冊の本』スコット・クリスチャンソン、コリン・ソルター(著)藤村奈緒美(訳)/エクスナレッジ 2019

●『あるかしら書店』ヨシタケシンスケ(著)/ポプラ社 2017


(編集部が選んだ「自分の歴史を変えた本」)

・『Dr.スランプ』鳥山明 (著) /集英社 1995

・『風邪の効用』野口晴哉 (著)/筑摩書房2003

・『よいこへの道』おかべりか (著)/福音館書店 1995

・『かもめのジョナサン 完成版』リチャード バック (著), 五木 寛之 (訳)/新潮社 2015

・『すぐそこの遠い場所』クラフト・エヴィング商會 (著), 坂本 真典 (写真)/筑摩書房 2004

・『るきさん』高野 文子 (著)/筑摩書房 1996

Oct 17, 202327:28
6-3. 恋と愛は何が違う? 脳内の神経伝達物質が違うらしい! 科学と哲学で考える、好きと快楽のラビリンス。【好き】

6-3. 恋と愛は何が違う? 脳内の神経伝達物質が違うらしい! 科学と哲学で考える、好きと快楽のラビリンス。【好き】

「好き」な気持ちは、「欲しい」衝動と紙一重。

私たちに「もっと、もっと」と欲しがらせるのは、ドーパミンだった!

脳内の神経伝達物質を覗き込んだら、幸せや快楽にもパターンがあることが見えてきた。


幸せに満ち足りて生きるために、必要なことはなんだろう。


最新科学の知見と、エーリッヒ・フロムの名著『愛するということ』を並べてみながら、愛について、恋について、好きについて考えます。


・脳内では「もっと欲しい!」のドーパミンと、「今、ここにある幸せ」のH&N物質(セロトニンなど)がせめぎ合う

・熱しやすく冷めやすい恋は、ドーパミンの仕業!?

・持続する愛に、必要なことは?

・愛する力は、習練によって身につけるもの。

・愛されるための努力ばっかり、していない?

 

<今回登場する本のリスト>

●『もっと!愛と創造、支配と進歩をもたらすドーパミンの最新脳科学』(ダニエル・Z・リーバーマン(著), マイケル・E・ロング (著), 梅田智世 (訳)/インターシフト(合同出版)/2020)

●『人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた』(横川良明(著)/サンマーク出版/2021)

●『愛するということ』(エーリッヒ・フロム  (著), 鈴木 晶 (訳)/紀伊國屋書店/2020)

●『自由からの逃走 新版』(エーリッヒ・フロム  (著), 日高六郎 (訳)/東京創元社/1952)

●『BODY SHARING 身体の制約なき未来』(玉城 絵美 (著)/大和書房/2022) 

Oct 10, 202342:39
6-2. 「かわいい」の起源は枕草子!推し活時代に考える、「好き」と「数寄」の正体。【好き】

6-2. 「かわいい」の起源は枕草子!推し活時代に考える、「好き」と「数寄」の正体。【好き】

前回に引き続き、「なんで、好きなの?」を考えます。

「好き」や「かわいい」や「カッコいい」と思う気持ちは、どこからやってくるのだろう?


好きの背後には、「数寄」が潜む。

「数寄」を平安時代に先駆していたのが、清少納言だ。

貴族社会の中で「かわいい〜!」を次々に発見しては言語化した『枕草子』から、信長のカブキや利休の侘び茶まで。

日本で育まれてきた「好き」の文化を概観します。


・「好き」の歴史は清少納言『枕草子』に遡る!

・「かわいい」気持ちは、協働して育児する人間社会が生んだ幻想?

・漫画『へうげもの』が描く「美の競い合い」

・西洋美術史も「好き」や「欲しい」を描き続けてきた。


<今回登場する本のリスト>

●『「かわいい」論 』(四方田犬彦 著/筑摩書房/2006)

●『「カッコいい」とは何か』(平野啓一郎 著/講談社/2019)

●『桃尻語訳 枕草子(上)』(橋本治 著/河出書房新社/1998)

●『暴力はどこからきたか ― 人間性の起源を探る』(山極寿一著/NHK出版/2007)

●『へうげもの』(山田芳裕 著/講談社/2005 )

●『欲望の名画』(中野 京子(著)/文藝春秋/2019)

Oct 03, 202330:42
6-1. 「推し」や「推し活」、どうしてこんなに大ブーム?消費者心理が変わってきたんだ。【好き】

6-1. 「推し」や「推し活」、どうしてこんなに大ブーム?消費者心理が変わってきたんだ。【好き】

今回の問いは、「なんで、好きなの?」。

まずは最近よく耳にするようになった「推し」という言葉が気になる。


マンガ『推しの子』のブームも、アニメ主題歌『アイドル』(yoasobi)の躍進も止まらない。

「推し」をもって生きることはますます一般的になってきた。

もとはモーニング娘。のファン間で通じるオタク用語だった「推し」は、AKB48の台頭にともなって広く浸透したらしい。そして今ではもはやライフスタイルの一種として定着しつつある。


この変遷の背後には、コンテンツ消費者が即座に発信者にもなれるSNSプラットフォームの出現があった。

コンテンツ消費はそのまま自己表現にもなり、自分の居場所を持つことにもつながる。


モノ消費の時代から、コト消費、応援消費へ。

社会や経済の変遷と、「推し」ブームのつながりを考えます。


・編集部の推しは、百恵ちゃんと、バーバズーと、霜降り明星の同期ハコ推し。

・「推し」は倫理を支える「神」的存在?「推し」は予定?

・SNSで、消費者が発信者に。消費財は表現財に。

・応援消費は東日本大震災以降、定着してきた。

・推し活で愛情が循環する社会?


<今回登場する本のリスト>

●『推しの子』(赤坂アカ(原作)、横槍メンゴ(作画)/集英社/2020)

●『人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた』(横川良明著/サンマーク出版/2021)

●『推しエコノミー 「仮想一等地」が変えるエンタメの未来』(中山 淳雄 著/日経BP/2021)

●『応援消費 社会を動かす力』(水越康介 著/岩波書店/2022)

Sep 26, 202329:31
5-2. 「争わない」カード、あります。墨子とルール史と生命史に学ぶ、紛争回避の知恵【争い】

5-2. 「争わない」カード、あります。墨子とルール史と生命史に学ぶ、紛争回避の知恵【争い】

前回に引き続き、「争いは、さけられない?」を考えます!

今回は3冊の本から学ぶ、争いと向き合うための思想と手法。


国家間の紛争から、スポーツやビジネスのルール、喧嘩の折り合いの付け方、そして生命の生存競争まで。

争いを避ける方法や、衝突を何かに転じていく方法を、人類も生命も長期にわたって工夫してきた。今こそ、歴史から多様な視点を学んでみたい。


・古代中国の思想家、墨子の「兼愛・非攻」が、今この瞬間に必要だ!

・ルールは作れる。ルールは変えられる。

・「喧嘩両成敗」が、究極のルール!?実は日本特有の法だった。

・生命史では、いつだって「敗者」が生き延びてきた。

 

<今回登場する本のリスト>

●『墨子よみがえる “非戦”への奮闘努力のために』(半藤一利著/平凡社/2021)

●『ルールの世界史』(伊藤毅 著/日本経済新聞出版/2022)

●『喧嘩両成敗の誕生』(清水克行 著/講談社/2006)

●『敗者の生命史38億年』(稲垣栄洋著/PHP研究所/2019)

Sep 19, 202342:20
5-1. 争いや紛争は、なぜ起こる? 解決方法にも「型」があった!【争い】

5-1. 争いや紛争は、なぜ起こる? 解決方法にも「型」があった!【争い】

今回の問いは、「争いは、さけられない?」。

ウクライナや世界各地の紛争情報が絶え間なく耳に入る日々。紛争はできれば避けたいと多くの人が思っているはずなのに、無くならないのはなぜだろう。


『争い入門』と『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』の2冊を手すりにしながら、紛争が起こるメカニズムと、これを解決する型について考えます。


・争いは、「誰かが何かを欲しているのを、誰かが邪魔する」ことから生まれる。

・争いを避ける&解決する型は、交渉、仲介・調整、制裁。外交官がカッコいいんだ!!!

・言語によっても、ものごとの見え方がちょっと変わる。私は、あなたは、どんなレンズで世界を見ている?


<今回登場する本のリスト>

●『争い入門』(ニキー・ウォーカー 著/高月園子 訳/亜紀書房/2023)

●『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』(ガイ・ドイッチャー 著/椋田直子 訳/早川書房/2022)

●『日本語の森を歩いて』(F. ドルヌ, 小林 康夫 著/講談社/2005)

Sep 16, 202334:58
4-2.循環社会って、どんな社会?江戸のウンコ循環から考える、環境と私たちの関係性

4-2.循環社会って、どんな社会?江戸のウンコ循環から考える、環境と私たちの関係性

前回に引き続いての問いは、「環境問題、なにがモンダイ?」。

SDGsや循環型社会の実現って言うけれど、循環する持続可能な暮らしって、いったいどういうものだろう?


今回は『ウンコはどこから来て、どこへ行くのか─人糞地理学ことはじめ』(湯澤規子 著)の本を中心に、江戸の排泄物循環のあり方に学びながら、土や生物の力に思いを馳せます。


・環境問題のピンチは、ビジネスチャンスになりうるか?

・江戸時代、排泄物はどのように循環していた?

・近代以降、土と切り離されてしまった私たち。

・虫かごの中のカタツムリから考える、循環と分断!?


<今回登場する本のリスト>

●『GREEN BUSINESS 環境をよくして稼ぐ、その発想とスキル』吉高まり、 小林光(著)/木楽舎/2021

●『人新世の「資本論」』斎藤 幸平 (著)/集英社/2020

●『ウンコはどこから来て、どこへ行くのか─人糞地理学ことはじめ』湯澤規子(著)/筑摩書房/2020

●『ちきゅうがウンチだらけにならないわけ』松岡たつひで (著, イラスト)/福音館書店/2013

●『排泄物と文明 フンコロガシから有機農業、香水の発明、パンデミックまで』デイビッド ウォルトナー=テーブズ (著),  片岡夏実 (訳)/築地書館/2014

●『約束のネバーランド』出水ぽすか (著), 白井カイウ (原著)/集英社/2016

●『土と内臓 微生物がつくる世界』デイビッド・モントゴメリー (著), アン・ビクレー (著), 片岡 夏実 (翻訳)/築地書館/2016

●『プランタ・サピエンス 知的生命体としての植物』パコ・カルボ (著), ナタリー・ローレンス (著), 山田美明 (訳)/KADOKAWA /2023

Aug 31, 202340:47
4-1. 環境問題、なにがモンダイ?「人新世」に起こる危機とは?

4-1. 環境問題、なにがモンダイ?「人新世」に起こる危機とは?

今回の問いは、「環境問題、なにがモンダイ?」。

最近では夏になるたびに異常気象や「前例のない」天候に悩まされるけれど、「環境問題」や「気候変動危機」って実際、何を意味しているのだろう。


地球大のモンダイだからこそ、なかなか自分とのつながりを想像しづらい「人新世」の現状について、色々な本の見方を借りながら考えてみます。


・生命史から見れば、人類の絶滅は織り込み済み?

・サイボーグと人間が協働して地球を守る未来シナリオ?

・「人新世」の問題点は、スピードにあった!


<今回登場する本のリスト>

●『ヒトという種の未来について生物界の法則が教えてくれること』ロブ・ダン(著), 今西康子 (訳)/白揚社/2023

●『ノヴァセン 〈超知能〉が地球を更新する』ジェームズ・ラヴロック (著), 藤原朝子 (訳), 松島倫明 (訳)/NHK出版/2020

●『世界の天変地異 本当にあった気象現象』マッティン・ヘードベリ (著), ナショナル ジオグラフィック (編集), ヘレンハルメ 美穂 (訳)/日経ナショナルジオグラフィック/2021 

●『アフォーダンス入門 知性はどこに生まれるか』佐々木正人 (著)/講談社/2008

●『図説 人新世 環境破壊と気候変動の人類史』ギスリ・パルソン (著), 長谷川眞理子 (監修), 梅田智世 (訳)/東京書籍/2021 

●『手塚治虫の森』手塚治虫 (著), 手塚プロダクション (著)/山と溪谷社/2021

●『プランタ・サピエンス 知的生命体としての植物』パコ・カルボ (著), ナタリー・ローレンス (著), 山田美明 (訳)/KADOKAWA /2023

●『風の谷のナウシカ』宮崎駿 (著)/徳間書店/1983


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番組中に話題にのぼった、編集工学研究所が実施する、次世代リーダーが集う学びの場、Hyper-Editing Platform [AIDA]は今年も10月から実施します!

今季のテーマは「意識と情報のAIDA」。人工知能時代に、改めて人間や生命、そして情報とは何かを問い直します。ご参加希望はAIDA公式サイト(https://www.eel.co.jp/aida/)で受付中です。


Aug 28, 202343:39
3-2. 「場」の力って、どこからくるの?箱庭療法、セルフビルド、あこがれの建築...。場と私たちの切っても切れないこんなカンケイ。

3-2. 「場」の力って、どこからくるの?箱庭療法、セルフビルド、あこがれの建築...。場と私たちの切っても切れないこんなカンケイ。

「"場"にはどんな力がある?」を考える2回目です!


「場」という字はもともと、神とつながり霊力をもらう祭りの場をあらわしていた。

古代ローマ人が大事にしたラテン語の「ゲニウス・ロキ」という言葉は、その地にいる地霊のこと。場所には場所の守護霊がいると考えられていた。

いまでも聖地に感じる何かや、自分だけの空間への愛着など、場所と私たちの関係性は不思議と深い。


今回は『トポスの知』『セルフビルドの世界』『あこがれの住まいとカタチ』の3冊の「ほんのれん 旬感本」をめぐりながら、「場の力」の正体を探ります。

*「ほんのれん」や「旬感本」については、公式サイトをご覧ください。

 https://honnoren.jp/


<今回登場する本>

メインの3冊(ほんのれん旬感本)

●『新 新装版 トポスの知 〔箱庭療法〕の世界』河合隼雄 ,中村雄二郎(著)/CCCメディアハウス/2017

●『セルフビルドの世界: 家やまちは自分で作る』石山 修武 (著), 中里和人(写真)/筑摩書房/2017

●『あこがれの住まいとカタチ』住総研「あこがれの住まいと暮らし」研究委員会(編)/建築資料研究社/2022

その他に登場する本

●『常用字解』白川静(著)/平凡社/2003

●『カフェから時代は創られる』飯田美樹(著)/クルミド出版/2020

●『スマホ時代の哲学 ー失われた孤独をめぐる冒険』谷川嘉浩(著)/ディスカバー・トゥエンティワン/2022

●『BODY SHARING 身体の制約なき未来』玉城 絵美 (著)/大和書房/2022

●『世界2.0 メタバースの歩き方と創り方』佐藤航陽(著)/幻冬舎/2022


Aug 10, 202350:43
3-1. リアルな「場の力」とバーチャルな「場の力」、どうやって創られる?

3-1. リアルな「場の力」とバーチャルな「場の力」、どうやって創られる?

今回の問いは、「”場”にはどんな力がある?」

オンライン会議やリモートワークも当たり前になった今日このごろ、改めて「場」がもつ力が気になります。


そういえば、かつてフランス革命はカフェやサロンから始まったらしい。

人が集う場は、どのように独自のエネルギーを生むのだろう?

これまで物理的な「場所」が担ってきたことを、これからのデジタルな空間が同じように担えるだろうか?


ほんのれんの旬感本、『カフェから時代は創られる』と『世界2.0 メタバースの歩き方と創り方』の合わせ読みで、リアルとバーチャルの場の力を考えます。


<今回登場する本のリスト>

●『カフェから時代は創られる』飯田美樹(著)/クルミド出版/2020

●『世界2.0 メタバースの歩き方と創り方』佐藤航陽(著)/幻冬舎/2022

●『生物から見た世界』ユクスキュル(著), クリサート(著)/日高敏隆(訳), 羽田節子(訳)/岩波書店/2005

●『リアリティ+ バーチャル世界をめぐる哲学の挑戦』デイヴィッド・J・チャーマーズ(著)/高橋則明(訳)/NHK出版/2023  → (※)ラジオ本編の中では書名を言及していませんが、「シミュレーション仮説」についてはこの本が参考になります!ちなみにこの本ではちゃんと「神という存在」をめぐる議論についても考察しています。

Aug 04, 202344:28
2-3. カラダごとデジタルにつながる未来!? それって、どうなる? (つながる?つながらない?ep3)

2-3. カラダごとデジタルにつながる未来!? それって、どうなる? (つながる?つながらない?ep3)


未来のつながり方って、どうなるの?

デジタル技術の発展で、身体感覚ごと体験共有ができるようになる!?

体験共有テクノロジーの最前線を紹介する本『BODY SHARING 身体の制約なき未来』(玉城 絵美 (著))を手すりに、これからの「つながり」の展開可能性と、それにともなうリスクやワクワクを考えます。



<今回登場した本のリスト>

『BODY SHARING 身体の制約なき未来』玉城 絵美 (著)/大和書房/2022

『生物から見た世界』ユクスキュル, クリサート (著)/日高 敏隆, 羽田 節子(訳)/岩波書店/2005

『共感の正体 つながりを生むのか、苦しみをもたらすのか』山竹伸二  (著)/河出書房新社/2022

『脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか 脳AI融合の最前線』紺野 大地, 池谷 裕二 (著)/講談社/2021

『身体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉』伊藤 亜紗 (著)/文藝春秋/2022 

『プラットフォーム資本主義』ニック・スルネック (著)/大橋 完太郎, 居村 匠 (訳)/人文書院/2022

『スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険 』谷川嘉浩(著)/ディスカバー・トゥエンティワン/2022

Jul 31, 202342:35
2-2. スマホ時代のつながりモンダイ(つながる?つながらない?ep2)

2-2. スマホ時代のつながりモンダイ(つながる?つながらない?ep2)

「つながる?つながらない?」を考えるとき、SNSなどスマホ時代特有の「つながりすぎモンダイ」は無視できない。

民主的な意見の交換場やオープンでフラットな文化醸成の場として期待されたソーシャルメディアは、なぜ中毒や誹謗中傷や「つながりすぎ」の舞台になってしまったのだろう。

そこには私たちの自己認識や社会における「個人」のあり方との深い関連性が潜んでいそうだ。


つながりっぱなしで刺激を受け続けることで、私たちは何を失ってしまっている?

SNSは私たちのどんな本能に訴えかけているの?

デジタルプラットフォームの肥大化の裏には、どんな経済が動いている?


今回も本の視点を借りながら、身近な「つながりモンダイ」を考えます。


<今回紹介した本のリスト>

『スマホ時代の哲学 ー失われた孤独をめぐる冒険』谷川嘉浩(著)/ディスカバー・トゥエンティワン/2022

『ソーシャルメディア・プリズム ーSNSはなぜヒトを過激にするのか?』クリス・ベイル(著)/松井信彦(訳)/2022

『プラットフォーム資本主義』ニック・スルネック(著)/大橋完太郎、居村匠(訳)/人文書院/2022

Jul 13, 202346:01
2-1. 「共感」ってなに?(つながる?つながらない?ep1)

2-1. 「共感」ってなに?(つながる?つながらない?ep1)

人と人の「つながり」を媒介する「共感」って、どんな力?

共感力は大事だけど、共感しすぎは苦しいこともある。『共感の正体』や『草枕』を取り上げながら、「つながり」が私たちにもたらすものを考えます。

つながりたい?つながりたくない??


<今回紹介した本のリスト>

  • 『共感の正体』山竹伸二 (著)/河出書房新社(2022)
  • 『反共感論 社会はいかに判断を誤るか』ポール・ブルーム (著), 高橋洋 (訳)/白揚社(2018)
  • 『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ』ブレイディ みかこ (著)/文藝春秋(2021)
  • 『カリスマ』C・リンドホルム  (著), 森下 伸也  (訳)/筑摩書房(2021)
  • 『草枕・二百十日』夏目 漱石 (著)/KADOKAWA(1968)
Jun 29, 202338:37
【番外編!百考編!】ヨハン・ホイジンガ『ホモ・ルーデンス』共読回

【番外編!百考編!】ヨハン・ホイジンガ『ホモ・ルーデンス』共読回

"遊びは文化よりも古い。「ホモ・ファーベル」(作る人)よりも「ホモ・ルーデンス」(遊ぶ人)が先にある。これがホイジンガの大前提である。"(松岡正剛・千夜千冊772夜)


ほんのれんのリベラルアーツ100選「百考本」から、『ホモ・ルーデンス』(ヨハン・ホイジンガ著)を共読します。

「働く」ことの根底に、「遊び」がある!? 遊びとは、余剰や過剰や逸脱のこと!?

人間文化の本来を見つめ直す古典から、現代の私たちの「働く・生きる」にヒントをもらいます。


編集工学研究所の共読お兄さんこと"はっしー"が、読書メソッドの秘訣も大開陳!

"はっしー"と"はるにゃ"と一緒に、『ホモ・ルーデンス』を共読しませんか?



Jun 02, 202344:32
1-3. 縄文と江戸に学ぶ、生き方と働き方(「働く」ってなんだ?ep3)

1-3. 縄文と江戸に学ぶ、生き方と働き方(「働く」ってなんだ?ep3)

前回に続いて、「働く」ってなんだ?について、本を紹介しながらおしゃべりします。

『縄文人に相談だ』と『江戸商売図絵』の2冊をメインで取り上げながら、縄文時代と江戸時代の生き方や働き方からいろいろなヒントをもらいます。

縄文時代には、お金も「所有」も存在しなかった!「お金のため」が前提でなくなったら、私たちの「働く」はどう変わるだろう?

江戸時代には、「スイカ売り」や「親孝行」など、今では想像もつかないような多様な職業で街が賑わっていた。こんなことまで仕事になる、と気づくと、「働く」に対する思い込みやプレッシャーが軽くなるような気もしてくる。


<今回紹介した本のリスト>

『縄文人に相談だ』望月昭秀 (著)/国書刊行会

『マネーの進化史』ニーアル・ファーガソン (著), 仙名 紀 (訳)/早川書房

『エンデの遺言 根元からお金を問うこと』河邑 厚徳  (著),グループ現代  (著)/講談社

『江戸はネットワーク』田中優子  (著)/平凡社

『江戸商売図絵』三谷 一馬 (著)/中央公論新社

『江戸はアバター』池上英子  (著),田中優子(著)/朝日新聞出版


<リスナーの皆さんへの質問>

「失ってしまったけれど、取り戻したいつながりは?」

→#ほんのれんラジオで呟くか、radio@honnoren.jpまで、メールでお寄せください。


May 29, 202344:39
1-2. 働くことの歴史:古代ギリシアから現代まで(「働く」ってなんだ?ep2)

1-2. 働くことの歴史:古代ギリシアから現代まで(「働く」ってなんだ?ep2)

前回に続いて、「働く」ってなんだ?について、本を見ながらおしゃべりします。

今回は、「働く」の歴史変遷を読み解く。

古代ギリシアからキリスト教世界へ引き継がれて、宗教改革や資本主義の勃興、産業革命を経てグローバルスタンダードへと移り変わってきた西洋の「労働」観。

時代とともに変化した「働くってなんだ?」をひも解くと、現在の私たちが当たり前に感じている「働くモチベーション」や「職場の関係性」などについても、意外な発見がたくさんありました。


May 07, 202339:58
1-1. 「働く」ってなんだ? ep1

1-1. 「働く」ってなんだ? ep1

「働く」って、何をすることだろう?個人にとって、社会にとって、どんな意味をもつことだろう?  初回は『棟梁』『ブルシットジョブ』『働かない』などの本の観点をかりながら、「働く」という言葉の意味をほぐしていきます。 ほんのれんラジオは、毎月の「問い」を設定して、それを考える本をたくさん紹介しながら「ほんのれん」編集部員がおしゃべりする番組です。 「ほんのれん」はオフィスや学校に一畳サイズのミニライブラリーを設置して、そこに毎月の「問い」と5冊の本「旬感本」をお届けするサービスです。(株)編集工学研究所と丸善雄松堂(株)が共同で提供しています。


感想はぜひ、#ほんのれんラジオ で!


Apr 30, 202334:57