
AFTERNOON RADIO「デザインのよみかた」
By デザインのよみかた

AFTERNOON RADIO「デザインのよみかた」May 19, 2021

#078 ファーストフラッシュとブラックレターの話
ゴールデン街のバーで開催したダージリンのファーストフラッシュのお披露目お茶会と、河野三男さんとお会いした食事会、河野さんが執筆されているブラックレターの論考についてなど、いろいろと近況の話をしました。

#077 「日本の美をよむ」のよみかた 後編(ゲスト:今田順さん)
5月6日に胡桃堂喫茶店で開催される読書会「日本の美をよむ 2023」を前にして、前回に引き続き今田順さんをゲストにお迎えした後編。さらにくわしく「日本の美をよむ」について話を続けていくと、さながらリハーサルのような雰囲気になっていきました。

#076 「日本の美をよむ」のよみかた 前編(ゲスト:今田順さん)
5月6日に胡桃堂喫茶店で開催される読書会「日本の美をよむ 2023」を前に、今田順さんをゲストにお迎えしました。今田さんの「日本の哲学は美のまわりにあるのではないか」という仮説のもと、2017年から中村とともに運営をしてきた「日本の美をよむ」についての経緯や意図などを聞いています。

#075 お茶会とChatGPTの話
今回は先日イベントの打ち上げも兼ねて開催したお茶会とChatGPTの話。お茶会の方は、お茶の淹れ方からお茶を飲み続けて達する茶酔いという状態のおもしろさまで。ChatGPTの方は、インターフェイスに委譲するときに起きるクレオール化の観点から話をしました。

#074 遠くて近い90年代文化の話
前回に引き続いて、リアルタイム世代として語らずにはいられないが、それゆえになかなか俯瞰できない90年代文化の話。今思うと不思議な当時の音楽雑誌文化についてや、InstagramにつながるHIROMIXの影響について話をしました。

#073 世代を超えて語る90年代(ゲスト:市川紗希さん)
今回は中村ゼミのゼミ生で金竹賞を受賞した帝京平成大学 人文社会学部 人間文化学科 メディア文化コース3年生の市川紗希さんをゲストにお招きしました。市川さんが制作したZINEの90年代というテーマから、当時の時代背景を振り返りながら『東京ラブストーリー』やフリッパーズ・ギターなど、ノスタルジックな話題で盛り上がりました。

#072 イベントの振り返りと日本的方法の話
2月21日にB&Bで平岩壮悟さんを交えておこなったトークイベント「ヴァージル・アブロー『ダイアローグ』のよみかた」にご来場いただいた皆さま、どうもありがとうございました。今回はイベントの振り返りをしながら、質疑で回答しきれなかった「日本的方法」についての話をしました。

#071 「『ダイアローグ』のよみかた」イベント事前会議(ゲスト:平岩壮悟さん)
今回は平岩壮悟さんをお招きして、2月21日に本屋B&Bで開催されるイベント「ヴァージル・アブロー『ダイアローグ』のよみかた」に向けた事前会議の様子を収録しました。イベント内容の検討や事務的な連絡事項だけでなく、信仰告白や所属表明としての文字についての余談にまで至りました。イベントへのお越しをお待ちしております。

#070 アーキテクトとしての磯崎新の話
今回はたまたま二人が磯崎新の著作を同時に読んでいたことに端を発して、昨年末の訃報以降に考えた磯崎新という存在について話をしました。国内外において建築家の典型となった人のトリックスターとしての領域横断的な活動を振り返っていたら、ゆっくりとアーキテクトというものの原型が浮かび上がってきました。

#069 講評会とグレン・グールド『ゴルトベルク変奏曲』の話
本年最初の収録は、大林も講評者として参加した中村の大学での担当授業「デザイン理論」の最終講評会の話からスタート。題材となるグレン・グールド『ゴルトベルク変奏曲』の解釈について、音楽関係者との対話を経て考えたことを語りました。最後に下北沢のB&Bでおこなわれるイベント「ヴァージル・アブロー『ダイアローグ』のよみかた」の告知があります。

#068 2022年を振り返った話
2022年最後の収録となる今回は、今年公開したポッドキャストの収録回を振り返ってみました。どうやら「ファッションとモダニズム」あたりからブーストがかかり、今世紀のモダニズム観が明快になったような気がます。本年もご視聴いただき、ありがとうございました。

#067 イベントとタイプビートとプリセットの話
平岩さんのゲスト回を終えて、改めてヴァージル・アブロー関連のイベントをやりたいという話で盛り上がりました。その他、ジェネリックな文化土壌であるヒップホップのタイプビートやシンセサイザーやソフトウェアのプリセットについても話しました。

#066 『ダイアローグ』翻訳者と語るヴァージル・アブロー 後編(ゲスト:平岩壮悟さん)
前回に引き続き、ヴァージル・アブロー『ダイアローグ』の翻訳者である平岩壮悟さんをゲストにお迎えして、ポストコロニアル時代のモダニズムを再考しながら、本邦初公開であろうヴァージルの貴重なエピソードの数々を聞かせていただきました。

#065 『ダイアローグ』翻訳者と語るヴァージル・アブロー 前編(ゲスト:平岩壮悟さん)
今回はヴァージル・アブロー『ダイアローグ』の翻訳者である平岩壮悟さんをゲストにお招きしました。平岩さんの考える『ダイアローグ』の読みどころや、ヴァージルの人物像やその革新性について、いろいろとお話を聞かせていただきました。

#064「デザイン温故知新」の話 後編
今回も引き続き、中村が担当するオンライン学習サービスSchooでの連続講義「デザイン温故知新 ~ 過去から現在、未来へ繋がるヒントを探る」の話題。オープンソース、デフォルト、典型、モダニズムといったキーワードから、本講義の意図について話をしました。

#063「デザイン温故知新」の話 前編
今回は中村が担当するオンライン学習サービスSchooでの連続講義「デザイン温故知新 ~ 過去から現在、未来へ繋がるヒントを探る」の話題。本講義のポイントとなる参照可能な「典型」から再解釈するモダンデザインから話を広げていきました。

#062 「イメージ・メイキングを分解する」展について 後編(ゲスト:多田かおりさん)
今回も引き続き、東京都写真美術館で10月10日まで開催中の「イメージ・メイキングを分解する」展のキュレーターで学芸員の多田かおりさんをゲストにお招きして、本展示の意図やイメージの不可思議さ、企画段階でのイメージ・メイキングについて話をしました。

#061 「イメージ・メイキングを分解する」展について 前編(ゲスト:多田かおりさん)
今回は東京都写真美術館で開催中の「イメージ・メイキングを分解する」展のキュレーターで学芸員の多田かおりさんをゲストにお招きししました。本展示について、企画・編集という立場でお手伝いした大林と、当日鑑賞してきた中村が、それぞれの立場から話を聞いています。

#060 ヴァージル・アブローとデザインのジェネリック性
前回のヴァージル・アブロー『ダイアローグ』の読み解きの続き。ヴァージルが繰り返し参照して言及していたモダンデザインのジェネリック性についての話題。最終的に、音楽理論のバークリーメソッドにも通じる解析可能で再現可能なモダンデザインは、文明と文化で区分するとうまく整理できるんじゃないか?という話になりました。

#059 デザイン名著をよみとく:ヴァージル・アブロー『ダイアローグ』
今回は久しぶりの「デザイン名著をよみとく」シリーズとして、ヴァージル・アブローの『ダイアローグ』を取り上げました。「リサーチ」「リファレンス」「アーカイブ」、またヴァージルの造語である「ピュリスト/ツーリスト」といったキーワードから、デザイナーとしての彼のおもしろさを探ってみました。

#058 ファッションとモダニズムの話 後編
前回に続き「ファッションとモダニズム」をテーマに、大林のファッションについての持論、肉体と服のどちらが身体のインターフェイスなのか?という話題からスタートして、個体と呼ばれる古着とNFTの親和性、50年代と80年代の参照関係などの話をしました。

#057 ファッションとモダニズムの話 前編
今回は『サラリーマンはなぜサーフボードを抱えるのか?』と『AMETORA(アメトラ)ー 日本がアメリカンスタイルを救った物語』の二冊をリファレンスにしたトーク。前編ではそれぞれの書籍について紹介しながら、メンズファッションからシェーカー家具にまで共通する文化的な構造について話をしました。

#056 エクリのリニューアルのよみかた 実践編(ゲスト:神村誠さん)
前回に続いてデザイナーの神村誠さんをゲストに、デザイン思想メディア「ÉKRITS / エクリ」(ekrits.jp)のリニューアルの話をしました。後半は「実践編」として、今回のリニューアルのコンセプトである「フェティッシュとしての機能主義」を、どう解釈して「読むことのアップデート」を実現していったのか聞きました。

#055 エクリのリニューアルのよみかた 歴史編(ゲスト:神村誠さん)
デザイナーの神村誠さんをゲストに迎え、大林と共にプロジェクトを進めてきたデザイン思想メディア「ÉKRITS / エクリ」(ekrits.jp)のリニューアルについて話をしました。前半は「歴史編」と題して、デザインの意図をより深く理解していただくために、これまでのエクリの歩みを振り返っています。

#054 WWEとAEWとCMパンクとMJFの話 後編
前回から続いて延長戦となった「プロレスのよみかた」。今回はいよいよMJFの話。YouTube以降の情報環境で育った彼が、どんなイデオロギーを持ち、AEWという団体でどんな苦悩を抱えていたのか。WWE時代のCMパンクと重ね合わせながら解説してみました。

#053 WWEとAEWとCMパンクとMJFの話 前編
今回はデザインからすこし離れて、MJFというレスラーが起こしたイノベーションの話題。前編はMJFの話の導入として、アメリカのプロレス団体の成り立ちやマーケティング、MJFの抗争相手だったCMパンクというレスラーについて話をしていたら、時間切れドローになってしまいました。

#052 エクリのリニューアルのモードとムード
大林の運営するデザイン思想メディア「ÉKRITS / エクリ」(https://ekrits.jp/)のリニューアルを受けて、そのコンセプトやプロセスについて話をしました。その結果、骨董屋のようなメディアの性格が浮かび上がることになりました。

#051 アーミン・ホフマン展とモダニズムの射程
河野三男さんと三人で訪れたアーミン・ホフマン展の話題から、河井寛次郎や北大路魯山人の考察、デザインだけではなくイメージ学といった領域でも変わってきているモダニズムの射程へと話が発展していきました。

#050 2000年前後のモダンデザインリバイバル再考
室賀清徳さんをゲストにお迎えした前回と前々回を振り返りながら、自分たちの置かれた当時の状況から見た2000年前後のモダンデザインリバイバルと、現在までの咀嚼の約20年間について話をしました。後半では、今回で50回を迎えるこのポッドキャストのカバー画像についても検討しました。

#049 変わりゆくデザインの意味(ゲスト:室賀清徳さん)
今回も引き続きグラフィック社の室賀清徳さんをゲストにお招きして、『アイデア』誌の編集長をされていた2000年代から現在まで、どうデザインという言葉の意味が変わってきたのか、当時のさまざまなエピソードとともに話を聞かせていただきました。

#048 グラフィックデザインと人文知(ゲスト:室賀清徳さん)
今回はゲストに編集者の室賀清徳さんをお迎えして、編集を担当された新刊『グラフィックデザイン・ブックガイド』で狙ったこと、長く編集長をされていた雑誌『アイデア』のときの問題意識など、貴重な話を聞かせていただきました。

#047 新学期に考えるこれからの話
新学期がはじめる時期に、改めてこれから「デザインのよみかた」でやりたいことを話し合ってみました。いろんな企画が出てきましたので、「それいいね!」とか「こんなのどう?」といったご意見・ご感想もお待ちしております。

#046 「よみかた」のデザイン
「はなれより。」へのゲスト出演もあって、久しぶりに感じられる二人での収録。中村が改めて『グラフィックデザイン・ブックガイド』を読み解いていたら、最終的にあらゆる本をデザイン書として読む「よみかた」の話になりました。

#045 『コ・デザイン』に通底する思想(ゲスト:上平崇仁さん)
前回に引き続き、上平崇仁さんをゲストに迎えて、これまでの活動から著作の『コ・デザイン』までに通底する思想、上平さんがリアリティを感じるデザインの現場のこと、デザイン教育での取り組みについてお話を聞きました。

#044 『グラフィックデザイン・ブックガイド』について(ゲスト:上平崇仁さん)
今回は『グラフィックデザイン・ブックガイド』の共著者である上平崇仁さんをゲストに迎え、執筆の裏話や大林との役割分担、この本のコンセプトである「グラフィックデザインの現代的なアップデート」の展望などを話しました。

#043 不遇の時代と読書会と新刊の話
「はなれより。」の関口さんと吉竹さんをゲストにお招きした回で盛り上がった不遇の時代を振り返りつつ、中村が登壇した広島のミナガルデンでの読書会と、大林が執筆陣の一人として寄稿した新刊『グラフィックデザイン・ブックガイド』について話しました。

#042 デザインの初期衝動、その後 後編(ゲスト:関口裕さん+吉竹遼さん)
前回に引き続き吉竹遼さんと関口裕さんをゲストに迎え、東美祭2021のトークイベントで「デザインの初期衝動」を話した4人で、学生から社会人になってからの意識の変化、デザインとの向き合い方などを話しました。

#041 デザインの初期衝動、その後 前編(ゲスト:関口裕さん+吉竹遼さん)
先日「デザインのよみかた」のWebサイトで「デザインの初期衝動」というトークイベントの文字起こしテキストを公開しました。今回の収録は、そのイベントの参加メンバーである関口裕さんと吉竹遼さんをお招きして、デザインの仕事を始めるまでを話しました。

#040 空間と時間における設計の違いの話
改めて卒業制作について振り返りつつ、オフィスの引越しもあったので、「場づくり」というキーワードで空間と時間における設計の違いについて話しました。建築家の柄沢祐輔さんの話、2月23日に開催される読書会のお知らせもあります。

#039 ゼミ生と語るお菓子とデザイナー像の話(ゲスト:喜多くるみさん+中村汐里さん)
前回に引き続き、大林が東洋美術学校で受け持っているゼミ生の二人がゲスト。前半は、卒制の雰囲気を決定付けたお菓子の話。後半では、ゼミ生二人に学生時代を通じてデザイナー像やデザイン観がどう変わっていったのかを聞いてみました。

#038 ゼミ生と語る卒業制作の話(ゲスト:喜多くるみさん+中村汐里さん)

#037 多摩美講義と柳宗理の話
今回のネタは、大林が登壇したTama Design Universityの講義と、中村が執筆したDesigningの記事。汚ない鍋について、柳宗理ブームの謎、プロセスとしてのポッドキャスト、モダンデザインがリバイバルするときの多様さなどについて話をしました。

#036 ポッドキャスト健康法とメディア受容の世代差の話
2022年最初のポッドキャストの収録は、「デザインのよみかた」をプロジェクトとして始動させた去年の振り返りからスタート。特別顧問の河野三男さんも参加して三人でおこなった忘年会で出た「おおやけ性」の話、正月に実家で感じた世代差によるメディア受容の違いの話などをしました。

#035 ワーマンとシロクマ本とハードコアIAグループの話
前回ゲストの大橋さんの話を振り返りながら、その補足として、情報設計の分野であるインフォメーションアーキテクチャ(IA)の起源について、またIAの始祖とされるリチャード・ソール・ワーマンと通称シロクマ本『Web情報アーキテクチャ』の軋轢、地下シンジケート「ハードコアIA」グループの話などをしました。

#034 デジタルミュージアムとメディオロジー(ゲスト:大橋正司さん)
前回に引き続き、デジタル庁のデザイナーユニットに所属されているサイフォン合同会社代表の大橋正司さんをゲストにお招きして、会社で取り組まれているGLAMのあり方、artscapeのデジタルアーカイブスタディの記事、レジス・ドゥブレのメディオロジーの話などをお聞きしました。

#033 デジタル庁のインフォメーションアーキテクチャ(ゲスト:大橋正司さん)
今回はデジタル庁のデザイナーユニットに所属されているサイフォン合同会社代表の大橋正司さんをゲストにお招きしました。デジタル庁での仕事内容や、大橋さんの所属されているデジタルアーカイブ学会の問題意識とどのような共通点があるのかなど、いろいろお聞きしました。

#032 アンビエントと民藝とヴァージル・アブローの話
前回ゲストに来ていただいた今田順さんの話を振り返りながら、アンビエントの解釈について。それからデザイン読書補講『わかりやすい民藝』と「Tama Design University」での講義のお知らせ、訃報のあったヴァージル・アブローの魅力について語りました。

#031 場のデザインとブライアン・イーノ(ゲスト:今田順さん)
引き続き地域価値共創センターの今田順さんをゲストにお迎えした後編。今田さんによるカフェを題材にした授業、伝説の講評会、お好み焼きのリテラシー、クルミド出版の本、ブライアン・イーノの言葉についてなど、いろんなお話をしました。

#030 平和都市での官民連携の場づくり(ゲスト:今田順さん)
今回ゲストにお迎えしたのは、広島の地域価値共創センターでディレクターをされている今田順さん。官民連携でどんなまちづくりをされているのかから、前職の国分寺にあるクルミドコーヒーのクルミド出版の仕事まで、いろいろとお聞きしました。

#029 本と編集とスタンダードの話
前回ゲストの有地和毅さんとのトークを振り返りながら、本の話を広げていきました。われわれ二人の本のよみかた、文脈を編集すること、その時代性、スタンダードというものは事後的につくられるんじゃないか、といった話をしています。

#028 最近おすすめの4冊と本の使い方について(ゲスト:有地和毅さん)
有地さんゲスト回の後半では、事前にお願いしていた「広義のデザイン本」を4冊おすすめしていただきました。収集と観察、解釈と編集、憑依とキーワード、読書とサンプリング、SFプロトタイピングとジャンル文学など、さまざまな本の使い方をお聞きしました。

#027 本が糸を引く場所のデザイン(ゲスト:有地和毅さん)
今回はブックディレクターの有地和毅さんをゲストにお招きして、「よみかたのデザイン」をテーマに話をしました。本の粘性とは?環境の可読性を高めるためのコードとは?コミュニケーションが生まれるような本棚にするために、普段どのような工夫をされているのか、いろいろとお聞きしています。

#026 働き方のデザインとホラー映画と対話型鑑賞会の話
前回の石塚さんをゲストにお迎えした回を振り返りながら、働き方のデザインのことを話したり、最近大林がハマっているホラー映画の見方、先日中村が参加した対話型鑑賞会、芸術新潮の最新号の民藝特集を読んだ感想などについて、フリートークをしました。

#025 生活の中に生態系をつくり実存を楽しむ(ゲスト:石塚集さん)
前回に引き続き、ゲストに石塚集さんをお招きして、最近興味を持たれている詩や新しいオフィス、アクアポニックスなどについてお聞きしました。これまで石塚さんがされてきたさまざまな仕事が、どのようにデザインへとつながっているのかが、段々と見えてきます。

#024 無意識に経験しているものの感覚をつかむ(ゲスト:石塚集さん)
デザインや編集などさまざまな仕事に携わりながら、東洋美術学校で「エクスペリエンスデザイン」の授業を受け持たれている石塚集さんをゲストにお招きして、デザイン教育の話をうかがいしました。無意識に経験していることを意識化し、自分が楽しいと思えるものへと誘い出す、創意工夫に富んだ授業内容についてお聞きしています。

#023 講義再考:「デザインのよみかた〈再読〉」後編
イベント「デザインのよみかた〈再読〉」の振り返りの後編ですが、今回はさらにその先のデザインについて考えていくために、デザインビジネスマガジン"Designing"にアップされたばかりの谷崎潤一郎『陰翳礼讃』に触れつつ、社会的存在意義を問われる人新世の企業経営がデザインに与える影響について話をしました。

#022 講義再考:「デザインのよみかた〈再読〉」前編
2019年3月12日に六本木の文喫で開催したイベント「デザインのよみかた〈再読〉」の振り返り。この回はテキストが文字起こしされておらず、Webサイトにイベントの写真とグラフィックレコーディングが掲載されているだけなので、われわれもそれを見て思い出しながらのトークになりました。

#021 講義テキスト再読:「これからのデザインを一緒にデザインしよう」後編
Webサイトに掲載された講義テキストの再読シリーズ第四弾「これからのデザインを一緒にデザインしよう」の後編。今回は三年前の講義で挙げたテーマ「人類学」「禅」「現代思想」「民藝」について、それぞれのその後を振り返ってみたんですが、意外と各方面での活動で実を結んでいました。

#020 講義テキスト再読:「これからのデザインを一緒にデザインしよう」前編
Webサイトに掲載された講義テキストの再読シリーズ第四弾「これからのデザインを一緒にデザインしよう」の前編。この講義のテーマに沿って、日本におけるモダニズム運動とも言える「民藝」と、相互依存の関係から存在するものをその存在のままに再認識させる「レンマ」のポテンシャルについて語りました。

#019 デザイン名著をよみとく:高安啓介『近代デザインの美学』
オンラインイベントとして公開収録された「デザイン名著をよみとく」シリーズの第四弾は、高安啓介さんの『近代デザインの美学』をピックアップ。最初にこの本の近代デザイン史観をおさらいして、美学の観点から読み直しながら、なぜ近代デザインを美学として書く必要があったのかを考えていきました。

#018 公開収録直前ブレスト会議
2021年8月29日(日)16時から開催するオンラインイベント"SUNDAY AFTERNOON RADIO「デザインのよみかた」Vol.1"に向けた直前のブレスト会議。当日読み解く『近代デザインの美学』は結構なボリュームで、構成を決めるのに一苦労しました。これを聞いて興味を持たれた方は、ぜひイベントにもご参加ください。

#017 講義テキスト再読:「デザインで重要なのはセンスかロジックか」後編
Webサイトにある講義テキスト再読シリーズ第三弾「デザインで重要なのはセンスかロジックか」の後編。ロジハラ体質の人が使うことの多いロジックは何かという話から、論証性と創造性の関係、帰納法で考えられがちな教育過程まで、Clubhouseに乗り遅れてポッドキャストを始めた二人が、可能な限りロジカルに解説します。

#016 講義テキスト再読:「デザインで重要なのはセンスかロジックか」前編
「デザインのよみかた」のWebサイトに掲載されている講義テキストの再読シリーズ第三弾「デザインで重要なのはセンスかロジックか」前編。デザインにはセンスとロジックのどちらも必要なのですが、今回はとくにロジカルシンキングの源流と思われるヤッピー文化を深く掘り下げてみました。

#015 講義テキスト再読:「いいデザインとはなにか」後編
前回に引き続いて、講義テキストの再読シリーズ第二回。「いいデザイン」として定着したモダンデザインは、どのように啓蒙されてきたのか。それを牽引した建築史を中心に振り返ってみました。最後にオンラインイベントのお知らせもあります。

#014 講義テキスト再読:「いいデザインとはなにか」前編
「デザインのよみかた」のWebサイトに掲載されている講義テキストの再読シリーズ第二回は「いいデザインとはなにか」をピックアップ。20世紀のモダンデザイン史の様相を時代背景と重ねながら、モダニズムという運動がどんなものだったのかを振り返ってみました。

#013 第一回 デザイン年表改訂会議
われわれが三年前に作成したデザイン年表を見直す企画会議。果たして改善の方向性とそれぞれの役割は見つかるのでしょうか。デザイン年表は「デザインのよみかた」のWebサイトでダウンロードできますので、ぜひそれを眺めながら聞いてみてください。

#012 最近教えていること 後編
前回に引き続き、最近教えていることのハイライトを紹介。自然のコスモスに委ねるオブジェクト指向と、意味のカテゴリから条件で捉えるタスク指向について、マックス・ビルや鈴木大拙を引いたり、スパイスハーブティーの余談をしながら考えてみました。

#011 最近教えていること 前編
このプロジェクトの特別顧問に就任した河野三男さんも交えたロビン・キンロス『モダン・タイポグラフィ』の座談会のテキストを先日公開しました。今回はその座談会の紹介と、それぞれが「最近教えていること」のハイライトを話しました。

#010 講義テキスト再読:「デザインという言葉を整理しよう」後編
「デザインのよみかた」のWebサイトに掲載された講義テキストの再読シリーズ第一弾「デザインという言葉を整理しよう」の後編。結論部分の「これからのデザインに必要な世界観」について、アクターネットワークセオリーに関する議論を踏まえながら振り返りました。

#009 講義テキスト再読:「デザインという言葉を整理しよう」前編
「デザインのよみかた」のWebサイトに掲載されている講義テキストの再読シリーズ。第一回は「デザインという言葉を整理しよう」をもう一度読みながら、講義の準備段階でどんなことを考えていたのか、今講義を振り返ってどう思うかなどを語り合いました。

#008 「デザインのよみかた」の歩き方
2021年6月9日にローンチした「デザインのよみかた」のWebサイトを楽しんでもらうための歩き方。設計やデザインの意図、コンテンツの紹介、ポッドキャストのカバーアートの制作秘話などをお話していきます。ご意見・ご感想もお待ちしております。

#007 デザイン授業プログラムの検証
中村が東洋美術学校コミュニケーションデザイン専攻で作成して、段階的に実施された授業プログラム。そのカリキュラムを通ってきた生徒たちを受け持ち、著しいリテラシーと学習意欲の向上を感じた大林が、くわしくその経緯や意図などを聞いていきます。

#006 デザイン名著をよみとく:トーマス・トウェイツ『ゼロからトースターを作ってみた結果』
2009年当時にRCAの学生だったトーマス・トウェイツがおこなった卒業制作「トースター・プロジェクト」をまとめた著書から、ゼロイチ神話や工業生態系のサステナビリティを読み解きつつ、前回に引き続き卒業制作の意義について考えていきます。

#005 卒業制作展を終えて(ゲスト 嶋田幸乃さん)
このPodcastで初めてのゲストが登場。2021年2月5日から10日に開催された東洋美術学校の卒業制作展で最優秀賞を受賞した嶋田幸乃さんをお招きして、出展作品の「Colere」について話を聞きながら、改めて卒業制作とは何なのかを考えていきます。

#004 デザイン名著をよみとく:ロビン・キンロス『モダン・タイポグラフィ』
17世紀の啓蒙主義をモダンの起源としてタイポグラフィ史を編纂したロビン・キンロスの『モダン・タイポグラフィ』が2020年11月に翻訳されて出版されました。様式だけではなく文明の発展という観点からモダニティを捉え直した著書を読み解いていきます。

#003 東美祭を終えて、デザインの初期衝動
オンラインで開催された東洋美術学校の「東美祭」に出演した後日談。当日話したデザインとの出会い、そのときの初期衝動について、振り返りつつ話します。その頃から変わらないこと、変わったことなどについて語ります。

#002 デザイン名著をよみとく:カール・ゲルストナー『デザイニング・プログラム』
長らく日本語訳が絶版になっていたカール・ゲルストナー『デザイニング・プログラム』が2020年10月に新訳で出版されました。内容と造形の統合の解をプログラムとしてデザインしようとした名著を、マラルメ『骰子一擲』や原広司『空間〈機能から様相へ〉』などを参照しながら読み解きます。

#001 「デザインのよみかた」について
これまで「デザインのよみかた」という講義を何度かしてきたのですが、この度プロジェクトとしてWebサイトをつくりました。それに合わせて、このポッドキャスト「AFTERNOON RADIO デザインのよみかた」を開始。初回は二人の馴れ初めから、プロジェクトの発端までを振り返ります。